1 日 目 台 中 へ
台風のため遅れたが台北到着 |
今回の旅は、前日から当日朝、飛行機が飛ぶかどうかやきもきさせられていた。台風が台湾北東部をかすめるように進んでたからだ。 今回は、JALのビジネスクラスの特別運賃で、関西・台北が7万円というチケットが出ていたので、それを利用した。ただし、キャンセル不可という厳しい条件付きのチケットだ。そのため、台風が近づいてきたころから、運休なのかどうかとても気になっていた。一時は、運休になって、別の日に改めて旅行するほうがいいなぁと思ったりした。果たして飛ぶのかどうかもわからないままに関空にやってきた。 結局。チェックインの際、搭乗予定のJL813は、1時間40分遅れで出発し、ゲートも変更となることを伝えられた。遅れはするものの何とか飛ぶことがわかりホッとした。保安検査場のファストレーンへ。 |
保安検査場、出国審査場はすぐに通過して制限区域へ。すぐにサクララウンジへ向った。 本来はサクララウンジのすぐ前の30番ゲートから出発するので、立ち寄ってみた。ゲート変更と遅延の案内が出ていた。 あとでわかったことだが、この時の台風は台湾の北東部をかすめるようにして沖縄方面に向かっていた。定刻なら台北に到着するころに台風は台湾北東部に最接近していたので、あえて遅延させたようだ。 |
サクララウンジでは朝食。カレーなどをいただいた。このために早朝から何も食べずに空港にやってきたので、美味しく感じる。 変更された出発時刻は1時間40分遅れの時間だが、搭乗時刻は1時間20分遅れだ。かなり早めの搭乗時刻にしたいるのはバス連絡であるためだろう。加えて、本来のゲートやラウンジからかなり離れているからということもあるだろう。新たなゲートへは時間がかかりそうなので、搭乗時刻の20分前にラウンジを出た。 |
すぐに目に留まったのは、新たなゲートへの案内。もともとはアイスランド行の臨時便のための案内だったのが、遅れの台北便も合わせての案内になっている。 アイスランド行きの臨時便なんてあったんだ。乗ってみたいなぁ。きっとパッケージツアー用の臨時便で、旅行社1社では関西発のアイスランド旅行なんて集客しきれないだろうし、何社かの旅行社が同じ出発日でツアーを設定しているのだろう。 |
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上左 26番ゲート付近から階段を上がって、国内線ゲートが並ぶ上の空中歩道を歩く。かなり歩いて、ターミナル中央部に到着し、階段を下りてバス連絡用のゲートに到着。 関西空港を使ってもう20年になるが、こんな通路があるとは知らなかった。この通路を利用すれば、シャトルを使わなくても、ターミナル中央部と国際線ゲートへ行けることもわかった。 上右 111番は台北行き。 左 112番はレイキャビク行きの臨時便。 |
上左 111番ゲートの待合室でバス乗車を待つ。関西空港を利用しだして20年にして、はじめてのバス連絡だ。 上右 連絡バスは、第1ターミナルと第2ターミナルを結んでいる南海のバスと同じだった。 左 搭乗したJL813。JALの場合、バス連絡は関空に限らず、どの空港でもまずなく、少なくとも日本の空港での国際線出発便では、今回が初めてだ。 下左・下右 タラップで乗り込む。JAL便ではめったにないので新鮮だ。 |
上左 シェルフラット・ネオ。通路側を予約していたが、窓側が空席だったので、ドアクローズのあと移動。離陸は11時10分ごろだった。 上右 水平飛行に入り、飲物サービス。シャンパンにした。 左 食事は洋食にした。メインはハンバーグ。結構ボリュームがあり、時間をかけて、ビデオをみながら楽しんだ。ビデオは「シンゴジラ」。なかなか見に行けない新作映画を機内で見ることができるのはうれしい。飲物はビール。 |
台湾北東部近くから沖縄方面に台風が向っているためか、揺れがあるかもしれないことを考慮してコーヒーは紙カップだった。実際には、台風をまったく感じさせない飛行のまま、台北に到着したのだが。 13時過ぎに桃園空港に到着。入国審査場では長蛇の列ができていたが、専用ゲートで常客証を見せることであっという間に入国した。 |
廃止になる台中後站と地下道を見てホテルへ |
上左 中華電信のSIMを購入。3日用で300元。 上右 高鉄桃園站までバスに乗車。 左 15分ほどで、高鉄の桃園站に到着。 |
上左 桃園站での接続がよくなく、14時34分発の左営行きに乗車する。 上右 乗車した列車。 左 商務車(グリーン車)に乗車。日本の普通車とグリーン車ほどの値段差はないのと、快適なこと、それにお菓子と飲物のサービスがあるので利用することが多くなっている。 |
上左 商務車では、お菓子と飲物のサービスがある。 上右 台中に到着。 左 高鉄台中站との乗換駅になっているのは台鉄新烏日站。区間車に乗車して台鉄台中站に向う。 |
15分ほどで台鉄台中站に到着した。ホームのすぐ東側に新しい高架のホームがほぼできあがっていた。以前は線路がたくさんあったところに新線と新駅が作られている。 この日は、2016年9月17日であったが、新線と新駅は10月16日から利用されるようになった。 |
台中站の駅舎。111年の歴史を持つが、新駅への切替えによって、利用されなくなったが、歴史的建造物として保存されることになった。 |
台中站の裏手に出るのには地下道が使われた。裏手に出たところの地下道出入口。これも新駅が使われるようになって、閉鎖されたはずだ。 すぐ上には高架になった新駅舎が見える。駅舎の下は自由に行き来できるようになり、地下道は不要だ。 |
上左 20号倉庫。地下道の出入口から3分ほどのところにある。かつて線路わきにあった倉庫をアートスペースとして利用している。貸会場のような使い方をしており、この日は催事はなく、カフェや売店が営業していただけだった。 上右 20号倉庫の側面。ギャラリー風になっている。 左 後站。駅の東側から駅を利用しやすいようにつくられた東側の駅舎。これも新駅が利用開始されるととも、利用されなくなっているはずだ。 |
後站の駅舎内。 |
後站の改札口から地下道に下りるところ。 |
後站から大通りに出たところ。 |
今回泊まった新駅旅店。以前の台中旅行のときにも泊まっていて、今回が2度目。 |
室内。広くはないが、なかなかいいデザインだ。今回はここで2泊する。16時30分ごろに到着。夕食のために出るまで1時間半ほど休んだ。 |
夜の台中散歩 |
ホテルで一休みした後、夕食と夜の散歩を兼ねての外出。 まずは台中肉員へ。普通は「肉圓」だが、この店では看板もメニューも「肉員」と書いてある。店はホテルが面する通りにあり、5分ほどで到着。店頭で調理をしている。 下左 台中肉員40元。肉まんみたいな中に豚肉や野菜でつくった餡が入っている。肉まんの皮にあたる部分は半透明。 下右 テーブルには追加のタレが置いてあって、皆さん入れていたので、見習って自分も入れてみた。白いけど油ではない。辛めのタレで、最初からかけてある、みたらし団子のタレ風のが甘いのでうまくあう。 |
メニューには台中肉員のほかスープが2種類ある。冬粉湯と魚丸湯で、ともに35元だが、冬粉湯を注文。冬粉は春雨。あっさりした春雨スープで肉員によくあう。 店に入る前はまだ明るかったのだが、食べている間に暗くなっていた。 下左 次に向ったのは香蕉新楽園。30分ほど歩き続け、ホテルから見て北西方向に向う。大通りそいなので道はわかりやすい。外にディーゼルカーを置いていて、目印になっている。 |
上左 入口。レトロ感あふれる入口で、中がどんな風か期待させられる。 左 中は日本統治時代の街並みを復元したもので、テーマパークのようになっている。 下左 一番奥は映画館を模している。ここから2階に行けるのかと思い、入ってみたらやはり階段があり、2階に上がった。 下右 2階はミュージアム風になっていた。まとまりに欠けていて、写真は日本統治時代の品物を並べていたのだが、雑多なものを一同に会していたという感じ。また別の部屋は、昔のお菓子のパッケージだとか石油会社の看板があったり、全体としては、昔のものを並べて置いているという感じであった。 食事もしていこうと思っていたが、見学しているうちにその気持ちが消え、飲食はしなかった。 |
上左 来た道を引き返していったのだが、行きに気づいて気になっていた店があったので入ってみた。豊仁氷創始店。 上右 小さな店でアイスの値段が格安だ。お金のやりとり、アイスの引き渡しなど同じカウンターで行われる。冷房がなく、ちょっと暑かった。 左 マンゴーアイス。50元。マンゴーのほか、アイスクリームとシャーベットが入っていた。素朴な感じで美味しかった。 |
一中夜市へ。台中では、逢甲夜市、中華路夜市に行ったことがあるが、ここは初めて。道路に面して屋台が並ぶ夜市だ。一中はこの夜市に入る直前に台中第一高級中学があり、その名からきている。特徴は商店街なのか夜市なのか判然としない面があることで、一中街商圏ともいうようだ。 下左 一中豪大雞排に行ってみた。士林夜市で有名な大雞排の一中版か。 下右 公園で腰かけて大雞排を食べた。コンビニで台湾ビールを買って、飲みながらいただいた。 |
上左 夜の散歩の最後は宮原眼科。重厚な店内。 上右 店のまわりにはアーチ型の回廊。 左 アイスをいただく。以前、訪問した時は長い列を並んだのだが、今回は数人待っただけ。外で腰かけていただいた。 ホテルに戻り、1日目終了。 |