1 日 目 北 投 温 泉
9ヶ月ぶりの台湾。台湾はこのところ2泊3日の弾丸旅行が多いが今回もこのパターン。関西空港を朝の便で出発。 |
エコノミークラスで予約していたが、窓のない席の窓側の席であることが判明。ほかにいい席がなかったので、1万マイルでビジネスクラスにアップグレードした。空港でマイルを使ってアップグレードできるようになってはじめてのこの方法を利用した。 最前列の窓側。調整用の席であけてあったのだろう。水平飛行に入りまずはシャンペン。 |
上左 食事は洋食にした。メインはハンバーグ。 上右 飲物は赤ワイン。 左 アイスクリームとコーヒー。 |
あっという間に台北・桃園空港に到着。お決まりのコースで国光客運の中興号、松山空港行きに乗ってホテルサンルートへ。 |
左 ここのところ台北での泊まりはサンルートに決まっている。同じところに泊まると勝手もよくわかり気楽だ。30分ほど休んで、北投温泉に向けて出発。
下左 北投温泉へはMRTを北投で降り、一駅間だけ新北投行きに乗る。この電車だが、車体全体にかわいい絵が描かれ、ほかのMRTとは違った印象がある。 |
上右 車両の内部もほかのMRTとは違っていて、たとえば風呂桶の形をした電子案内装置が設置されている車両があった。ほかには大型ディスプレイで映像を流す車両もあった。 左 新北投到着。駅のすぐ近くにも温泉ホテルがあるが、今回訪問する「少帥禅園」は30分ほど山手に歩いて行ったところだ。 |
延々と坂道が続いていて、なかなか大変だった。 |
坂道をあがっていくと突き当たりになる。ここを右折する。まだしばらく上り道が続く。ふぅ〜。 |
頭上を軍用機が何組も編隊飛行していった。そうだ、2日後の10月10日は国慶節。しかも、100年目の国慶節。大々的に行われるのだろう。そのときの軍事パレードのさい、上空を飛ぶ軍用機が練習をしているのだろう。 |
やがて「少帥禅園」に到着。ここがこの付近で一番高いところだ。張学良は大きな道に沿っていった場合は北投温泉の中でも一番高いところで囚われていたのだ。もちろん、小道も入れればもっと高い建物はたくさんあるが。 時間があったので、さらに少し進んで北投文物館を見に行った。 |
戦前は「佳山旅館」という日本旅館だった。これを修復して見学できるようにしたのが北投文物館。これは大広間。 |
浴室。結構深い風呂で、立って入浴するようになっていた。温泉博物館もかつての日本旅館だったところを改修して見学できるようしてあるが、そこの風呂も立って入浴するようになっていた。立っての入浴が昔はスタンダードだったのだろうか。 |
客室。床の間もあって、日本旅館であったころがしのばれる。 |
北投温泉の「少帥禅園」で温泉に入浴、そして茶芸館でお茶をしてきた。 ここは、戦前は「新高旅館」という旅館だった。張学良は、ここに1961年から91年まで軟禁されていた。これは入口。縦書きで「張学良小帥旧居」(旧は繁体字で)とある。 |
まずは入浴。北投温泉では以前、公共の露天風呂に入浴したことがあり2回目。公共の温泉は安かったが、今回の温泉は個室でかなり高い。大浴場があれば、そちらで入浴するつもりだったが、ここは個室しかないのでやむを得ない。窓からは北投温泉の風景が広がり、気持ちよかった。 |
個室内には浴槽のほかに、休憩室があり、タオルはもちろん、アメニティグッズやミネラルウォーターも用意してあった。1200元(約3100円)だったので、しっかり使わせてもらった。 |
ここのお湯は白く濁っていて、硫黄のにおいも少しして、いかにも温泉って感じだった。 |
入浴後は、張学良の住居だった建物を見学。一番手前が展示室になっていて、奥のほうはレストランになっている。 |
展示室内。当時の様子が再現されている。 |
少し離れたところにあった張学良の木像。 |
かつて護衛の宿舎であった建物は茶芸館になっている。「小六茶舗」という名がついているが、「小六」とは張学良の小さいころのあだ名だとか。 |
「小六茶舗」の内部。 |
いただいたお茶のセット。お茶は烏龍茶、3種類のお菓子がついている。スポンジケーキ、クッキー、ムース。350元(約900円)。 16時30分にお風呂を出てレストランに行ったが、食事は17時30分からと言われ、時間まで茶芸館ですごすことにしたのだ。ところが、このお茶(あとでお湯を足してくれた)とお菓子でかなりお腹が膨れ、レストランでの食事は断念した。 レストランでは、張学良にちなんだメニューを工夫しているようだ。また訪問して、今度はレストランで食事をしてみようと思う。 |
北投温泉からホテルへの帰りに士林夜市によって夕食。台北にはたくさんの夜市があるが、最大なのが士林夜市。ここはMRTの劍潭站の向かいに美食街があって、手っ取り早く食事をすませるのにも便利だ。時間があれば、美食街とは別の屋台の集まったエリアにも行くと楽しいが、今回は美食街でさっと夕食をすませることにした。 下左 紅焼臭豆腐の小鍋を注文。「紅焼」とは”しょうゆで煮込んだ”という意味らしい。唐辛子もかなり入っていて、辛いスープであった。臭豆腐というが、食べる場合には臭いは気にならない。分量は日本の豆腐半丁ほど。 |
上右 「天婦羅」というのがメニューにあったので注文してみた。日本の”天ぷら”を想像していたがそうじゃなかった。むしろ日本のさつま揚げに似ている。それにオイスターソースのようなのをかけて食べる。 左 ご飯ものとして「魯肉飯」。豚肉のミンチを煮込んだものをご飯にかけてある。 |
ホテルに帰ってから台湾ビールを一缶あけた。 |