2018.3 の旅
1 日 目 台 北 へ
台北まで |
![]() JALカウンターでチェックインしたあと、普通なら、すぐに保安検査場へってなるのだが、今回は保安検査の前に行くところがあるのだ。 今回の旅行のしばらく前、プライオリティパスで関西空港のぼてじゅうが利用できるようになったのだ。なら、ぼてじゅうのお好み焼で朝食にしようと思ったわけだ。 関西空港では出発ロビーは4階にあるのだが、いったん3階に下りた。ぼてじゅうはすぐにわかった。 |
![]() ・注文のさいにプライオリティパスを提示する。 ・利用額は3400円以内。 ・同伴者も3400円以内。 ・同伴者でないパスを利用できない客と同席することは不可。 お好み焼店で3400円分を食べるのはかなり難しい。でも、できるだけ食べようと入店前は考えていた。 早朝のため、店員は2名だったが、プライオリティパス利用と思われる客が数名いて、2名の店員では手が回らないって感じだ。数分してから店員がやってきた。朝は、モーニングメニューだけとのことで、朝用のメニューを渡された。そして、注文から30分くらいかかるがかまわないかとのこと。 |
![]() 注文し手から20分くらいしてから、ご飯、味噌汁、漬物が運ばれてきた。急いでいるので、肉を待たずに食べはじめた。あとでサクララウンジにもいきたいので、いただくのは半分ほどにしておいた。 下左 5分後、牛カルビのステーキがやってきた。白い容器にはソースが入っている。量は少な目だったが、この日ばかりは早く食べてしまいたいので構わない。 下右 さらに5分後、アイスカフェオレがやってきた。人手が少なくて、出てくるのが遅れただけなのだが、ちょうど食後の飲物となった。 食べ終わると、すでに搭乗時刻の40分前になっている。急がないといけない。今度は、昼間以降の搭乗のときにやってきて、お好み焼をいただこう。朝便のときは、もう朝食メニューは一度でじゅうぶんなので、もう来ないだろう。 |
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![]() 上右 搭乗時刻20分前に入室。混んでいたが、席を見つけてビュッフェへ。 左 ぼてじゅうの朝食メニューで肉が少な目だったので、カレーを食べることができた。食べ終わり、手洗いに行くと、もう搭乗時刻だった。サクララウンジのすぐ前にある搭乗口へ向かった。 |
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![]() 上右 この便はJALの台湾線の中でも、早くからB787を利用していた。関西発バンコク行きが、夕方便から夜行便に変わったときから、同一の運用になったのだ。朝にバンコクから到着後、同じ飛行機が台北行きになるのだ。 左 座席はJALのB787の中でも最も古いタイプで、ビジネスクラスの座席はシェルフラット型になっている。自分は、これでも快適だし、結構好きだ。 |
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![]() 上右 水平飛行になり、まず飲物。白ワインにした。 左 機内食は和食にした。今回は、搭乗時にかなり腹がふくれていた状態で、半分ほどだけいただいた。 |
![]() 食事が終わったあと、座席を倒したが、倒していた時間は30分ほど。まもなく降下アナウンスがあり、やがて台北・桃園空港着。 |
永康牛肉麺 |
![]() 空港MRTの地下駅へ。 空港MRTの直達車で台北車站に向った。35分ほどで台北車站に到着。 |
![]() 途中、市民大道の下の地下街に抜ける通路があるのだが、何やら日本風の提灯がぶら下げられていた。 北門站からMRT松山新店線に乗車。中正紀念堂站で淡水信義線に乗り換え、東門站で下車した。 |
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![]() 上右 満席に近く、相席に案内された。 左 牛肉麺だけ注文するつもりだったが、半分ほどの客はおこわのようなものを食べている。粉蒸排骨なるメニューが写真入りであり、これのようだ。自分も注文。 牛肉とさつまいもの入ったもち米蒸しだ。これは美味しかった。ただし、容器の真ん中から上の方に入っているだけで、量は多くない。 |
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![]() 上右 テーブルの上にはボウルに入った漬物がおいてあり入れるようだ。 左 漬物を入れた清燉牛肉麺。肉はとても柔らかかった。スープはあっさりして食べやすかったのだが、今度は辛そうな紅焼牛肉麺を試してみたい。 |
景美人権文化園区の軍事法廷と看守所(監獄) |
![]() 大坪林站から25分ほど西の方に歩くと、景美人権文化園区がある。ここは1957年から軍の施設であったのだが、1968年に警備総司令部軍法処、看守所、国防部軍法局などとして利用されるようになった。軍事法廷がこの場所に置かれ、判決で懲役などになった人はそのまま同じ敷地内の看守所(監獄のこと)に入れられた。 1988年に蒋経国総統が死去し、李登輝が総統となるが、このころ台湾の民主化がすすんだ。民主化のすすむ1990年、この地の軍事法廷や看守所が廃止され、2002年にこの地を保存することになったとのこと。 |
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![]() 入口から中に進むと「公正廉明」の文字。これが第一法廷の建物の裏側に設置された壁だ。 上右 第一法廷の入口。この建物は第一法廷の1室だけがある建物だ。 左 第一法廷の内部。第一法廷は軍事法廷の中でも大きな、いわば大法廷だった。 |
![]() 美麗島事件は、1979年、台湾民主化を主張する雑誌「美麗島」が発刊され、この雑誌を中心にして集会が開かれようとしたが、当局がこれを阻止し、負傷者がでた事件である。このときの被告にはのちの民進党のメンバーが多く含まれ、民進党初の総統となった陳水扁は弁護人であった。被告はいづれも懲役刑になった。 美麗島事件のおこった1979年は昭和54年、ここの軍事法廷などが廃止された1990年は平成2年だ。昭和50年代の台湾は蒋経国時代で少しづつかわっていった時期とはいえ、まだ国民党独裁時代。戒厳令が撤廃されたのは蒋経国時代末期の1988年で昭和63年。台湾の民主化は平成の初期のことで、そんなに昔のことではないのだ。 |
![]() 下左 こちらの建物は、小さな軍事法廷、いわば小法廷の集まったものだった。 これは第四法廷。 下右 ここは軍事偵査廷。軍事裁判の予備的な尋問などが行われたようだ。 これで軍事法廷の見学を終えて、看守所(監獄)へ向かった。 |
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![]() ![]() 上右 仁愛楼という名がついている。 左左 管理棟の中で最初の部屋が監視員の部屋。時計は4時4分を指しているが、「死」を意味しているという。また手錠や足かせがぶらさげられている。 左右 管理棟の内側の通路。 |
![]() 下左 接見に来た人は、接見室の手前にある売店で品物を買って、収容者に渡すことができる。ショーケースの左の台では果物が売られていたようだ。 下右 右の窓が接見登記、左の窓が送物口。売店で買った品物はここで中に入れ、係員を通じて渡すしくみ。 |
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![]() 下左 管理棟から獄舎の部分に進んだ。獄舎の通路。 下右 独房の内部。 |
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![]() 下左 雑居房では、人数分の食事がまとめて入れられて、それを分けて食べる仕組みだ。 日本の刑務所の場合は、収容者ごとの食事の量が違わないことに気をつけているが、違う仕組みなのが驚き。 下右 食事は足元の小さな穴から入れられた。 |
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![]() 上右 ドライクリーニングの機械。 左 洗濯が終わった衣類にアイロンをかけ仕上げるところ。 |
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![]() 15時半ごろに施設に入り、17時の閉館までずっと施設の敷地内ですごした。閉館時刻になり、外に出た。 |
景美夜市で野菜の生煎包 |
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![]() 途中に景美橋というアーチ橋があるが、なかなか形のいい橋だと思う。 上右 景美站のすぐ近くの一帯に景美夜市が広がる。アーケードの入口には、景美観光商圏という表示がある。 左 アーケードの下を歩く。ローカルな夜市で、地元民向けの店が並ぶ。アーケードが夜市のメインの通りだが、交わる路地裏などにも露店が出て、一帯が夜市になっている。いわば面として広がっているのだ。 |
![]() この夜市では一番有名な屋台じゃないだろうか。この夜市では一番長い行列ができていた。長い行列は美味しいという証だ。10分くらい並んだ。 こちらは生煎包を作っているところ。どんどん作り、次から次に焼いている。焼き上がれば、どんどん売られるので、列もすぐに短くなるが、焼いている間の時間が少し長いかな。 生煎包だが、ミンチ肉を小麦粉で作った皮で包んだ小さな肉まんを鉄板で焼いたもの。小籠包はせいろに並べて蒸す料理なのだが、生煎包は鉄板に並べて蓋をして焼く料理だ。だから、日本では焼小籠包という言い方をすることもあるが、台湾ではこの言い方はしない。起源は上海なのだが、上海で食べたときも生煎包という言い方であった。小籠包の場合でも、肉汁がよく出る場合など小籠湯包と言って売っていることもあるなど、店によって作り方の違いから肉汁がよく出ることがある。生煎包の場合は、ほぼ確実に肉汁がでてくる。注意しないと服が汚れたり、口の中がやけどになったりすることがあるから注意が必要だ。 |
![]() 自分の番になって、リャンガ(2個)と頼んだら。いきなり中国語で何か言われてびっくり。突然だったが、ツァイ? ロウ?と聞きとることができ、菜(ツァイ)か肉(ロウ)か聞いているとわかった。もともと肉まんを食べるつもりだったのだが、野菜のもあることが判明。滅多に見かけない野菜の生煎包にしようと、とっさにツァイと答えた。2個で24元。 下左 中には白菜やネギがどっさり入っている。肉の入った生煎包を食べるときは、飛び出る汁に気をつけないと、服を汚す心配がある。野菜の場合は、汁が飛び出ることはないが、ジューシーなのは同じで、汁がしたたり落ちるのは同じだ。 下右 唐辛子ソースをいっぱいつけていただいた。これも店員が何か聞いてきて、よくわからなかったが、唐辛子ソースのことを言っているのかと思い、要(ヤオ)と言えば通じた。 |
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夜に行った雙城街夜市 |
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![]() 上右 翌朝撮影したホテルの全景。 左 室内。広さはビジネスホテルの標準的な広さなのだが、なんだか細長い部屋だ。シングルベッドが縦に2台、椅子をはさんで並んでいる。 |
![]() 朝と比べると、夜の方が出店している屋台の数が多い。朝はまばらな感じで屋台が出ているのだが、夜はぎっしりと並んでいる。それに出店している屋台は朝と夜では別の店だ。同じ屋台が朝も夜も出ているのではなく、別の屋台が出ているのだ。それに人出もまったく違う。夜の方が段違いに多い。 |
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![]() 上右 餃子を食べるとなるとビールが飲みたくなる。この夜市は、屋台街の背後の商店街の中にコンビニがある。簡単にビールを買うことができるので、屋台で注文する前にビールを買った。 左 調理しているすぐ目の前に座って水餃子を注文。ゆでたてのものをいただいた。10個で60元。 |
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![]() 味は、原味以外に、麻辣、泡菜(キムチ)、咖哩があった。注文は、鍋焼意麺の原味にした。四声はまったく知らないが、イーミェン ユェンウェイというと通じた。85元。 上右 鍋で煮ているところ。 左 出来上った鍋焼意麺。鍋から丼に移して出された。具も結構入っている。 |
![]() 仙草を使った飲物や食べ物の屋台だ。仙草は、漢方薬の1つとされているが、デザートの材料としてもよく使われる。 仙草冰、仙草氷牛奶、仙草凍、仙草凍牛奶といろいろあるが、綜合焼仙草を注文。45元。 |
![]() ホテルに戻って、1日を締めくくった。 |