part2 - 1日目   

 今回も、台湾へのアクセスは日本アジア航空。機内食も1ヶ月違いでは変化なし。前回は牛肉をチョイスしたので、今回はチキンにした。ご飯の分量が多く、昼食として申し分なかった。

 中正空港に到着後、入国検査、税関、両替をほぼ先頭で通過。国光客運の空港バスで台北車站に向かった。車内で一眠りしたら、もう台北車站。

 今回は城美大飯店に宿泊する。10分ほどで到着。すぐに部屋に入り、少し休憩。前回宿泊した華華大飯店より安いのだが、値段の差以上に、部屋の差があった。どちらが良いか判断に迷う。(部屋の面積は2倍以上違った。しかし、心配していた窓なしではなかった。困ったのは、冷蔵庫に前の利用者の飲みかけのペットボトルが入ったままだったこと。これは翌日、捨てておいたら、新品のミネラルウォーターのペットボトルが入っていた。)

 台北の町の特徴は、各建物の1階部分が歩道になっていて、ほとんど雨にぬれないで歩けること。ただし、各建物ごとに床の高さが違うために、歩道部分の高さも違っていて、建物ごとに段差があること。

 今回、最初に訪問しようとしたのは、国軍歴史文物館。玄関まで行ったのだが、残念ながら休館中。8月14日までずっと休館で、その後は、抗戦勝利60周年紀念特展がはじまるらしい。玄関横の題字は蒋介石の筆によるもので、その下には孫文の詩が刻まれていた。

 続いて、植物園へ。植物園という名がついているが、森林公園のような感じである。草木より大きな木がメインになっている。台北市街の中心部にある緑のエリアである。

 植物園に隣接して国立歴史博物館がある。歴史博物館を名乗っているが、展示品は歴史的な芸術品が中心。常設展も芸術品を時代順に並べているという感じ。特別展としては、敦煌の展示をしていた。期間がすでに終わっているのに、どいうわけかまだ展示をやっていたのだが、どうしてだろう。

 さらに郵政博物館へ。台湾の郵便のことがいろいろとわかる。あと何日か違いで、下の画像にある台湾鉄道風景特展はまだ始まっていなかった。

 

 郵政博物館からMRTの中正紀念堂站まではすぐ。中正紀念堂はたいへん大きな建物だが、歩いてきた方向からはその威容が見えない。地下に降りると、見覚えのある構内であった。

 ここで前回、購入しかなり使った「悠遊卡」に増額しておく。「悠遊卡」は、一種の電子マネーで、MRTの乗降のさいに、指定された箇所にあてると自動的にカードから運賃(このカードを使った場合は2割引)が差し引かれる。ただし、MRT以外でこのカードが使用可能かどうかなどはわからなかった。

 MRTは圓山で下車。忠烈祠にいったときに利用しているので見覚えがある。孔子廟は歩いてすぐ。台湾に数多くある孔子廟のなかでも、もっとも有名なものである。上は本廟のなかの孔子の位牌。境内はなかり広いが、行った時間が遅かったためだろうか、境内を自由に散策することはできず、本廟の周辺だけに入れた。

 孔子廟と道路をはさんであるのが保安宮。医学の神様の言われた人物を祭っている。孔子廟よりも参拝者が多かった。

 MRTで中山站まで戻り、西へ10分ほど。寧夏街観光夜市がある。小ぶりの夜市だが、100mほどの区間、道路の真ん中に屋台がずらりと並んでいる。一通り歩いて、反対側まで行くと、上のようなちょうちんがあった。

 ちょうちんのある側の入口近くにある東石鮮[虫可]という店に入った。(虫と可はあわせて1字)上の画像からわかるように海産物専門の食堂である。

 ここで食べたのは「無刺虱目魚肚湯」と「綜合炒飯」。虱目魚はサバヒーと読み、白身の柔らかい魚だ。今回はスープにしたが、粥が有名。煮物にもする。調味用にわさびも出てきたので、少しつけて食べた。小骨の多い魚らしいがうまく抜いてあった。

 炒飯は、海産物専門店らしく、小海老と牡蠣がふんだんに入っていた。

 食べ終わった頃には、路上の屋台のほうもかなりの賑わいになっていた。

 このあと20分ほど歩き、台北戯柵に行った。外国人向けの芸能専門劇場という感じで、プログラムは何種類かの雑技と短い京劇からなっていた。

 雑技の中で、一番ハラハラさせられたのが、椅子を上にどんどん積んでいく演技。一番下には、瓶があって、たいへん危ない感じだ。もうやめたらと思っていたら、天井近くまで行ってしまった。このほかに数種類の雑技。

 休憩後は短い京劇。疲れが出たのか眠くなってしまい、ストーリーがよくわからなくなってしまった。雑技と京劇をあわせて1時間45分ほど。8時にはじまり10時前になってしまったので、このあとはホテルにすぐ戻った。こうして1日目が終了。

 

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