2025.11  京都モダン建築祭
1日目
河原町カトリック教会、京都市役所など
 京都モダン建築祭というイベントがあり、普段は入場できない施設に入れることがわかり、事前にパスポートを購入し、準備していた。

 スタートは、(1)学校歴史博物館(旧開智小学校)
 2025年、ノーベル化学賞受賞の北川進さんは、旧開智小学校卒業だと判明。

 旧開智小学校は1992年に閉校。見学した講堂内の展示に閉校式の写真があった。その後、校舎の一部を利用して、学校歴史博物館が開設された。

 下   今回、公開の講堂兼体育館は、正面の校舎の2階部分。校舎の左下の黒いところから入った。なお、右側の校舎が学校歴史博物館。
 
 
 2階に上がり、講堂兼体育館を見る。
 
 (2)救世軍京都小隊会館

 救世軍は、プロテスタントの一派で、年末になると、募金活動をしているのをよく見かける。軍服のようなのを着ているのも特徴。
 
 礼拝堂。

 説明を読んでいて、ヴォーリスの設計した建築と判明。ヴォーリスは、近江八幡を拠点に活躍し、関西各地で教会や学校を残しているが、ここもヴォーリス建築だった。
 
 (3)立誠ガーデンヒューリック京都(旧立誠小学校)

 旧立誠小学校は、1993年に閉校。その校舎の外観を残し、ホテルとして、2020年にオープンした。写真の3階に和室が保存されている。
建物
 右の建物は、校舎を別の側から見たもので、3階に和室がある。左は、新設された建物で、ホテルと商業施設。元校舎と新設された建物を合わせて立誠ガーデンヒューリック京都。
 
 3階の和室。礼法を教えたりするのに使われた。この部屋だけが、内部の部屋として保存されている。
 
 和室の外側。写真で廊下をはさんで右側は校舎の外壁。
 
 (4)河原町カトリック教会

 1966年に旧教会からこの教会に建て替え。旧教会は明治村に移築された。
 
 大聖堂(聖フランシスコ・ザビエル聖堂)内。
 
 祭壇。この日は、14時30分から16時まで葬儀が行われるので、その準備中であった。その時間帯は、建築祭としての公開も中断。
 
 聖堂の南側は、ステンドグラスを多用した全面ガラス張りでとても明るい。北側は、普通の窓と壁。
 
 京都でも大殉教があった。1619年、鴨川正面河原で、将軍・秀忠の命で、子供を含む52人が火あぶりの刑に処せられた。2008年に、殉教者は列福(聖人につぐ福者として認めること)された。

 ここは大殉教のメモリアルルーム。
 この部屋の窓(1枚上の写真では左上に写っている窓)は、すりガラスで、京都大殉教について描かれている。
 
 地下にあった小聖堂。
 
 小聖堂におかれている「都のマリア」像。

 1854年、フランスで日本布教再開を願ってマリア像がつくられた。1873年、日本に運ばれたが、明治になったとはいえ、禁教が続き、秘密裏に将軍塚付近に埋められた。禁教ではなくなった1879年、掘り出され、河原町教会に置かれた。土のなかにあったということで、現教会では地下の小聖堂に置かれている。
 
 (5)京都市役所

 1927、31年完成で、左右対称。
 
 正面玄関。
 まず4階に上がる。

 正庁の間。式典会場として利用。和室もあるが、整理券をネットで得た人だけ。得ようとアクセスしたときには、すでになくなったあとだった。
 
 3階へ。市長室などがあった。

 本庁舎の北への張り出し部分は、そのまわりを北庁舎で取り囲んでいた。
 
 2階。市会議場。
 
 議長席からの眺め。

 下   玄関を入って2階との間にあるステンドグラス「京の四季」。
 
 
 玄関扉の内側。
 
 (6)島津製作所 創業記念資料館

 木屋町二条。島津製作所の創業の地。
 
 製作されたさまざまな機器が展示。普段はかなり早くからの予約が必要で、行きにくく、建築祭のときに入れてよかった。
"ブション"
 昼食は、寺町二条のフレンチレストラン「ブション」でとった。

 店があるのはなんとなく知っていたが、高級店だと思い、特に関心なかった。最近、読者のshojiさんが利用され、割と手ごろな店だとわかり、行ってみた。
 
 店内。

 訪れた時、満席だったが、ほかには待つ客はなかったので、10分ほど待って入店できた。

 店員の対応する言葉は、日本語、英語、フランス語が同じくらい。半分は外国人のようだ。
 
 
 
 上左   水は瓶入りで本格的。

 上右   ハウスワイン。

 左   メインがくるまでパンと野菜でワインを飲んだ。

 
 
 ランチメニューは4種類あったが、一番上に書いてあった「ハラミのグリエ ポテトフライ添え」にした。
 
 デザートは「アリババ」。名前が珍しかったので選んだ。カステラ風のケーキにラム酒とシロップがだぶだぶにかけてあり、上に生クリーム。

 ランチメニューは2400円、ワイン600円で、3000円。またやってきたい店だ。
国際会館、コンサートホールなど
 
 上   地下鉄・京都市役所前から烏丸御池乗換えで国際会館へ。
 
 国際会館で下車。すぐに、(7)京都国際会館に到着。

 左   入口を入り、長い通路を歩く。
 
 ホールなどへアクセスできるところにやってきた。
 
 ホールに入場。後方から前方を眺める。
 
 ステージ上から客席を眺める。
 
 前のほうの客席からステージを眺める。
 
 ステージに近い場所にある貴賓室。
 
 小ホール。
 
 展示コーナーを見る。1966年の開館以来、多くの国際会議が開催されていたが、最も著名なのは、1997年12月の「地球温暖化防止京都会議(COP3)」だろう。この会議に合わせて、同年3月に地下鉄が国際会館まで延伸されたこともわかる。
 
 京都議定書採択時に使用された木槌。

 国際会館には1時間ほど滞在した。
 
 地下鉄・国際会館から松ヶ崎まで移動し、(8)京都工芸繊維大学へ。

 和楽庵。大学の施設として建設されたのではなく、ほかから保存目的で移設されたようだ。以前、大学の資料室を訪問したときから知っていたが、何なのだろうって思っていた建物だ。
 
 内部は大正の建築とは思えない現代風の感じ。
 
 和楽庵から見た3号館。1930年竣工の昭和らしい建物。
 
 3号館の公開されていた会議室。
 
 (9)日本キリスト教団 京北教会

 1941年竣工。塔の半円型の窓が印象的。内部は入口からちらっと見られただけ。
 
 
 上   (10)京都コンサートホール

 建築祭参加の施設はほとんどが17時で終了だが、コンサートホールは18時見学開始なので、植物園の前などでしばらく待った。

 左   18時前に建物内で並ぶ。
 
 18時より入場。

 エントランスホールの床の模様だが、立体的に見えるように工夫されている。
 
 
 上   後方からステージを眺める。

 左   ステージの後ろの客席からステージと後方を眺める。
 
 ステージ上で指揮台ごしに後方を眺める。
 
 ステージ後方の座席とその後ろのパイプオルガン。

 パイプオルガンは日本最大級。また、左右対称にせずに、向かって右にパイプオルガンを配置している。
 
 パイプオルガンの鍵盤部分。演奏者は指揮者が見えないので、モニターを設置してある。以前は鏡だったという。
植物園LIGHT CYCLES、"白龍"
 
 上   京都府立植物園では、夜間にLIGHT CYCLESというライトアップを実施している。昨年、開園100年を記念して始めたようだ。

 この時期、18時から実施だが、コンサートホールを出ると19時をまわっていて、この機会に見ていくことにした。

 左   メインは温室だが、ほかのところでもライトアップをしている。

 池では、木が水面に映るのがきれいだが、まだ紅葉には早いのが残念。
 
 蓮が照らされるのも、なかなか面白い。
 
 
 上   温室に入場。

 左   ライトアップとともに音が流され、心地よい気分になる。
 
 昼間見る温室とは全然違う感じ。
 
 映し方によっては、少し怖く感じるところもあった。
 
 温室を出て、別の経路を通り、園を出た。
 
 20時もまわり、開いている飲食店も少なくなっていた。中華料理店「白龍」に入店。
 
 店内。

 ラストオーダーを過ぎていたが、すぐできるものならOKといわれ、ありがたかった。
 
 五目スープ麺。
 
 ラーメン店とはまた違った味付けで美味しかった。

 地下鉄・北山より帰宅。



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