2018.4 - 5 の旅

 

 

1 日 目  台 北 へ

 


台北まで
  台北から帰国して1か月ほどだが、再び台北に行く機会がやってきた。

 今回は関西空港発のJL813というのは前回と同じだが、今回は有償で搭乗し、エコノミークラスを利用。コードシェア便の表示にHAとあるが、何だろうと思って調べたらハワイアン航空らしい。JALと提携したのだがこういうところにも影響がでていた。

 30番ゲートはすぐそばにサクララウンジがあり、JAL便がよく利用する。サクララウンジに向った。

 
 8時前にサクララウンジに入室し朝食。JAL便で朝発の場合はサクラで朝食をとるのを楽しみにしている。近年は食べ物の質が向上したのでうれしい。

 下左  欠かせないのがカレー。関西サクラのカレーもすっかり定着したようだ。

 下右  関西空港の南ウイングには航空会社ラウンジがサクラしかないので、アライアンスに関係なく多くの航空会社がサクラを指定ラウンジにしているためか、最近は混み方が激しい。
 
 
 
 上左  搭乗したJL813。B787だが古いタイプのもので、ビジネスクラスがシェルフラットだ。

 上右  エコノミークラスも古いタイプの座席で、最近のスカイスィート型の座席のようにシートピッチは大きくはない。もっとも通路側の席を確保していたので、問題はないのだが。

 左  機内食は和食を選んだ。白ワインを飲むためにおかずをつまみにしたが、ご飯などは残した。ラウンジでしっかりいただく場合は機内食を食べずに調整することが多い。
 
 
 上左  コーヒー。

 上右  台湾最北端にさしかかった。3月の訪問のさい、最北端の灯台を見損なったのではないかと思ったが、やはりその通りだった。灯台は自分が歩いてきた方向からは見えなかったことがわかった。また行きなおそうと思う。

 左  桃園空港到着。常客証のおかげで簡単に入国。空港地下のMRT乗場に向ったのだが、バス乗場じゃなく地下に向うことももすっかり定着した。

  SIMは事前に、台湾で使えるSIMを日本で通販で調達していたし、前回の訪台時の現地通貨がまだ残っていたので、キャッシングもする必要がなかった。よって、スムーズにMRT乗場に行けた。ちょうど直達車が発車する寸前だったので飛び乗った。なんとか座ることができて台北車站に向った。
永康街で昼食
 
  上左  台北車站からはMRT淡水信義線で東門下車。昼食は永康街周辺でとることにした。

 まず向ったのは奇福扁食。以前、この店を見つけられなかったことがあった。永康街にあるのではなく、3分ほど離れたところに店があるからだ。今回は店の位置を調べて店に向った。

 上右  店内の様子。

 左  扁食というと嫌いな食べ物を食べないというイメージがあるが、台湾で扁食というとワンタンの意味だ。

 肉繰乾麺。肉繰飯にのかっている豚肉ミンチと扁食=ワンタンの入った乾麺。周りの客はみな混ぜ合わせてから食べているので、自分も混ぜ合わせてからいただいた。50元。
 魚丸湯。魚肉団子の入ったスープだがあっさりしている。コノスープに扁食が入った扁食湯もあるのだが、メニューで見つけられなかった。45元。

 下左  永康街へ。

 下右  最初は思慕昔(スムージー)の支店でマンゴーアイスをいただこうと思っていた。でも現地に行ってみて、芒果皇帝で食べることにした。店は思慕昔の本店の斜め向かいあたりにある。
 
 
 
 上  芒果皇帝で食べようと思ったのは、このタレ幕を見たため。2015年の総統府の国慶節宴会でこの店のマンゴーアイスが出されたとのこと。そして当時の馬英九総統と店員の記念写真も掲げられている。

 左  人気商品と書いてあった「元創新鮮芒果冰」を注文。国慶節の宴会で出されたのもこれらしい。思慕昔で以前食べた類似のマンゴーアイスと比べて少し小ぶり。値段も200元(約760円)と少し安い。そして甘味が抑えられていて、自分は思慕昔より芒果皇帝のほうが好みかな。

 下左  思慕昔よりもかなり空いていて、空席も目立つ。店頭では客引きに力を入れているが、思慕昔にはかなわない。

 下右  マンゴーアイスを食べた後、ホテルに向う前に永康街の真ん中にある公園で30分ほど休憩した。
コートヤード台北
   MRTで南港着。台北の東のはずれのような南港にやってきたのは初めてだ。

 今回は台北で3泊するが、泊まるのはコートヤード台北。南港にはMRTのほか、台鉄、高鉄の駅もあり、台北の東の拠点駅になっている。とはいっても、南港の駅周辺には大きな繁華街はなく、オフィスビルが並び立つビジネスエリアだ。南港の駅はMRT、台鉄、高鉄とも地下駅だが、その地上には駅ビルが3棟建っている。そのうち2棟が高層ビルなのだが、そのうち1棟の6階から上階がコートヤード台北だ。
 
 MRTを下車したあと、地上に上がるエスカレータが何ヶ所かにあるので、どのエスカレータで上がればよいかが、初めて利用する場合はわかりづらい。慣れれば問題なしだが。

 地上階まで上がったあと、そのままコートヤード台北のフロントまで上がってしまってもよいのだが、全景を見るためにいったん建物の外に出てみた。

 写真の高層ビルの7階以上がコートヤード台北。ビルや自分がたっている広場の地下に駅がある。

 コートヤード台北はマリオット系列のホテルだ。SPGアメックスのクレジットカードをつくったのだが、SPGとマリオットが合併することになり、SPGアメックスの特典がマリオット系列のホテルでも利用できることになった。とはいえ、朝食付きやラウンジ入室可能という優遇措置は2018年7月限りだ。そのため、7月までに1回だけでも、その優遇措置を利用しようと考えていた。でもなかなか機会がなく、今回の旅行で、1回だけ、優遇措置を利用することにしたのだ。
 駅ビルに入ると1階にコートヤード台北の客専用のエレベータと案内所があった。この入口の内側に専用エレベータがあるので、7階にあがった。

 マリオット系に限らず、SPG、ヒルトンといった世界的に有名な高級ホテルチェーンは今までほとんど利用したことがなかった。ワシントンD.C.ではマリオットの名のつくホテルに泊まったが、ビジネスホテルタイプの米国独自ブランドだった。

 移動型の旅がほとんどの自分の場合は、特定の大都市に集中度の高い高級ホテルチェーンは利用しづらかった。
 
  でもSPGアメックスカードに入会し、可能な範囲でSPGやマリオットを利用しようという思いがつのった。ただし、自分の場合は、移動旅が基本なので、そんなに利用できないのだが。

 7階にあがると、フロントがあり、すぐにチェックイン。

 特典によってスーペリアで予約した部屋はエグゼクティブアップグレードされるのだが、その部屋の準備がまだできてなく、ラウンジへ案内するので、ラウンジでしばらく待ってほしいとのこと。部屋のキーはラウンジへ持っていくとのこと。
 
 連れていかれた30階にあるラウンジはガラガラであった。空いているので、くつろぐことはできた。チェックイン後、落ち着いたらラウンジを訪問しようと思っていたのだが、その必要もなくなった。

 下左  夕方から夜の決まった時間帯以外はアルコールは提供されないようだ。そこでペプシコーラを飲んで待った。

 下右  種類は多くはないが、ケーキなどを自由にとれるようになっていたので、少々いただいた。
 
 
 
 上左  30分ほど待っただろうか。キーが渡されて、部屋に向った。部屋は23階。

 上右  入った瞬間、部屋の奥まで廊下があり、その先は広っ! とびっくり。これが、エグゼクティブの部屋かとうれしい。

 左  部屋の全景。広いのはいい。窓が大きく天井から床まであり、部屋全体が明るい。

 
 
 3泊利用したベッド。

 予約したスーペリアは1泊あたり約4400元(約16700円)を支払い済みだったのだが、エグゼクティブは約6000元(約22800円)だったので、SPGアメックスのおかげで、部屋のアップグレードだけでかなりお得な感じだ。
 
 ミネラルウォーターが2本あるが、これとは別に洗面所にも2本置かれていた。菓子類のセットとウェルカムフルーツ。

 下左  菓子類の中で左上のものはパイナップルケーキで台湾らしくてよかった。ポロポロになるので好きな菓子とはいえないのだが、ここでは美味しくいただけた。同じセットがフロント近くで売られていたが、580元(約2200円)だった。

 下右  冷蔵庫の中はちょっと寂しい感じもしたが、無料で毎日、補充がおこなわれたのでこのようなものなのかな。
 
 
 
 上左  トイレとシャワー。

 上右  洗面台とバス。シャワーとバスが別々の場所に設置されている。シャワーで体を洗っている間にバスに湯をため、バスにゆっくりつかることができてよかった。

 左  アメニティセット。丁寧に木箱の中にはいっていた。
 窓から下を見た様子。斜めの道路の下に、MRTなどの鉄道が通っている。斜めの道路は東西方向の通りで、丘のある方向が南だ。南側には丘があるだけだ。

 廊下を隔てて対面にある部屋の場合だと、ホテルの北側を見ることになりオフィスビルが立ち並ぶ風景になる。

 チェックイン時に渡されたプリントには特典である朝食とラウンジのハッピーアワー、カクテルバーの時間帯が書いてある。

 朝食は、7階のサンライズレストランで6時30分から10時、30階のラウンジで7時から10時。
ラウンジのハッピーアワーが17時30分から19時30分、カクテルバーが17時30分から21時30分。

 部屋で少し休んでからラウンジのハッピーアワーを利用して夕食かわりにしようと考えていたら、どんどん時間が過ぎていき、もう18時30分。
 
 ハッピーアワーのうちにラウンジに入れたのだが、すでに19時前だ。

 ハッピーアワーはちょっとした料理を食べながらアルコールを飲める時間帯、カクテルバーは料理はないがアルコールは飲める時間帯だ。

 先ほどは案内人に連れられてラウンジに入ったが、今回はひとり。入室のさいにキーのカードを見せる必要があった。キーを見てラウンジの入室の可否を判断しているようだ。

 先ほどよりはかなり客が多いく、空席は少なかった。
 
  事前にコートヤード台北の宿泊記などを読んでおいたので、ハッピーアワーの料理は、ラウンジでの朝食なみだが、7階のレストランの朝食にはおよばないということはわかっていた。

 実際、中級ホテルの朝食ビュッフェよりは料理の種類も見栄えもよいが、夕食のかわりにするには物足らない感じだ。

  時間帯だが、17時30分から19時30分というのは、早すぎて利用しにくい。この日は、一度体験しようと思い、この時間帯の外出は避けたが、たいていの場合は外出中だ。とはいえ、居酒屋やレストランでハッピーアワーとして安くアルコールなどを提供する場合も、同じような時間帯だし、ホテルラウンジの場合も同じような時間帯にしているのだろう。
 
 アルコール類は移動式のテーブルに置いてある。これがカクテルバーのようだ。航空会社のラウンジのなかでも簡素な感じのところと同じくらいの品そろえじゃないだろうか。

 下左  まずは台湾ビール。

 下右  一皿目。美味しくいただけたのだが、ちょっと物足らない。なぜだろうかと考えると、台湾の料理がないのだ。どこの国でも食べられるものだ。それにオードブル的な料理がほとんどでメインのメニューになる食べ物はないこともある。
 
 
 
 
 上左  続いてハイネケン。

 上右  二皿目。

 ハッピーアワーは利用の仕方によっては夕食代わりになる。でも、一度利用してもう十分だと思った。台湾ならではの食べ物がないなど、夕食としてはちょっと物足らないからだ。

 今回はカードの特典で利用できたのだが、もう、特典自体が使えなくなる。ひょっとしたら、ハッピーアワーは今回が初めてで最後だったのかもしれない。

 19時30分の10分ほど前には係が各テーブルを回り、19時30分には料理がなくなることを告げて回っていた。19時30分になると、一斉に料理が片付けられ、2、3分でアルコールが提供されるカクテルバーだけが残された。

 左  カクテルバーの時間になっても、しばらくビールを飲んでいたが、そのあとは部屋に戻った。

 ホテルによっては、深夜近くまでカクテルバーの時間帯をつくっているのかもしれないが、このホテルの場合は21時30分まで。外出先で食事をして戻ってきて利用しようとすると、21時30分までというのは、ちょっと利用しにくいかなと思った。

 部屋に戻って、シャワーのあと冷蔵庫の台湾ビールをいただいた。
 
 つまみかわりにパイナップルケーキなどの菓子をいただいた。なかなか美味しかった。ウェルカムフルーツも、3日間、毎日1個づつ冷蔵庫で冷やしていただいた。

 この日は15時にコートヤード台北に入り、その後はずっとホテル内にいた。こんなことは滅多にないことだ。

 

 

 

 

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