19 日 目   ト ド ワ ラ
 7時に朝食会場へ。
 
 ごく普通のビュッフェ。
 
 コーヒー。
 
 中標津バスターミナル発、正規なら9時35分の羅臼行きバスに乗車。

 このバスは釧路発で、10分ほど遅れて到着し、発車。乗車の際に、トドワラ号に乗る方はいるかとの案内があり、申し出たら、会社にトドワラ号の客が乗車と連絡していた。
 10時5分、標津バスターミナル着だが、5分ほど遅れていた。社員が出迎えていて、切符の案内をしてくれた。

 下   トドワラ号の切符。トドワラ号は以前にも利用しているが、今年は大きく違う。

 以前は、標津からトドワラまでバス、トドワラから尾岱沼へ観光船、尾岱沼から標津がバスだった。

 今年は、標津からトドワラ、トドワラから尾岱沼を車窓から見て標津へバスで戻るコースだ。

 理由は、観光船沈没事故で点検の結果、尾岱沼の観光船は、船ではなくトドワラの桟橋が危険ということになった。それで、桟橋の工事が行われることになり、観光船が運休になったのだ。
 
 トドワラ号のバスに乗車。10時15分発。

 トドワラ号の運転期間だが、2022年は7月9日から8月7日まで。この日は8月5日で、運転終了の2日前だった。

 道東旅行の旅程を決める際に、この運転期間は重要な要素になった。この運転期間とともに、知床五湖を自由に歩けるのは8月1日からというのも重要な要素だった。
 
 バスは野付崎の中の道を走る。野付崎は先端まで28qの半島だが、その途中は一番狭い区間では200mほど。だから道路の両側が海だ。ただし、西側は分岐した砂州があって、先端のほうは幅が広くなっている。むしろ根元の方が幅が狭い。
 
 ナナワラ。

 枯れた木が風化して並んでいる。
 
 野付半島ネイチャーセンター。

 レストランなどがあるのだが、中に入る前に、トラクターバスの状況を確かめておく。
 
 トラクターバスの事務所に行って聞いてみると、出たばかりで、次は25分ほどあとだと言われた。

 前回来たときは、馬車だったが、2017年からトラクターバスになった。以前は馬車よりも歩こうと、馬車には乗らずに遊歩道を歩いていた。でも、トラクタ―バスは乗りたいで、25分後にやってくることにし、先にネイチャーセンターに入る。
 
 野付崎の地図。気温は16度。
 
 トドワラの景観の変化についての展示。トドワラの枯れ木はかなり少なくなっているようだ。
 
 北海道にあるラムサール条約に登録された湿地の一覧。

 13か所あるが、今回の道東の旅で、道東にある7か所の全部を訪問してるのでびっくりした。道東以外では、前年の道北の旅でサロベツ原野、本年の道南の旅で大沼に行っている。またクッチャロ湖は40年前に訪問している。道央の3ヶ所以外はすベて訪問していて、びっくり。
 
 センター内の食堂。
 
 尾岱沼名物のしまえび。ゆでたのにした。
 
 オホーツク海側を見る。晴れていたが、低い雲のがあって、国後島はよく見えなかった。
 
 
 上   トラクターバスがやってきた。

 左   車内。
 
 
 上   トラクターバスチケット。

 左   トラクターバスは専用道を通る。並行して遊歩道がある。
 
 終点に到着し、トドワラまで木道を歩く。木道が途中で分かれていて、桟橋に向かうが、この桟橋が工事必要ということで、立入禁止になっていた。

 以前はここから桟橋に歩き、観光船で野付湾を渡ったのだが。
 
 木道の先端のトドワラに着いたが、えっつ、という感じ。前回見たときに比べて、枯れ木がずっと少なくなっていたのだ。

 以前は枯れ木の森といった感じだったのだが、台風で倒れたりしたらしい。やがて、全部なくなってしまいそうだ。
 
 つぎにきたときはどうなっているかと思いながら木道を引き返す。

 トラクターバスでネイチャーセンターに戻り、さらに13時出発のトドワラ号のバスに乗車。
 
 写真はバス車窓から見た尾岱沼。

 標津バスターミナルに到着。13時35分。
 2時間少々、標津の街を歩く。まずは北方領土館。

 計画時には、羅臼、標津、中標津の順に泊まる予定だった。ところが、標津の宿は2軒電話して、2軒とも希望日にはやってないとの返事であきらめ、中標津からの日帰りにしたのだ。

 うち1軒は前を歩き、休業中だと確認した。おそらく、コロナ禍に加え、尾岱沼の観光船が桟橋が使えないため、大きく減っていることの影響だろう。
 
 昼食は目星をつけていた店にいったが、14時までということで、ちょうど閉店時間だった。それで、「そば処 福住」へ。
 
 店内。かなり大きく、標津町では一番大きな飲食店だろう。しかも、支店が数多くあり、ここが本店のようだ。
 
 鮭ちらしそば。そばの上に、鮭ぶし、鮭フレーク、いくらがのっている。

 鮭の味のためにそばの味がわからず、これは失敗した。普通のそばにすべきだった。
 
 サーモンパーク。

 鮭をメインとした水族館。日本最東端の水族館でもあるようだ。
 
 根室標津駅跡には転車台も残されていた。

 バスターミナルの建物があるのも駅跡。

 下左   16時発のバスで中標津に戻る。

 下右   16時40分、ターミナルの1つ手前の「東5条」で下車し、コンビニに立寄って、宿へ。
 
 
 宿で1時間少々休んでから夕食に出かける。

 「あら陣」というラーメン店へ。味噌ラーメンがウリの店のようだ。

 下左   店内。

 下右   瓶ビール。
 
 
 味噌ラーメン。普通のとあおり特濃があり、あおり特濃はスープが違うとのこと。あおり特濃にしてもらった。あおり特濃味噌がこの店では一番人気だそうだ。
 
 ぎょうざ。

 満足して宿に戻った。食についていえば、根室市よりも中標津の方が店がたくさん開いていて、外食しやすいと思った。それに町の活気も、根室市よりも中標津のほうがある感じ。

 

 

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