(21)トルコ出国
目がさめると港でバスが止まっていた。ヤロワのフェリー乗場であろう。イズミール方面からイスタンブルに行くときは、ヤロワからのフェリーを使うことによって、移動距離を少し短くすることができる。まもなく、客を乗せたままバスがフェリーの船内に入っていく。しばらく、バスに乗ったままフェリーで運ばれた。客の何人かは、バスを降りていったが、大部分の客はバスの中で休んだままであった。
6時30分ごろ、イスタンブルのハレムオトガルに到着。半分くらいの客を降ろす。イスタンブルの旧市街に向かうには、ここで下車したほうが便利である。だが、この日はエセンレルオトガルの様子を見てみたかったのと、ボスポラス海峡を越えるボスポラス大橋を渡ってみたかったので、このままエセンレルオトガルに向かった。
ボスポラス大橋を渡る
ボスポラス大橋はあっという間に通過してしまい、アジア側からヨーロッパ側に渡る。ヨーロッパ側にはいってまもなく、イスタンブル郊外で、バス会社がいくつか集まっているところで停車。そして、エセンレルへ。エセンレルのオトガルは、トルコ最大の規模であろう。荷物を預けて身軽になろうとしたが、荷物預り所が見つからなかった。結局、荷物をもったまま観光することにした。
アヤソフィアの内部
地下鉄と路面電車を乗り継いで、スルタンアメフットで下車。トルコへ到着した翌日にこの付近の有名はところを回ったのだが、月曜日であたっため、アヤソフィアは入場できなかった。そのため、まずアヤソフィアに入ってみた。6世紀にコンスタンティヌス1世によって、正教の本山として機能するようになったが、15世紀にコンスタンティノープルが陥落し、ジャミィに変えられた。
考古学博物館
アヤソフィアについで考古学博物館にも入ってみた。ここには、アレキサンダー大王の石棺とよばれるものが置かれている。この石棺の表面には、さまざまな模様が掘りこまれている。
ドマテス・ドルマスとキョフテ
11時ごろから、スルタンアメフットの路面電車停留所のそばにあるレストランに入った。このレストランでドマテス・ドルマスなどを食べてから、さらにこの店の隣にあるキョフテの有名店にも入る。注文はモチロンキョフテ。これがトルコで最後の食事であったので、思い残すことがないように食事した。
これで、トルコの観光は全部終了。路面電車と地下鉄で空港に向かった。地下鉄は以前から空港の1つ手前の駅までできていたのだが、旅行の前年、ようやく空港まで地下鉄が伸びた。空港駅で下車すると、まだ駅ができてから間もないきれいなホームがあった。
トルコ航空49便で関西空港へ向かい、この旅が終了した。