19 日 目 デ ル フ ィ
発作的にデルフィへ |
この日は、スニオン岬のポセイドン遺跡を見に行く予定だった。早朝、バス乗場や時刻を調べていたのだが、時間をかけて行く割には、イマイチと思えてきた。 かわりに、今回の旅では見送っていたデルフィに行こうと思いつき、発作的にデルフィに行くことを決め、バス時刻などを調べた。 デルフィ行きを決めたあと、朝食会場へ。 |
デザートとコーヒー。 |
朝食会場。 |
アクロポリ駅からオモニア乗換で、カト・パティシェまで乗車。下車後、バスターミナルへ。 こんなことになるなら、メテオラに行く前日に泊った宿にまた泊ればよかった。でも、当日朝に急に決めたので仕方ない。 |
バスターミナルに行き、日帰りで切符を購入。 |
10時30分発、帰りは18時30分デルフィ発。 デルフィは、ギリシャ文字では、ΔEΛΦOIで、デルフォイというようだ。 |
乗車したバス。 下 ペルシャ戦争の一大決戦であったプラタイアの戦いの古戦場があった付近。ギリシャ連合軍がペルシャを圧倒した。この戦いの後、スパルタとアテネが反目していく。 この付近で高速からおり、一般道を走る。 |
トイレ休憩のあったドライブイン。 |
10分の休憩だったので、パンと水を買ってバス車内で食べた。 |
デルフィの街に入る直前に遺跡があるのが見えた。遺跡を1kmほどすぎ、街の入口で下車。 13時30分に着いたので、帰りのバスは18時30分発なので、5時間ある。 |
バスで通った道を少し引き返す。 遺跡入口の少し手前にデルフィ博物館があり、遺跡のチケットで入れる。このときは、後回しで、先に遺跡へ向かった。実は、このときに博物館に入っておくべきだったのだが、このときはそんなことはわからなかった。 |
デルフィ遺跡 |
14時前にデルフィ遺跡の有料区域に入場。この遺跡は、山の斜面に遺跡があり、山を上りながら見学。 また、道路より下の部分にも無料区域があり、それはあとで見る。 有料区域で最初に見るのは、ギリシャ時代のものではなく、ローマ時代のアゴラ。 |
アテネの宝庫。 アテネはじめ各国の奉納物や宝庫の跡を見ながら歩くと、復元されたアテネの宝庫がある。 |
アテネ人の柱廊。 もとは7本の柱で屋根を支えていたが、3本が残る。 |
修復されて歩きやすくなっている大階段を上る。上った左にアポロン神殿がある。 |
大階段を上がった右側に、紐をぐるぐる巻きにしたような柱がある。プラタイアの戦いの戦勝記念碑で、上部は折れて欠けている。 下 アポロン神殿。内部には入れない。柱は数本残るだけだが、パルテノン神殿のようなのがあったのだ。 |
少し上ったところからアポロン神殿を見る。 ここには地下室があり、そこでアポロン神のお告げを巫女ビューティアが神と交信し、それを人々に告げたが、これがデルフィの神託。 |
古代劇場。 現在も利用されている。内部には入れない。 下 最上部から見たところ。古代劇場はかなり斜面を上ったところにあることもわかる。 |
上 スタジアム。 4年ごとに、ビューティア祭りがあり、そのスポーツ大会の場。とても細長いのが特徴。 左 スタート地点の石が見える。 |
最上部のスタジアムまで上ったので、一気に下る。 古代劇場付近から下を見ると、アポロン神殿、アテネの宝庫より下を見ると、森の中に何かあるのがわかる。これらが無料区域の遺跡で、これから向かう。 |
チケット売り場まで下り、バス道路をやってきた側へ500mほど歩く。 カスタリアの泉がある。いまは枯れているが、この泉で身を清めてからデルフィの神域へ向かったのだという。 |
競技場。ここへ下りる階段が閉鎖されていて、上から見るだけだった。 |
さらにバス道路を500mほど歩くと、アテナ・プロナイアの神域がある。ここは遺跡へ下りることができた。 |
神域にある円形をした神殿トロス。 |
最後にデルフィ博物館へ。ところが、人の気配がせず、嫌な予感。 下 水〜月は20時まで、火は17時までだった。この日は火曜。このとき、17時。 遺跡に入る前にここを見えておくべきだったが、後の祭り。 |
上 デルフィの街に戻り、ぶらぶらする。海が見えた。 左 18時30分発のアテネ行きのバスは、30分遅れて19時発。 |
アテネに戻り夕食 |
アテネまで休憩なしで走り、カト・パティシェ駅で下車したのは21時30分。 地下鉄を乗り継いで、アクロポリ駅で下車すると22時。宿に戻らず、夕食をとっていくことにした。 「アテネ」という店へ、外のテーブルに座る。 |
上左 飲物はマモスビール。 上右 スプラキ。肉を串にさして焼いたもの。この店では、豚かチキンを選べ、豚にした。羊がない場合も結構多いのはギリシャの特徴。 左 付け合わせのポテトとピタは大量にあった。あと、ヨーグルトと玉ねぎ。 肉をもう少し食べたかったのが少々残念。22時30分すぐ近くの宿に戻り、長い1日が終了。 |