2 日 目 烏 来 温 泉 と オ フ 会
レベルの高いホテル朝食 |
ホテルの予約は朝食なしのプランで予約していたのだが、特典で朝食がいただける。6時30分から7階のサンライズレストランで朝食がとれるので、7時前に行ってみた。 入口でキーのチェックを受けて案内人が席へ誘導する。朝食いただくだけで、席まで連れられるってのは初めてかな。 壁ぎわの2人席に案内された。その席には客がいることを表す札も置いてある。 |
上左 暖かい料理が並ぶ。木箱は点心類が入っている。 上右 ヌードルバー。この日は担仔麺であった。 左 卵料理コーナー。 自分のテーブルの上にテーブル番号が書かれたものがあり、それを好みの料理のところのかごに入れておくようだ。初めてなので知らずに注文して恥ずかしい思いをした。 |
最初の皿。冷めていないということが一番いい。 オムレツは同じ皿に入れてもらうために待ったが、本当はテーブル番号を書いたものがあるので、できあがればテーブルまで運ばれる。 下左 担仔麺。 下右 飲物はカフェオレとジュース。 |
ワッフルは次々に焼かれていて、好みのトッピングをする。 下左 デザートはケースに入っていて、注文して出してもらう仕組み。 下右 フルーツをトッピングしたワッフルとプリン。 今までに経験したホテルの朝食の中では、今回が一番よかった。料理の種類、味、サービスともに高水準だ。台湾らしいものも食べることができるようになっている点もよい。ホテルの朝食より外食を好む自分だが、今回の朝食はとても満足した。 |
最後にフルーツをいただくことにした。 下左 フルーツをいただいてこの日の朝食はおしまい。 下右 サラダも豊富な種類があったのだが、気づくのが遅くて、この日はパス。 翌朝、試してみようと思ったメニューがあったのだが、かなわなかった。毎日、メニューの一部が変わっているからだ。客を飽きさせない工夫をしていてナイスだ。 |
ビルの一部分は6階建てになっているようで、7階が屋上になっていた。外にも出て、少し散策してみた。大いに満足して朝食を終えた。 コートヤードには3泊するが、1泊目を終えてとても良い思いをした。今まで経験したことがなかった高級ホテル宿泊だが、実現したのはネット仲間のshojiさんとヒョウちゃんの影響がとても大きい。改めてお二人に御礼申し上げたい。 shojiさんは普段から宿泊はほとんど高級ホテルで、高級ホテルのポイント制度のことや宿泊のコツを知ることができた。高級ホテルもいいなあって思うようになり、SPGアメックスに入会しようと思ったのはshojiさんがいたからこそだ。 ヒョウちゃんは、自分と旅行スタイルが似ていて、安いホテルを好んで利用されているが、最近は好みの小説に登場する高級ホテルにも泊り、そのおかげで自分の考えもかなり変わった。その宿泊記などを読んで、以前は、泊まることにお金をかけることは意味がないと思っていた自分だが、高級ホテルでホテルライフを楽しむのも、それはそれで大いに意味があるって思うようになった。 今回、ほぼ初めてといってよい高級ホテル宿泊で、ホテルに泊ること自体を楽しむということを知ったのは収穫だった。とはいえ、頻繁には利用できないと思う。やはり、基本は安いホテルが好みであることがるが、加えて、高級ホテルは大都市にほとんどがあり、自分のよくいく地方都市は少ないし、大都市の中でも、交通至便な主要駅の近くなどにはすくないからだ。移動型の旅が基本の自分の場合は使いづらい。立派な朝食もよかったが、よく言われるSPGアメックスの特典でマリオットの朝食がつかなくなることが改悪だということはほとんど感じない。その地ならではの朝食を、あまりきれいではない食堂で食べたりすることの方が好みだからだ。朝食がつかない分、気兼ねなくその地の朝食を食べられて気楽でよいと思う。 |
12年ぶりの烏来温泉 |
この日は烏来温泉に行ってみることにした。台北で都心に一番近い温泉は北投だが、次に近いのは烏来じゃないだろうか。烏来温泉は2006年に訪問して入浴している。今回は12年ぶりの訪問になる。ただ、2006年には河原にある無料の公衆露天風呂に入浴したのだが、この露天風呂はすでになくなっており、かわりにホテルの風呂に入浴することにした。 MRTの南港から西門まで板南線、そして西門で松山新店線に乗継いで終点の新店まで乗車。あわせて40分ほどかかった。 |
新店からは849系統のバスに乗車。このバスは台北駅の近くが始発のようなのだが、必ず着席しなければならないような場合をのぞき、新店から乗るほうがよさそうだ。新店までは市街地を走るので、渋滞のリスクがあるからだ。 とはいえ、新店から乗る場合は座れるとは限らないというの難点だ。実際、このときも新店発車後10分ほどは立っていた。その後、運よく座れたのだが、場合によっては烏来まで30分ほど立ったままのこともあるだろう。 |
バスは終点の烏来の2つ手前のバス停「巨龍山荘」で下車。バス停のすぐそばに「巨龍山荘」があり、わかりやすい。 下左 フロントで入浴を申し出る。入浴料金は500元(約1900円)。 下右 フロントの右手から溪谷へ下りていく階段がある。そして温泉の入口で、入浴料の領収書を渡して、タオルを受け取り、靴をあずける仕組みになっていた。 さらに進むと、男女別に浴室があった。 |
本当は2006年と同じく河原の露天風呂が一番よかったのだが、それがなくなった現在、次善の策として選んだのが「巨龍山荘」だ。数多くの温泉ホテルが営業している中でここを選んだのは、日式で裸で入浴できる露天風呂があるからだ。ほかのホテルは、裸で入浴できるのは個室ばかりで、露天風呂となると温泉プールだからだ。唯一の日式の露天風呂ということで、「巨龍山荘」を選んだのだ。 のれんを超えた先には脱衣場とロッカーがある。同じ室内に身体を洗うためのシャワーがあった。写真で白くなっているところが露天風呂だった。自分が滞在した1時間あまりの間、常時、入浴している人がいて、残念ながら露天風呂の写真の撮影はかなわなかった。 風呂はとてもよくて、大小の露天風呂のほかにサウナ、ジャグジー風呂、打たせ湯コーナー、冷茶サービス、渓谷を見ながら座るための椅子などがあって、退屈することなく1時間半ほど気持ちよく過ごせた。烏来温泉で入浴するなら、ここがおすすめだ。 |
「巨龍山荘」から烏来温泉の中心地までは20分ほど歩く。途中、橋を渡る。なかなか気分がよく、手軽な散歩ができてよかった。 写真の左手にバスが止まっているが、そこが烏来のバスターミナル。右上の建物が集まっているところがホテル街だ。 |
上左 烏来の中心部にある食堂や土産物店が並んでいるところ。 上右 昼食のために入店した食堂をどこにしようか迷ったが、「老街山海産平価熱炒」にした。 左 店内。適度に客が入っていていた。 |
左 竹筒飯。 上 どうやって食べるんだろうかと思っていたら、竹を割ってくれて、中味の炊き込みご飯を出してくれた。 |
左 脆筍湯。「脆」はシャキシャキという感じを表しているようで、要はタケノコスープ。 上 スープの中のタケノコ。 |
香酥溪魚。 川でとれた小魚を揚げて、味付けしたもの。料理名からは魚の大きさはわからず、魚が一匹でんと揚げて出されるのかと思っていたら、小魚がたくさん出されたのが予想と違っていた。まら、ネギ、ピーナツ、ニンニク、唐辛子が大量についていたのも考えていなかった。 竹筒飯が70元、脆筍湯が60元、香酥溪魚が120元。あわせて250元(約950円)。観光地価格なのかもしれないが、それでも値段の割に量が多かった。 |
川を渡った先にあるトロッコ乗場に向った。その途中、橋の上からかつて公衆の露天風呂があったところを望んだ。 2006年の訪問時には、写真の左の階段から河原に下りて、川沿いの舗装された道を進んだ先に、露天風呂があった。今は跡形もなくなくなってしまっている。水着で入浴したのだが、脱衣場があったのかなかったのか、そのあたりは忘れてしまった。 |
上左 橋を渡ったところにトロッコ乗場に向う階段があり、上に上がった。 上右 トロッコ乗場。多客期に客を整理する柵もあるが、行った日は閑散としていた。 左 乗車したトロッコ。 2015年の台風で大きな被害を受けたが2017年に運行を再開していたので、今回、12年ぶりに乗車してみることにした。運賃は片道運賃しかなく、50元。切符じゃなくレシートを渡される。 途中、被害を受けた場所を見ようとしたが、わからなかった。1.6kmを10分ほどで走るので、スピードは結構速く感じる。 |
終点付近にはトンネルがあるのだが、トンネルが円状になっていて、トンネルを一周することで、トロッコの向きが反対になる。 トロッコを下りて、2、3分歩いたところの展望台からは烏来瀑布(別名は白糸の滝)が目の前に見える。落差は80mほどらしい。 下左 階段を上がっていくと、ロープウェイ乗場があった。雲仙楽園へのロープウェイだ。ロープウェイと雲仙楽園の入場料をあわせて220元。 12年前はどこにでもあるような遊園地だと想像して行かなかったのだが、自然散策路のようなものがあるところらしくて今回は訪問してみることにした。 下右 ロープウエイの中。結構大きなロープウェイだ。 |
ロープウェイはかなりの急傾斜。どんどん高度を上げていった。写真で建物の集まっているところが烏来の集落。 下左 ロープウェイを下りてすぐに雲仙楽園の入口がある。まもなくホテルがある。 下右 園内は自然散策路があり、緑を楽しむようなところだ。池の向う側は土石流が発生し、その跡を整備したところのようだ。 |
散策路を30分ほどで一周してみた。途中、ショーが行われる舞台もあったが閑散期のためか閉鎖されていた。また、売店も何ヶ所かあったが、営業していなかった。 下左 ロープウェイ乗場に戻る。乗場から見た下界。 下右 ロープウェイで下山後に訪問した烏来林業生活館。帰りのトロッコの切符売場もここに設けられている。 |
林業生活館の展示のメインはトロッコ関係。昔のトロッコや線路の実物や写真の展示などをしていた。 写真の黄色の点線はかつてトロッコが運転されていたところ。かつてのトロッコは木材の運搬のために運転されていた。かなりの路線があったことに驚かされる。 林業生活館の近辺には、タイヤル族のダンスを見せるところや土産物屋、食堂などがあり、一通り見てい歩いた。 下左 トロッコ乗場。ここも多客期に対応した構造になっているが、この日は閑散としていて、すぐに乗車できた。 下右 帰りに乗ったトロッコ。 |
バスターミナルまで戻り、849系統のバスで新店まで乗車。 烏来温泉入浴、昼食、トロッコ乗車、雲仙楽園散策と1日楽しめた。 |
熱炒でオフ会ののち寧夏夜市へ |
この日は特別な日だ。ネット仲間のトーフスキーさんとのオフ会があるのだ。 烏来からのバスが新店に着いた後は、MRT松山新店線で松江南京に向った。30分ほどで到着後、待合せをしている長安東路まで歩いた。 トーフスキーさんと合流後、はじめて入店する熱炒の「33区熱炒生猛海鮮」という店に入ることにした。帰国後調べたら、テーブルの数も33だとか、音楽の生演奏をする店だとかで有名な店だった。でも、生演奏はしていたかかなぁ、思い出せない。 |
18時に待ち合わせをして、入店したのだが、まだ客はほとんど入っていなかった。 好みの席に座り、歓談。トーフスキーさんは、近くの林森北路の行きつけのスナックが閉店になるので、最後にとその店を訪問されることになり、その前にオフ会でお会いしたのだ。スナックの閉店は突然決まったらしく、それを受けて急きょ旅をなさることになったようだ。 台湾のことや、旅行のことなど話がはずんだ。四国八十八ヶ所お遍路の旅など自分の考えたこともない旅の計画などエネルギッシュに旅を続けていらっしゃり、自分の旅の参考にさせてもらった。 下左 サザエのバジル炒め。サザエと言えば壺焼きしか知らなかったので新鮮に思う。 下右 台湾ビールの生。18日間の賞味期限があり、短い期間でよく出せているものだ。 |
イカのニンニク炒め。 下左 エビの春雨はさみ揚げ。 これは予想とかなり違った感じだったので、注文していない料理を持ってこられたと思い、店員に抗議したら、この料理で間違えていなかった。見た目、エビも春雨も見えず、まったく、料理名と外見があわない。 下右 普通の台湾ビール。写真の後ろに写っている冷蔵庫から取り出して飲んだ。 |
上左 麻婆豆腐。 上右 タイガービールクリスタル。 タイガービールのカロリーオフ版。存在は知っていたが、飲むのははじめてだ。よく言えばあっさりしている感じ、悪く言えば薄いし、発泡酒のような味わいがする。でも、ビンが透明でビールの色がそのまま見えるというのはさわやか感がでている。 左 店の真ん中に、欧州系の旅行客のグループが集まってきて盛り上がっている。 下左 happy birthdayの歌が歌われて誕生祝いをしていることがわかった。 下右 さらに歓談を続けたがトーフスキーさんがスナックに出向く時間が近づいてきて、今回のオフ会はここまで。店から出るときには満員状態になっていた。 |
上左 トーフスキーさんとは閉店するスナックの近くでお別れ。そのあと、さらに歩いて寧夏夜市にやってきた。 上右 写真では狭い道の両側に屋台が写っているように見えるが、右側の屋台は道の真ん中にでている屋台だ。右側の屋台のさらに右側にも狭い通路があるのだ。 左 夜市の南端から歩き始めて北端までやってきたが、とくに食べたいものがなかった。それで、北端の近くにある豆花の店「古早味豆花」に行った。 「古早味」とは、"伝統の味"という意味で"グザオウエィ"と読むようだ。店の宣伝用に店名の枕詞に使われているのをよく見かけるが、この店は店名そのものが「古早味」だ。 |
人気の店で、入口のレジで注文してお金も払うのだが、歩道まで行列ができていた。お金を払い、空席を探して着席。混雑していたが、注文を間違えることなく、頼んだ品が運ばれてきた。 |
豆花ではなく、何種類かあった雪花冰のなかから、小豆とプリンをのせて、コンデンスミルクをかけてある「紅豆布丁練乳」を選んだ。90元。 |
寧夏街夜市の北端のあたり。 |
飯糰の屋台に行列ができていた。飯糰は台湾風のおにぎり。 買って帰ってホテルでいただくことにした。MRT雙連まで歩き、台北車站で乗り換えて南港まで行った。夜遅い時間帯などになると南港はやはり遠く感じる。 下左 帰る時間がかかったので、ホテルの部屋に入ったころには、冷めてしまっていた。 具は漬物がメイン。 下右 ビールのつまみにもなった。この日は終了。 |