3 日 目   衛兵交代が復活した中正紀念堂

 

  早いものでもう帰国日。

  今まで台北で泊まったときは、ホテルの朝食をパスして、外食することが多かった。

  今回も朝食つきだったが、当初は、帰国日は外食で小籠包などを食べたいなと思っていた。

  でも、大戸屋の朝食は結構おいしくて、この日もホテルの朝食を利用することにした。

  この日は、10時30分すぎには台北車站をバスで出発するか、高鉄で桃園まで行きバスに乗るかしなければなからなった。

  そのため、自由になる時間は3時間ほど。そこで、衛兵交代が復活した中正紀念堂に行き、衛兵交代を見ることにした。

  ホテルの前からも桃園機場行きが出ているが、チェックアウトし、荷物を持ってでかけた。MRTを民権西路から中正紀念堂まで乗車し、訪問した。    

  中正紀念堂の衛兵交代は、民進党政権の時代に廃止され、名前も「台湾民主紀念館」になった。蒋介石像のあるホールには、民主を勝ち取った記念として、写真パネルや横断幕などが並べられた。蒋介石像はそばまで行けるようになり、触ることもできた。 (看板の「民主・・」もまもなく変わる予定らしい)

  前回行ったときにはすでに国民党政権が復活し、たまたま行った日には、下の広場で衛兵交代のデモンストレーションが行われていた。これを見て復活は間違いないと思っていた。( 昨年の写真 をご覧ください。)


  さて、今回の様子だが、「台湾民主紀念館」当時に比べて衛兵交代は別にしても、写真パネルや横断幕などが撤去され、荘厳さが感じられた。そして、衛兵交代は迫力があり、観光的にはあるほうがいいと思った。

  9時から始まった衛兵交代をまず見学。

 

 

 

 

 

 

 

 

  確か、以前、衛兵交代を見たときは、蒋介石の像や直立する兵隊の近くまで行けたと思うが、今は近寄れない。

  青い制服は空軍、白い制服は海軍だろうか。

  以前見たときは、海軍は混じっていなかったように思うのだが。

  衛兵交代は10分あまりで終了。

  10時からの衛兵交代も見るため、それまでは、中正念念堂の1階の展示を見た。

  これも何度か見ていたのだが、改めてゆっくり見て回った。

  下左  蒋介石の使ったキャデラック

  下右  孫文と蒋介石は広州駅からの列車で同席したことをあらわす画

  展示をゆっくり見て、時間つぶし?をしたあと、再び、蒋介石像のあるホールに上がった。

  交代の兵隊が入場してきた。見学者の数もさきほどよりは多くなっている。

  この交代で、空軍の兵隊に代わって、海軍の兵隊が衛兵の任務についたようだ。

  10分あまりの交代式を見て、ホールをあとにした。

  

  中正紀念堂を出て、下の広場に降りると、高校生らしきグループが何かやっている。

  どうも、衛兵交代の練習のような感じだ。いったい何なのだろう。

  少しみていたが、空港に急がねばならない時間になってきたので、地下鉄駅に向かった。

  台北車站から桃園までは、ちょうど橘色の時間帯でNT$100だった。

 

 

 

 

  高鉄にはわずか20分ほどの乗車。桃園の高鉄の駅は何もない郊外にあった。ここから空港までバスで20分、NT$30。台北車站から空港バスだとNT$125なので、橘色時間帯のおかげで、ほぼ同額で空港に行けた。

  空港の発着表示板には、北京、上海、広州などが見える。別の表示板では、もっと多くの大陸の行き先が表示されていた。

  前年から、中台の直行便が運航されるようになり、この旅の1か月ほど前には、その便数を増やすことが中台間でまとまっていた。それにしても、これだけ多くの便数の直行便が運航されているとは思わなかった。

  出発まで、ラウンジで一休み。しゅうまいがあるのがうれしかった。

  ラウンジで昼食をとったので、機内食は少し食べて、あとはパス。

  定刻よりも早く関西空港に到着。今回は、台北発券の航空券なので、大阪ではストップオーバーする。

 

2日目後半  台北のトップ  ユーラシア紀行のトップ