1 日 目 伊 吹 島 |
瀬戸内海の旅第2弾。今回は瀬戸芸の秋会期のみ参加の香川県西部の離島を中心に回る。 初日に香川県の西端に近い観音寺から船で伊吹島に渡る。このためきわめて早朝に京都駅へ向かった。 6時の到着。なんと、切符売場が6時30分からの営業になっていて、それまでは複雑な切符は「みどりの券売機プラス」で対応になっていた。 「みどりの券売機プラス」はオンラインで係員とやりとりできて、一般的な券売機では買えない複雑な切符や割引証のある切符も買えることは知っていたが、実際に使うのは始めてだ。 係員を呼び出すとすぐにつながった。おそらくJR西日本の本社内に係員がいるのだろう。株優券を使うので、右下の部分に株優券をおいて、切符の内容を伝える。 |
うまく買うことができた。左上は、株優で京都・児島、右上は、JR四国区間の児島・丸亀の無割引の券。左下は、株優で新大阪・岡山、7時15分発の「さくら」、右下は新幹線からの乗継割引で岡山・丸亀の特定特急券。株優と乗継割引は併用できないので、岡山・丸亀を通しの券にした方が安い。 |
新大阪駅の発車案内板。 のぞみ、さくら、ひかり、こだま、みずほの5種類が揃う場面は滅多にないので、珍しい表示を見られた。 |
7時15分発の「さくら」鹿児島中央行きに乗車。「のぞみ」と同じN700系だが、やや水色っぽい塗色。 下左 入口付近には、九州と西日本の表示。山陽・九州新幹線専用の車両だ。 下右 普通車指定席で山陽新幹線内だけを乗車する場合は、「さくら」「みずほ」にしている。席が2人席ばかりで、3人席がなく、座席幅がわずかに広いから。自由席は片側が3人席なので必ず指定席にしている。 |
岡山からは8時32分発、特急「しおかぜ」松山行きに乗車。 下左 最前部。 下右 最後部。 |
入口横。JR四国の車両だ。「特急しおかぜ」と「特急松山行」が交互に表示される。 下左 車内。 下右 児島で乗務員がJR四国にかわる。 児島の駅名標の最下部の色合いがブルージーンズの色でJR西日本の標準の青よりも濃い。またJEANS STASTIONと書かれている。 |
上左 瀬戸大橋を渡る。 上右 宇多津駅の東に三角線がある。岡山と松山方面を結ぶ列車はA、岡山と高松を結ぶ列車はB、高松と松山方面を結ぶ列車はCを通る。Aを通るのは、以前は普通もあったが、今は特急だけ、Bを通るのは快速マリンライナーである。 今回、初めてAを通る。 左 Aを通る車内からCを通る、高松からの特急「いしづち」松山行きが見えた。その後方にはBの線路も見える。 |
宇多津駅で、「しおかぜ」と「いしづち」が併結される。逆方向の分割もみられる。 宇多津駅では、気動車特急の岡山・高知「南風」と高松・高知「しまんと」の併結・分割もあり、在来線では珍しい。 下 9時16分、丸亀着。 |
丸亀では駅の真ん前にある「東横イン丸亀駅前」で4泊する。 東横インは、以前はよく使っていたが、しばらく避けていた。 東横インは、全国どこで泊っても同じサービスが受けられるので安心感があるが、同時に、飽きてしまうのが難点になる。それで、しばらく利用していなかった。 加えて、コロナ禍の中で、朝食は弁当になり、しかもその弁当がイマイチなことも避けていた理由。 今回は、JRでの移動が多いので、駅の真ん前にあり、完成してからまだ1年ほどの新しい施設であることから利用することにした。 荷物を預け、すぐに駅に戻った。 |
上左 丸亀発9時31分発、琴平行き普通に間に合った。15分で宿に荷物を預けに行けたのは駅前の宿ならでは。 上右 多度津では、到着したホームの前方の電車に乗換。9時48分発の伊予市行きワンマンカー。 左 10時20分、観音寺着。 |
駅から数分歩いたハイスタッフホール(市民会館)の駐車場から観音寺港へのシャトルバスがでている。 歩いていくとバスが発車しかけたので、あわてて停めて、なんとか乗ることができた。 |
駅から港までは2kmほどあり、シャトルに乗れてよかった。 瀬戸芸秋会期の会場の島へ渡る船の出る港は駅から2、3km離れている場合が多い。観音寺、詫間、多度津ともそうだし、丸亀も1kmほど歩く。 往復券を買った。 |
10時50分発、伊吹島行きの船に乗船。 下左 船内。 下右 11時15分、伊吹島到着。 伊吹島は、いりこ(カタクチイワシ)の漁獲は日本一だという島。いりこの島だ。 |
港から集落へは坂道をあがる。かなりの急坂で大変だ。 |
かなり上がって、集落に到着。 |
地域猫の多い島だ、このあと何度も見かけた。 |
最初に見つけた瀬戸芸作品。インドネシア人作家のもので、インドネシアらしい家をイメージしている。 |
閉校になった伊吹小学校が会場になっている。その前のテントで弁当を売っていて、別のテントの下で食べられるようになっていたので、食べていくことにした。 下左 「うららの台所」という店名だ。「うらら」とは、私たちという意味らしい。 下右 包み紙にはいりこが描かれている。 |
左上は、うどん粉餅。蒸しパンのようなまんじゅう。 右上に、はもの湯引き1切れ入っていて感激。その左の、小あじのきんぴらも美味しい。 右下に、いりこと野菜の天ぷら。いりこの天ぷらも美味しい。 左下はいりこ飯。いりこの出汁の炊き込みご飯。 すまし汁には、はたき餅が入っている。餅というより団子。 いりこの天ぷら、小あじのきんぴらのパック入りを、1パックづつ買って、夕食を部屋食にして食べることにした。 |
食後は校舎内に展示された瀬戸芸作品を見た。 |
公民館の前。 下左 菓子店「フローラ」。本店は観音寺にあり、瀬戸芸会期中の出張販売のようだ。 下右 白桃味のソフトクリーム。 |
いりこ庵となずけられた休憩所で、これも瀬戸芸作品。ここに座ってソフトクリームを食べた。 |
上左 50mくらいまで上ったが、今度は急な坂を島の南の海岸へ下る。 上右 船の倉庫を使った展示。 左 海岸からは観音寺の街が小さく見える。 |
今度は急坂を上って、もとのところに戻る。 伊吹島郷土資料館へ。もとは伊吹中学校だったようだ。 |
伊吹産院。 かつて、出産後の母子が1ヶ月間すごす施設であった。1970年ごろまであったらしい。今は更地。 |
産院跡に置かれていた瀬戸芸作品。筒の内側は鏡が張り巡らされている。 |
港に戻る途中、大きな椅子を見に行った。横の脚立から大きさがわかる。 これは瀬戸芸作品ではないのだが、伊吹島で一番印象に残った展示物はこの椅子だ。 金田一春彦の歌碑も見て港へ。 |
上 港の近くに、伊吹島はなぜいりこが多くとれるのかとい案内板があった。 左 観音寺港への船。すぐにシャトルバスがあり、駐車場へ。そこから歩いて駅へ。 |
観音寺から丸亀まで乗った特急「しおかぜ・いしづち」はアンパンマンの塗装。JR四国にはアンパンマン塗装の車両が多く、春の訪問時に乗った特急「南風」もアンパンマン塗装だった。 下左 側面。 下右 天井。 |
丸亀駅には、エースワンというスーパーが入っている。 伊吹島でおかずを買ったが、この店で追加し、飲物も買って東横インに戻った。 |
4泊した東横インの部屋。 この施設は完成後1年ほど新しいもの。自分の以前の泊まった東横インに比べてわずかに広い。 レイアウトなどはほかの東横インと同じ。 |
窓側から入口側を撮影。 写真はうまく撮影できなかったのだが、バストイレが部屋とフラットになっていたのはよかった。 |
部屋からJRの高架線路が見える。写真の左端が駅舎の端あたり。 写真も右上のオレンジ色のところが、骨付き鳥の「一鶴」。この日は部屋食だが、翌日行こう。 下左 部屋食。飲物は、「極びえ冷酒」。 下右 醸造元は観音寺市の「川鶴酒造」。 |
上左 生野菜とドレッシング。 上右 いさき刺身。本当は香川産を食べたかったが、なかったので愛媛産のを買った。 左 伊吹島で買ったいりこの天ぷらと小あじのきんぴら。 |
東横インでは18時30分から20時が無料うどんサービスで、朝食会場へ食べに行った。夕食のしめにちょうどよかった。 丸亀には春にス―パ−ホテルで2泊したが、やはりうどんサービスがあった。どこも競争でうどんを出しているんだろう。 |
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