1目日後半 シ ア ト ル 初 歩 き
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空港から歩いてホテルへ |
シアトルのタコマ空港に到着。空港の周辺は緑が多く、いままで利用した米国の空港のなかでも自然環境に恵まれている。 予定よりも1時間近く早く、10時ごろに到着。同時間帯には国際線の到着がないのか、入国審査場もガラガラだった。 下左 入国審査場はあっという間に通過できたが、荷物受取で待たされる。 下右 隣のレーンを見ると何と Yokota からの便のレーンだ。横田基地からの米軍専用機が民間空港に到着するとは知らなかった。航空会社名は Air Mobility Command とある。空軍ということだろうか。レーン周辺は軍人以外に家族もいて、軍人やその家族の赴任や帰省に利用されているらしいと思われる。 少し調べたところ、米軍のチャーター機が、毎週木曜に、シアトルを出発して、金曜に横田、岩国、嘉手納と飛び、土曜に嘉手納、岩国、横田と飛んでシアトルに向うようだ。その便だろう。 |
荷物を受けとったあと、まずホテルに向う。タコマ空港は徒歩圏内にホテルがある。日本でいえば、羽田や成田は空港近くのホテルでも送迎がないと利用が難しいが、伊丹は歩いてホテルへ行ける。シアトル・タコマ空港は伊丹のような感じなのだ。もっとも、伊丹のように空港すぐそばではなく、500m〜1kmくらいは歩かねばならない。 |
駐車場の中を歩いて、Link
Light Rail
という電車(専用軌道だけを走る裏面電車って感じ)の駅まで300mほど。駅までは屋根がある。写真は、駐車場付近から見たLink Light
Rail の電車と駅。 Link Light Railは空港とダウンタウンを35分ほどで結ぶ。空港付近のホテルはダウンタウンのホテルに比べてかなり安く泊まれる。そこで、シアトルの宿は空港付近のホテルにして、毎日、ダウンタウンにLink Light Rail で通勤することにした。 |
写真右側が駅。駅から道路を跨線橋で渡ったあと、エレベータか階段で道路に下りる。自分の立っている背後側へ500mほど歩いたところに今回、予約しているホテルがある。 今回の旅行は10月上旬であったが、シアトルは日本の関西と比べて1ヶ月ほど紅葉が早くやってきているようで、いたるところでこの写真のように紅葉を見ることができた。気温か関西よりはやや低めであるからだろう。 |
今回泊まった、レッドルーフイン。ホテルというよりモーテルなのだが、空港発のLink Light Rail を使えばダウンタウンにも簡単に移動できて便利だった。 |
チェックインしたあと、荷物を預けて駅に向かうつもりだったが、ラッキーなことに、部屋にすぐに入れることになった。 部屋は思ったよりも広く、ベッドも大きかった。質素であるがゆったりできてよかった。結局、2時間ほど休んでから外出となった。 |
ライトレールでセーフコ・フィールドへ |
上左 Link
Light Rail
は空港とダウンタウンの間、25kmを35分ほどで結ぶ電車で、シアトル滞在中、毎日、空港とダウンタウンを往復した。休憩後、ホテルから空港近くの駅へ戻った。切符はすべて自動券売機での購入になっている。 上右 購入したのはICカードである ORCA 。これを利用すると割引が適用される。購入も簡単にできた。バスやフェリーも利用できる。 左 ORCAを利用するときには、駅にあるこのような機械にタッチしなければららない。 |
空港駅のホームにあがると、電車がちょうど出発するところであった。 |
車内のようす。 |
セーフコ・フィールドもよりの駅に到着。 |
駅のホームからセーフコ・フィルドは見えていたが、すぐ前まで歩いていった。シアトル・マリナーズの拠点の球場で、開閉式の屋根がついている。 かつてイチローがマリナーズに在籍して、ここで活躍したかと思うと何か感激する。内部の見学ツアーもあるようだが、そこまではしなくていいやと思い、外側だけ見て満足した。 |
インターナショナル・ディストリクトにて |
上左 チャイナタウン駅で下車。どういうわけか、道路標識で日本語の表示があった。 このエリアの別名はインターナショナル・ディストリクト。中国人街、今はないが日本人街、近年できたベトナム人街などが複合したエリアでこう呼ばれるようだ。全米各地にあるチャイナタウンとは少し違うようだ。 上右 中国語の表示もある。 左 目立つのは中華系の店だ。 |
上左 ウィングルーク・アジア博物館。 上右 建物に大きな表示がなかったので、本当にここかよくわからなかったが、入口には表示があった。 左 アジア系アメリカ人の歴史や文化についてのミュージアムだ。日系アメリカ人の展示もあって、なかでも第二次大戦中の日系人の強制収容所送りの展示に力が入っていた。 |
ウィングルーク・アジア博物館を出ると雨が降っていた。駅へ急ぎ足で歩いていたら、公園で何やら集会をやっていた。 米国国旗が国歌演奏とともに掲げられ、次に中華民国国旗が国歌演奏とともに掲揚。 ここで何かわかった。この日は10月10日。双十節ともいう中華民国の国慶節だ。そのセレモニーをやっていたのだ。雨のなか大変だ。 |
よくみると、英語でNATIONAL
DAYとあり、中華民国の場合は国慶節が相当する。雨足がきついので、セレモニーの見学はそこそこにして駅に向った。 下左 チャイナタウン駅は地下にある。Link Light Rail はチャイナタウン駅付近からは地下鉄のようになる。驚いたのは、ホームに止まっていたのがバスだったこと。あとでわかったのだが、Link Light Rail の地下区間ノ「トンネルはバスも通ることだ。 下右 もちろん電車も同じホームに停車する。この電車に乗車してダウンタウンへ。 |
パイク・マーケット・プレイスと周辺を散歩 |
Link
Light Rail
の終点はダウンタウンの中心であるウエストレイク。この駅から海岸へ向かって10分ほど歩くと、パイク・マーケット・プレイスがある。 パイク・マーケット・プレイスはPUBLIC MARKET CENTER と書かれた巨大な電光表示があってとても目立つ。米国の現存するマーケットでは一番歴史が古いという。 |
内部のつくりはレトロ感が満点で楽しい。シアトル最大級の観光地になっているだけあって、今では土産物屋が中心になっている。残念ながら生活感はほとんどない。 下左 それでも魚屋では巨大な魚が丸ごと売られてていて迫力がある。大タコも販売されている。 下右 花屋もたくさん並んでいて、マーケットの一角は花で埋めつくされている。 |
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パイク・マーケット・プレイスのすぐ近くには、スターバックスの1号店がある。1912年にできたようで、世界中に無数にある巨大チェーンショップの第1号がこの店だ。マークは茶色でデザインも違っている。開業当時のマークを使っているのだろうか。 当初はこの店でコーヒーを飲もうかと考えて訪問したのだが、あまりにも長蛇の列で、列を見た途端に1時間ほど待たねばならないと悟り、入店はあきらめた。 |
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海岸に出てみることにした。ウエストレイクの駅からはかなり坂を下ったのだが、パイク・マーケット・プレイスの場所はまだまだ高度があった。 下左 公園のようになった階段を下って海岸べりへ。 下右 大観覧車とその手前には水族館。向うにはクレーンが多数見える。 |
夕食とってスペース・ニードルへ |
ウエストレイク駅はこの付近の地下にある。建物は、白い建物を含めてウエストレイク・センターモール。シアトルのダウンタウンの中心にあるショッピングセンター。 |
センターモールの3階に大きなフードコートがあり、そこで夕食をとっていくことにした。窓の外にはモノレール乗場が見える。 下左 プレートランチで、フライドライス、ゆで野菜、エビのから揚げ、白身魚のから揚げのセット。Mサイズを注文したのだがかなり量が多い。 下右 ビールはなかったので、コカコーラ。大きな容器だがMサイズ。 |
センターモールの3階にはスペース・ニードルがあるシアトルセンター地区へのモノレールの駅がある。 モノレールもスペース・ニードルも1962年のシアトル万博のときにつくられたという。運賃は2.25ドルで、ORCAが使えず現金払いになる。 |
スペース・ニードルに到着したのは17時30分ごろだったが、入場できるのは19時だという。1時間30分、時間つぶしをするのがつらかった。近くにはガラス細工の美術館もあり、行ってみようと思っていたが、行った日は17時で閉館だったし、特にあてもなく、時間がすぎるのを待った。 下左 ようやく展望台に上がれ、外を一周。鉄条網で落ちることがないようになっているのだが、強い風が吹いていて、外側を歩くのは怖かった。 下右 展望台の内側。 |
帰りもモノレールを利用。行きは、ホームで切符販売があったが、夜間はホームの係員がいなくなり、車内で切符を販売していた。 |
ウエストレイク駅でモノレールからライトレールに乗り換え。地下の駅はライトレールとバスが共用しているために、ホームは低い。このあと空港まで電車で帰り、ホテルへと向った。長かった1日目が終わった。 |
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