3 日 目  ノ ン カ ー  イ

 



ノンカーイへ
 この日は朝からノンカーイに移動するが、朝食抜きプランで泊まっている。それで、まず朝食のためにルーイの中心部へと向かった。中心部のロータリーにある噴水からは水が出ていた。

 下左  ホテルを出発するまでの時間がないし、食堂もあまり見かけない街なので、たまたま見かけた食堂に入ってみることにした。

 下右  食堂の中。

 
 ぶっかけ飯にすることにして、選んだのは、何かわからないが魚と、これまたわからないがきのこの煮物。

 下左  テーブル上には飲用の水が置いてあった。

 下右  最初は気づかなかったのだが、店の中に置いてあった赤い箱から氷を出している人がいたので、これが氷箱だと判明。遅れたけど、水に氷を入れた。
 
 警察署の外側にあった看板。二輪車のヘルメット着用100%をめざす看板。逆に言えばヘルメット着用がなかなかいきわたらないのだろう。

 ホテルに戻ったあと、チェックアウト。バスターミナルまでトゥクトゥクを利用しようと思ったけれども、ホテルの前にはおらず、その後もすぐには見つからず、道のりの3分の1くらい歩いたので、もう最後まで歩いた。

 下左  バスターミナル内のウドンターニ行きの切符売場。

 下右  乗車したバス。
 
 
 
 上  10時発のウドンターニ行きの切符。91バーツ(約350円)。

 ルーイからノンカーイへ移動するには、ウドンターニで乗り継ぐ方法以外に、直通のバスもわずかだがあり、所要時間は同じくらいなのだが、ガイドブックで乗り心地が悪いと書いてあったので避けた。このバスは、翌日シーチェンマイに行くときに乗車して、なるほどとわかった。

 左  ウドンターニへは4時間弱かかったが、途中、どこかの街のターミナルで停車したとくに物売りが乗車してきた。
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  すでに昼食時間も過ぎていたので、カオニャオを固めて焼いたものを買っていただいた。10バーツ(約40円)。

 下左  14時前にウドンターニに到着。ウドンターニには、市街地の中心にある長距離ターミナル、少し郊外にある新ターミナル、近郊路線を扱うラーンシーナ市場ターミナルと3つのバスターミナルがある。中心の長距離ターミナルか郊外の新ターミナルのどちらにバスが入るか、よく注意していたが、新バスターミナルに到着だった。

 下右  一方、ウドンターニからノンカーイへのバンは街の中心から出ているので、街の中心部へ向かうソンテウに乗車。バンの乗場近くまで25分ほどソンテウに乗り、さらにそこから歩いて10分ほどかかりそうだ。
 ソンテウに乗車するとき、ドライバーにノンカーイ行きのバン乗場の近くで下ろすように頼んだ。そこで下りた後、500m、10分ほど歩く予定だったのだ。

 ところが10分ほど乗車して、突然、下車するように言われてびっくりした。ラーンシーナ市場ターミナルのはずれだった。きっと間違いだと思って、大声でノンカーイと言ったら、他の客もここで下りろっていうので、10バーツ払って下車。
 ソンテウを下ろされた目の前がノンカーイ行きのバンの乗場だった。切符を買い、5分ほど待つと、バンがやってきた。

 ノンカーイ行きのバンは街の中心にある乗場を出発すると、ラーンシーナ市場ターミナルで停車して客を乗せるのだ。ガイドブックに書いてなかったので、とまどったが、1時間ほど短時間で行けることになりよかった。

 下左  乗車したバン。

 下右  バンの中。途中から乗車だったが、席が空いてい着席。50バーツ(約190円)。
 15時すぎにノンカーイのバスターミナルに到着。ノンカーイの市街地に入ったあと、いったんバスターミナルとは逆の鉄道駅の方向に向い、ちょっと心配になったのだが、鉄道駅の方面に向う客を下ろした後、バスターミナルに着いた。(翌日気づいたが、鉄道駅方面で下車する客がいないときは、直接バスターミナルに向うようだ。)

 翌日はシーチェンマイに向うし、翌々日にはウドンターニに戻るので、バスやバンの乗場を確かめておいてからホテルに向った。
ワット・ケーク
  バスターミナルからはノンカーイのメインストリートと言えるプラチャック通りを西に歩いた。メコン川と並行した道路が、遊歩道は別にして、川沿いの道路、ミーチャイ通り、プラッチャック通り、国道とあるが、川側から3本目の道路だ。

 ホテルに向う途中には、朝食に利用できそうな店も何軒かあったのでチェックしながら歩いた。ホテルはプラチャック通りに交差する小道を国道側に少し歩いたところにあったので、ちょっと行き過ぎてしまったが、15分ほどで到着した。
 
 泊まったのは「ホワイト・イン」で、清潔で広く、地方都市であるので安く、申し分なかった。

 30分ほど休憩したあと、ワット・ケークに向うことにした。翌日行くつもりだったが、移動時間が思いがけず短くすんだので、この日に行ってしまおう。

 下左  ラッキーなことにホテルの前にトゥクトゥクがいた。往復150バーツだが、片道だと100バーツと割高になるが、4km弱なので、街の様子を見るために復路は歩くことにした。
 
 上右  国道を東へ進む。暑いいので歩く人はいないので、やっぱり往復にしたほうがよかったかなとか思う。

 左  15分ほどでワット・ケークの入口に到着。タイ人観光客がたくさんやってきていて、ローカルな観光地になっている。

 ここからメコン川を隔てたラオス側にはブッダパークがある。どちらもプンルアという僧侶がつくった、独特な像がたくさん置かれている。初めにブッダパークが作られたが、プンルアはタイに亡命し、タイ側にも似た施設が作られたわけだ。ブッダパークは2012年にラオスのビエンチャンへ行ったときに訪問した。そのときの印象が強かったので、そのときからワット・ケークも必ず訪問しようと思っていたのが、かなったわけだ。
 
 
 上左  へびが渦巻き型にとぐろを巻いていて、頭の部分はたくさん分れている。へびの頭の下に仏像があるナーガ像。

 上右  4面仏になっているのだが、頭の部分の装飾が骸骨や顔になっているのが気味悪い。

 左  土管のような短いトンネルがあるが、入口は怪物の口のようになっている。腰をかがめて、トンネルを通って中に入ると広場があり、彫刻がいろいろ置かれていた。
 
 なぜか仏像とは何の関係もなさそうなものもあった。これは人の一生を現したものだろうか。

 下左  顔が何面もあって、手も無数に出ている。仏像の下には、支えている人間がいる。

 下右  猿の顔つきをして、象の長い鼻をもつ仏像がねずみの上にのっている。
 
 
 
. 上左  十本の手には、それぞれ違う種類の武器が握られている。そして歩いているかのような仏像だ。

 上右  本堂らしき建物。その前にはモスクによく設けれているミナレットのような尖った塔がたっている。

 左  本堂の中にて。この方が、こことブッダパークの創始者であるブンルア師なのだろうか。

 
メコンの夕陽を見たあと夕食
 ワット・ケークには40分ほど滞在し、くまなく見て回った。退出後は、歩いてメコン川沿いに向った。1時間ほどかかって、メコン川沿いに設けられた遊歩道にまで歩けた。途中は特に気になるものもない普通の田舎街の散策だった。

 メコン川沿いに出ると、夕陽がきれいであった。メコンに沈む夕陽は、ラオス側のビエンチャンでタイ側のシーチェンマイに沈む夕陽を見ている。メコン川が蛇行して流れているため、ノンカーイの付近では、ラオス側に沈む夕陽を見られる。
 
 遊歩道は思っていたよりも幅が広く、30mくらいあり、広場のようになっていた。この幅のままで500mほどの区間が遊歩道になっていた。

 遊歩道に沿ったレストランに入ろうかと思っていたのだが、これといった店がなかったので、19時前にいったんホテルに戻った。1時間ほど休憩してからあらためて夕食に出かけた。
 
 
 上左  ホテルから5分ほどのところにガイドブックに掲載されている「ディーディー」があり、行ってみることにした。

 かなりにぎわっていて席を探すのに苦労するくらい客が多かった。外国人もいたが、基本は地元民向けの店のようだ。

 上右  シンハバールでのどを潤す。ビールも比較的安い。

 左  ソーセージの焼物。

 英語と写真入りメニューがあり、前日のルーイの食堂がうそのように簡単に注文ができる。ただ、イサーン料理がほとんどないのが難点だ。本当はイサーンソーセージを食べたかったのだが、こちらも美味しかった。
 
 バミー・ヨック。緑の麺だ。メニューが写真入りだったから、この料理を選ぶことができた。

 以前、鍋物を食べたときに、具のひとつとしてこの麺を食べたことがある。そのときもこの写真と同じような感じで運ばれてきた。ただ、鍋の具のときは、何も味がついていない状態だったが、今回はそこそこスパイシーな味がついていた。
 
 カイヤッサイ。タイ風のオムレツだ。具が満載で、四角く整えられているのが特徴か。

 下左  中身は、豚肉ミンチ、にんじん、たまねぎ、グリーンピース、じゃがいもなどで、ナンプラーで味付けされている。

 これだけで300バーツほどだった。安い割に量、味とも申し分ない。

 下右  この店の斜め向かいあたりから西へと屋台街が続いていた。翌日は屋台で夕食をとろうと思った。
 

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