2 日 目    利 尻 へ

 

 
 朝食は弁当になっていた。ロビーで食べてもいいし、部屋に持ち帰ってもいい。

 下左   ヨーグルトとみそ汁。部屋に持ち帰る場合は、みそ汁を蓋つきカップに入れてくれる。

 下右   弁当を食べたロビー。
 
 
 チェックアウト後、荷物を預けて、すすきのへ。

 下左   すすきのから西四丁目まで0.4 kmだけ札幌市電に乗車。

 下右   かつて多くの路線があった札幌市電も、約40年前の訪問時には、青線の区間8.5kmだけに縮小されていた。その際、青線区間は乗車したのだが、2015年に赤線区間が復活し、環状運転が行われるようになった。今回は復活後はじめての札幌訪問なので、赤線区間を乗車した。
 
 
  西四丁目で下車。

 復活区間の特徴は、線路が道路の西端に接して敷かれていること。西四丁目の内回りの停留所は歩道から直接出入りできた。

 約40年前に当時の道内国鉄路線の全線を乗車したが、うち半分は廃止された。その後、新たに出来た鉄道のうち札幌地下鉄と札幌市電は全部乗車したことになり、あとまだ乗れていないのは北海道新幹線だけだ。
 
 西四丁目から少し東に向かったところの文房具店のビル内にある「味の三平」へ。

 札幌で有名な味噌ラーメンは「三平」が発祥といわれる。約40年前、14年前に続き、3回目の訪問だ。3回とも店の場所は変わっていて、今の店になってからは初訪問だ。
 
 開店直後の訪問だったが、すでにカウンターは満席で、店内のイスで少し待った。待っている間に注文は聞かれた。

 下左   味噌ラーメンとライス、シュウマイ2個を注文。店のHPによると”ラーメンライス”という言い方もこの店がはじまりだという。

 下右   シューマイは縦長なのが特徴。ソースをつけてくださいといわれたので、ソースをつけていただいた。

 
 
 味噌ラーメン。チャーシューではなくミンチ肉が入っているのが特徴。味噌ラーメンとはいえ、あっさりしたスープだ。

 下左   縮れ麺なのだが、写真ではうまく写せなかったようだ。

 下右   店が入居する「セントラル」という文房具店。ラーメン店も文房具店も非常にきれいだった。
 
 
 荷物を受け取るためホテルに戻る。途中、大通公園を通りかかったが、大通公園の中でも中心になる西四丁目付近はオリンピックのマラソンの起終点の施設を建設中で、立ち入ることができなくなっていた。

 下左   荷物を受け取り、東豊線の栄町行きに乗車。

 下右   栄町で下車後、丘珠空港行きのバスに乗車。
 
 
 5分の乗車で丘珠空港に到着。

 下左   JAL系のHAC(北海道エアシステム)が中心の空港なので、カウンターもJALが大部分を占める。あとFDA(富士ドリームエアライン)が少し。

 下右   函館行きと釧路行きが多く、あと女満別行きと利尻行きが各1便。三沢行きは運休中。
 
 
 
 上左   以前はなかった展示コーナーができていて、退屈することはない、

 上右   JL2885利尻行きに搭乗。

 左   ATR機まで歩いて乗り込む。
 
 ATRは後部に乗降口があるので、後の方に席をとっておいた。
 
 利尻に到着する寸前。島の北西部にある沓形港と利尻富士の中腹以下が見える。
 
 空港は島の北東部の鴛泊(おしどまり)の少し西にある。

 少し雨が降っていた。機外に出ると傘が渡されていたので、受け取ってターミナルに歩いた。
 
 ターミナルビルは新しかった。

 1つだけのターンテーブルから出てくる荷物を受け取り、外に出ると送迎を依頼していた宿の人が待っていた。
 数分で、2泊する「あや瀬」に到着。
 
 2泊した部屋。手前にベッドがあり、窓際は畳敷きになっている和洋室。寝るのはベッドの方がいいが、荷物を広げやすいのは畳敷き。なかなか使いやすいタイプの部屋だと思う。
 窓側から入口のほうを撮影。

 下左   窓から見た鴛泊の集落。利尻富士は全く見えなくなっていたが、雨はやんだ。

 下右   お茶請けが、ほたての燻製とは珍しい。
 
 
 
 30分ほど休憩したあと、1qほど離れた漁港のそばにあるペシ岬に向かう。海に突き出た高さ100mに満たない山だ。

 エレベータに早朝5時30分から姫沼を一周するガイドツアーの案内があったので申し込んだ。姫沼は、もともと翌日、訪問する予定だが、入口から沼まで距離があるので、時間を要し、その余波でほかの訪問地の数が制限されるので、朝食前に行くことにした。
 
 ここから上っていく。
 
 すぐに会津藩士の墓があった。

 19世紀はじめ、ロシア船の南下が顕著になり、北方防備に会津藩が命じられた。この地で命を落とした藩士の墓だ。

 下左   あとは急な山道を上るだけ。頂上まで麓から20分ほどだった。

 下右   頂上。三角点があった。
 
 
 上ってきた道とは別の道を少し下ると灯台があるが、行かなかった。

 頂上の展望台は風が強く、帽子が吹き飛ばされかかった。自分の体も飛ばされるのじゃないかという怖さがあり、2、3分の滞在で下りはじめた。
 
 頂上から少し下ったところから撮影。左が港、右は鴛泊の市街地。

 麓まで下りるまでに少し高くなっている箇所がある。ここは昔はもっと高く、ペシ岬のような感じだたという。

 稚内には北の防波堤のドームがあるが、そのドームのセメントをつくるために、丘を壊して、土砂を運び出したらしい。
 
 歩く人を見かけない道を宿の近くまで戻ってきた。数少ない居酒屋などは休業しているようで、宿を2食付きにしておいてよかった。

 撮影している自分の背後にコンビニ、セイコーマートがあり、飲物を買って帰った。
 
 
 上左   食事の前に大浴場へ。

 上右   自分がこの日、最初の入浴客のようだった。宿の大きさに比べて、ずいぶん小さな大浴場だと思った。

 左   いい湯だったので、長く浸かった。他の客はやってこなかった。
 
 食事は19時からと頼んでおいた。19時にお食事処に行くと、定まった席に案内された。2泊の間の4食とも同じ席だった。

 18時や18時半からの食事だった客が食事を続けていたが、その客を入れても全部で10人ほど。
 
 最初にセットされていた料理。このあと次々に料理が運ばれてきた。

 下左   飲物は昆布焼酎「りしり」。醸造元は札幌市の札幌酒精工業。利尻産ではないが、利尻で多く販売されている。

 下右   水割りの中にも昆布をいれて飲む。
 
 
 
 上左   生うに海水流し。網ですくって海水をきって食べる。

 上右   毛がに。

 左  
 おつくり。5種盛り。

 下左   もずく、ホッキの酢の物。

 下右   長いもまんじゅうのあんかけ。
 
 
 前菜5種盛り。

 下左   うに土瓶蒸し。先にスープを飲む。

 下右   スープが少なくなってから、中のうにを食べる。

 
 
 
 たこのじゃぶしゃぶ。たこ以外を煮込んだ状態。

 下左   じゃぶしゃぶの具材。

 下右   たこをさっと湯に通していただく。
 
 
 ほっけすり身汁とご飯。

 下左   ほっけみそ煮。

 下右   デザートの杏仁豆腐。

 【2日目の歩行距離  札幌中心部3km、ペシ岬3km 計6km】
 
 

  

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