1 日 目 札 幌 へ
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2ヶ月ぶりの旅行。この間、2度にわたり旅行をキャンセルした。地元が緊急事態宣言になったためだ。 旅行先が緊急事態の場合は、細心の注意を払い旅すればよいと思う。旅行先が、”今はこないでほしい”という場合は訪問しないほうがよいが、そうではない場合は、不自由を覚悟の上、気をつけて旅すれば問題ないと感じている。でも、地元が緊急事態の場合は別だ。最近は、移動制限はあまり言われなくなったが、緊急事態の期間中は、やはり旅行の自粛が一種のマナーでないかと思う。これは、奄美旅行のさい、"島民以外お断り"という店の掲示を見て、歓迎されていない、警戒されていると感じたからだ。 飛行機で旅立つ前、伊丹では、いつもサクララウンジで朝ビールをいただいている。でも、今回はビールが提供されていなかった。伊丹空港のある大阪府は全域が、まん延防止重点措置の対象になっていて、酒類の提供時間が制限されている。このラウンジも、ビールは11時から19時までの提供になっていて、今回はコーヒーをいただいた。 |
上左、上右 搭乗便はJL2001札幌(千歳)行き。次発の鹿児島行きは2ヶ月半前に奄美諸島旅行のために利用した便でなつかしい。 左 クラスJの3Aに座った。 |
離陸直後、伊丹空港の全景が良く見えた。 下左 飲物サービスではアイスコーヒーをいただいた。 下右 男鹿半島がきれいに見えた。 |
函館市がきれいに見えた。左端に函館山が見える。右下には函館空港も見える。 下左、下右 着陸後すぐに新千歳空港駅へ。札幌行きの快速エアポートに1駅だけ乗車。 |
上左、上右 前回、快速エアポートに乗車したのは約10年前。そのときは、必ずクロスシート車で、車両の中間の出入り口には寒さよけのドアがついていた。今回はたまたま、その車両に乗車できたが、今やかなりがロングシート車に置き換えられている。 左 南千歳で乗換。この駅はかつては千歳空港駅だった。空港側に今は通れない跨線橋が残されている。かつては、この跨線橋から空港に入れたのだ。 |
苫小牧行きの普通に乗り換え。ホームで駅弁を売るブースがあった。今でもあるのは珍しいと思う。 下左、下右 苫小牧行き。ロングシートで中間の入口には仕切りドアが設けられていない。今や普通はこの車両で、快速もかなりこの車両に置き換えられている。 |
苫小牧到着。荷物をコインロッカーに預けて、マルトマ食堂をめざした。 この駅は14年前にも下車しているのだが、何だか寂しくなったようだ。 下左 南口が玄関でバスターミナルも南口にあったのが、多くのバスが北口発着に変更になり、バスターミナルも閉鎖に近い状態だった。 下右 王子製紙スケートリンク。ここにあったのかって感じ。 |
2.5km、30分ほど歩いてやってきたのはマルトマ食堂。12時少し前で10人ほどの行列ができていた。 下左 左の入口から建物に入り、中にある入口から写真右側のマルトマ食堂に入る。行列は写真の左にできている。 下右 な、何と、ホッキ貝が入荷してないという。ホッキカレーを食べにきたというのに残念。代わりにマルトマ丼を食べることにする。 |
店外の行列に20分ほど並び、空いていた席に座るよう案内された。マルトマ丼を注文したのだが、それから20分ほど待つ。 色紙が天井まで飾られていた。自分の知っている人のものはなかった。店の人が客の写真をとり、それもたくさん貼られていた。 |
みそ汁や漬物、しょうゆが運ばれてきたので、すぐに食べられると思ったのだが、甘かった。座ってから20分、みそ汁などが運ばれてきてからでも15分ほど待たされた。みそ汁はすっかり冷めてしまった。 |
マルトマ丼。この日は甘エビがたくさん入っていたのだが、これは日によって違うのだろう。 マルトマ丼も美味しかった。ホッキカレーがなかったからこそ食べられたのでかえってよかった気もする。 |
再び2.5km歩いて、苫小牧駅に戻った。途中、出光系のローカルな美術館があったのだが、次の列車の発車時間が迫っていたのでパス。実は実際は立寄っている時間があったことが間もなくわかったのだが。 苫小牧駅の北口へ。北口には駅舎はない。左が北口の出入口。右側に大きなショッピングセンターができていて、そちらへ跨線橋が通じている。今はバスも北口発着が多いとかで、こちらが苫小牧の玄関になりつつあるようだ。 |
次は白老のウポポイに向かう。乗るのは14時16分発の北斗14号函館行き。ところが、北斗14号は6月2日から水・木曜日が運休だという。 北海道に緊急事態宣言が出されたのは5月28日。その後で最初の水曜が6月2日なのだ。緊急事態は、まん延防止重点措置に変わったが、この運休はそのまま続いて、この日も運休。これに出発時刻寸前まで気づかなかった。 |
先ほど、ローカルな美術館をパスしたと書いたが、これなら立寄ることができていた。 苫小牧から室蘭方面へは北斗とすずらんを合わせると昼間は1時間に1、2本あり、北斗の1本運休は全体としてはあまり影響のないものだ。でも乗るつもりでいたので、次のすずらんまで無駄に30分、駅で待つことになった。 白老までは20q少々で特急券は自由席に限って320円と格安に設定されていた。 |
乗車したすずらん6号室蘭行き。室蘭までは電化されていて電車特急だ。すずらんの全列車とも東室蘭から室蘭までは普通列車になる。 下左 この特急電車は特急のヘッドマークが表示されていた。でも、LEDでとても見づらい。 下右 車内。ガラガラだった。 |
白老に到着。ウポポイはいったん、跨線橋で裏口に出て、裏口から10分ほど歩く。表口に出たのは、コインロッカーを利用するため。 苫小牧も白老もとても涼しい。この日の最高気温は20度くらいで、歩いていたときは17、8度だった。半袖では寒いので、上着を着た。北海道に滞在した間、終盤に少し暑くなったが、中盤すぎまでずっと最高20度ほどの日が続いた。帰宅してから5日たたない間に北海道は猛暑になっているようで、びっくりした。いい時期に行けてよかった。 |
白老駅の裏口。駅舎はなく、エレベーターなどを覆う建物があるだけ。撮影している自分の背中の側へ歩くとウポポイ。 |
ウポポイに到着。入口のポストは青で、アイヌの伝統織物のデザインが描かれている。 ウポポイの入場はネット予約が原則になっていて、前日に入場券の購入と入場時間の予約をした。時間については、JRの運休の関係で、予約時刻に30分遅れてしまったが、問題なかった。 注意すべきは、入場券の購入だけでは博物館に入れないこと。必ず、予約をしなければならないこと。 かなり辺鄙な場所なので、現地で予約が簡単にできるかと安心していると入れない可能性がある。実際、自分の行った日にも、当日の予約はできない時間帯が複数あった。おそらく、修学旅行や遠足などの学校団体なのだろう。自分が入った時間帯は、当日予約可だったが、札幌の中学校が遠足できていた。 |
メインの展示施設である博物館。ウポポイとはアイヌ語で”歌うこと”という意味。正式名は、国立アイヌ文化博物館。2020年7月に開館した。 下左、下右 展示物はワンフロアだけなのでさほど多くないが、解説を読んでいると30分ほどかかった。 |
博物館から見た広大な庭園の様子。庭園といってもほとんど自然のままで、ぐるっと散策した。全体で1時間30分ほどの滞在だった。 下左 アイヌの伝統的住居(コタン)が数棟。 下右 コタンの中にも入れる。新たに作ったものなので、生活感は感じられない。 |
大急ぎで白老駅に戻り、17時11分発のすずらん9号に乗れた。 下左、下右 乗車した電車。 |
札幌着は18時16分。 この日はすでに緊急事態宣言は終了していたが、引き続きまん延防止重点措置が札幌市に出されていた。飲食店での酒類の提供は19時までだった。19時に間に合うよう、駅ビルの中で夕食をとることにした。 入店したのはinZONE TABLE(インゾーネテーブル)というステーキ店。まったく事前の下調べせずに入店。 |
上左 店内。 上右 生ビール。サッポロクラシックらしい。 左 いちごとカマンベールチーズのサラダ。 いちご入りのサラダは初めてだ。ドレッシングをかけたいちごもなかなかいいものだ。 |
しまざき壮健牛のステーキ。 しまざき壮健牛は、別海町の農場で育成されたブランド牛らしい。柔らかくて美味しかった。 すすきのへ行く時間がなくて駅ビルの店に入ったのだが、ほかの店の外装などを見ていて、すすきのよりも食のレベルが高そうだと思った。 |
コンビニで飲物を買ってこの日泊まる「東横イン札幌駅北口」へ。 下左 部屋へ。 下右 サッポロクラシックの青缶は初めて見た。部屋で飲みなおし。 【1日目の歩行距離 苫小牧5km、ウポポイ2km、札幌駅1km 計8km】 |
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