1日目 クアラルンプルまで
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クアラルンプルへ |
今回の旅は、インドネシアのジョグジャカルタ、ソロ。この両都市は、2001年に訪問しているので17年ぶりの訪問になる。滞在中は、17年前とほぼ同じところを見て回る予定。 前回は各地へ車をチャーターして行ったのだが、今回はチャーターで回らないと、行きにくいところへ2日、チャーターを行うが、あとは路線バスなどを使って自力で回ろうと思っている。その代わり、回れる範囲が狭くなり、前回行ったところでも、今回は行かないところもある。 今回、伊丹空港ホテルで前泊した。おかげで、JALの搭乗手続が始まる6時に先だって、カウンターの前で待てた。 搭乗手続の開始前から並んだのには理由がある。今回、成田からクアラルンプルまでは、JALの期間限定で発売された格安ビジネスクラスの航空券を利用する。伊丹・成田間は、本来は国際線がビジネスなら、クラスJが利用できるのだが、購入が遅く、一般席利用になった。それで、1席はあるであろう調整席をねらったのだ。無事に、クラスJ(この便は国際線ビジネスクラスの席がクラスJになる)を確保できた。席は1Aで、もともとクラスJが利用できる航空券なので、追加料金は不要だ。 |
上左 伊丹空港はあちこちで工事中で、すでに荷物受取場所がJALとANAのターミナルの中央に設置されている。荷物受取所までの距離が遠くなったためだろうか、動く歩道も設置された。 JALのラウンジも一時変更があり、サクララウンジは、リフレッシュラウンジという名で、通路の一角を植木で区切って利用する形になっていた。 上右 ダイヤモンドプレミアラウンジは、保安検査場の上にある従来のラウンジが工事になり、従来はサクララウンジであったところがダイヤモンドプレミアラウンジになっていた。もっとも、内装はサクララウンジのときと一緒だが。 左 ダイヤモンドプレミアラウンジではパンは提供されていたが、スープは一時停止されているようだ。朝ビールとパンをいただいた。 |
JL3002で成田へ。JL3002は毎日、国際線用の機材が使われる便だ。以前はB777が使われていたのだが、B777が羽田中心の運用になり、かわってB767が使われるようになった。前回、このJL3002に搭乗したのは、1年半前で、当初B777利用のはずだったが、B767に変わっていた。B767でもスカイラックスシートの機材だった。 下左 今回は同じB767といっても、スカイスイート2の座席がついたB767だ。枕カバーが国内線クラスJのものがついてるので、国内線とわかる。 下右 自席の1A。 |
途中、中部空港のほぼ上空を飛行。島にあることや、ターミナルの様子がよくわかる。 下左 飲物サービスはコーヒーにした。スカイスイート2の場合はテーブルをモニターの下から引っ張り出す。 下右 ほんの10分間ほどだけだったが、座席をフルフラットにして休んだ。そこで気づいたのは、足の先の部分がかなり細くなっていて、足を固定されてしまい、動きにくいということ。夜行便でこの状態はなかなかつらいものがある。 |
成田に到着。驚いたことに、ターミナルすぐそばまできていながら(タラップの向う側に茶色い部分が写っているが、これがターミナル)、バス連絡になったのだ。JL3002は十数回、利用している便だが、こんなことは初めてだし、理由はよくわからない。 バスを降ろされたところから2階に上がると、国内線の荷物受取所の手前だった。ここから内際連絡通路へ。JL3002の利用者しかいなかったから、保安検査場、出国審査場ともに2、3人待っただけで、あっという間に通過して、制限区域内へ。 |
上左 制限区域内に入り、ファーストクラスラウンジに向った。長らく利用してきたが、次年度は利用資格が維持できなくなりそうなので、数少なくなった利用機会をありがたく使う。 上右 握り寿司コーナーで3カン握ってもらった。 左 あまり多くいただくと、機内食が食べられなくなるのでセーブして食べる。 下左 それでも絶対にはずせないのはカレー。ご飯を少なめにしていただいた。 下右 飲物は日本酒で「雑賀」という和歌山のものをいただいた。 |
上左 出発はサテライトにある84番ゲートなので、ラウンジを移動して、サテライトにあるファーストクラスラウンジへ。こちらももう利用する機会はほとんどないだろう。ひょっとしたら最後かもしれない。 上右 こちらではデザートだけいただいた。 左 搭乗時刻にゲートに向ったら、すでに優先搭乗は終わっていて、急いで搭乗した。 |
JL723クアラルンプル行きに搭乗。 下左 ビジネスクラスはスカイスィート3で、斜め向きになった席。B787のスカイスィートの席では、B777と同じタイプの席を利用したことがあるので、機内に入ったときに、あれ?と思った。HPで座席指定するときには、見ているはずなのだけれども忘れていたようだ。 下右 自席。 |
上左 離陸後、最初の飲物サービス。シャンパンを入れてもらった。 たいていどの航空会社でもビジネスクラスでは、離陸前にウェルカムドリンクのサービスがあるが、JALの場合、長距離路線では復活したが(一時は長距離路線でもなかった)、今回のような中距離路線は「なし」。これは改善を要すると思う。 上右 恒例になってしまった泡を見る遊び。 左 やりいかグリルとクスクスの冷製。クスクスをいただくのは何年ぶりだろうか。 |
上左 メインはサーロインステーキ。 上右 飲物は日本酒「まつもと」にかえた。醸造元が、半年ほど前に醸造所のそばを歩いた、京都・伏見の松本酒造の純米大吟醸だったので、いつもならワインにするところだが、日本酒をいただくことにした。 左 デザートとコーヒー。 |
上左 食事の後、座席をフルフラットにして、しばらく休んでいたが、目覚めるともうクアラルンプルまでわずかだった。 上右 新しいフライトマップだが、昔からよく見たことがあるタイプのほうが単純で見やすいように思う。 左 ラストオーダーを聞かれたので、中華ちまき、アイスクリームをいただいた。 |
KLIAで1泊し、赤茶色の白咖喱麺を食べる |
KILA(クアラルンプル国際空港)ではサテライトに到着した。KLIAの場合、国際線はサテライトから離発着する便が多く、サテライトのほうが本館という雰囲気がただよっている。 KLIAに到着した場合、ほかの空港の場合よりも、本館へ向かうトレインの乗場や入国審査場に向う標識をよく見て歩かないと迷ってしまいやすいから注意が必要だ。 どうしてかというと、KLIAの場合は、到着客が出るエリアには出国客もいるからだ。一般的には、国際空港では、入国客と出国客の動線が分離されていて、両者が混じることはない。でも、KLIAでは混じっているのだ。シンガポールのチャンギ空港と同じだ。 だから、たいていの国際空港では、到着後、同じ便の乗客についていけば、トレインの乗場なり入国審査場に行きつける。でもKLIAでは、出国客もいるから、同じ便の乗客もわからなくなるからだ。 制限エリア内に入国客と出国客が混在しているため、KLIAでは搭乗ゲートで保安検査がある。この点もチャンギ空港と同じだ。ただ、KLIAとチャンギの違いも少しあって、KLIAでは出国審査場の前に保安検査があって、搭乗ゲトで再び保安検査があるのに対して、チャンギでは保安検査は搭乗ゲートだけというのが違っている。KLIAのほうがより厳重だといえる。 一般的には、国際線乗継の通路があって、そこでほかの国際線に乗り継ぐ客は保安検査を受けるのだが、KLIAやチャンギはそれがなくて、その空港から搭乗する客と一緒に搭乗ゲートで保安検査を受ける。 KLIAもチャンギもハブ空港として、国際線乗継客の利便性をはかっているのだろう。そのかわり、自空港からの搭乗客は、売店で買った飲物を持ち込めないなどの不便さがある。 さて、トレインで本館に行き、入国審査場へ。 ここでプレミアレーンを使うためのカードが機内で配布されたので、それを利用する。ビジネスクラスの客以上に配布されているようだ。 バンコクのスワンナブーム空港のプレミアレーンとの違いだが、バンコクの場合は、統一されたカードがあるのに対して、KLIAでは各航空会社が独自にカードを作成している点。あと、プレミアレーンの位置だが、バンコクでは入口が独自にあるが、KLIAではたくさんあるレーンの中央部がプレミアレーンになっている点、それに、バンコクでは出国時にもプレミアレーンがあるが、KLIAは入国時だけだけあるという点が違う。 一般のレーンは大混雑で、30分は並ぶ必要がありそうだったが、プレミアレーンの方は5分ほどで通過できた。. |
上左 ジョグジャカルタへは翌日のエアアジアで向かう。乗継の関係で、KLIA2(クアラルンプール国際空港第2ターミナル)にあるホテルで泊まる。 KLIA2への移動は鉄道またはバスだが鉄道を使った。バスなら無料だが、鉄道のほうが関心があるし、鉄道でも2リンギットとわずかな額で、乗場もわかりやすかったので、鉄道にした。 鉄道でKLIA2へいくとき注意するのは、ホームの両側がKLIAエクスプレスとKLIAトランジットになっていて、どちらもKLIA2行きとKLセントラル行きがあるという点。だから、どちらのホームから乗ってもいいが、反対方向の電車に乗らないようにすることが必要だ。 上右 KLIA2に着いた後、翌日のエアアジア利用に備えて、カウンターなどの位置を確かめておいた。 左 KLIA2の駅はKLIA2に隣接したショッピングセンターの中にあるという感じ。ショッピングセンターの端まできて、外を見ると、泊まるチューンホテルが見える。連絡通路も見えた。 |
この連絡通路だが、その入口がなかなかわからなかった。普通に歩いていたのでは見つけられなかったのだ。結局、通路を見つけてから、入口にたどりつくまでに10分くらいさまよっていた。 写真の左上に写っているTune hotelのロゴと同じロゴを見つけたときはホッとした。入口さえ見つかると、あとは歩いていくだけ。 |
5分ほど歩いて、ホテルに到着。玄関の少し手前で、公道を渡る横断歩道があった。 チェックインのさいに宿泊税を払う必要があった。予約サイトを通じてホテル代は支払い済だったが、宿泊税は含まれていないからだ。外国人からだけ徴収するシステムなので、予約サイトでは集められず、フロントでということになる。KLIA2で夕食をとったり、ターミナル間の鉄道でリンギットが必要なので、リンギットを持参していたし、20リンギットとわずかな額とはいえ、外国人には面倒なことだ。 |
部屋は、結構広いスペースがあり、快適だった。もちろん冷房つきだが、写真でわかるように天井には扇風機もついている。ただ、マレーシアの安めのホテルの多くがそうであるように冷蔵庫がついていないのは、ちょっと難だ。 Tune hotelは、エアアジアの系列ホテルで、ホテル内にチェックイン機があるし、発着便はモニターで表示されている。マレーシアにあるほかのTune hotelは、LCCまがいに、タオルやアメニティキットが有料だという話なのだが、このホテルはそういうことはなく無料であった。 今回、KLIAで乗り継ぐため、このホテルを利用したのだが、乗継にはとても便利なホテルだと思った。食事やコンビニは10分ほど歩いてターミナルに隣接するショッピングセンター行けばいい。1泊は5000円ほどで、今回のジョグジャカルタ・ソロ旅行では、一番高いホテルになったが、空港に隣接しているホテルということで考えると、コストパフォーマンスがいい。近年では、ジャカルタ、スカルノハッタ空港で空港内のホテルに泊っているが、値段はもう少し安いが、狭い。 |
1時間半ほど休憩の後、空港ターミナルのショッピングセンターにへ夕食をとりに出かけた。 入店したのは、ナムヒョンという店。漢字だと、南香で、KLのチャイナタウンの有名店だ。左側のカウンターで注文してお金も払い、番号札をもらい、右側の店内で料理を待つ。 ここを選んだのは、メニューに「檳城白咖喱麺」(ペナン・ホワイトカリーミー)があったから。 下左 店内。 下右 一緒に注文したアイスホワイトコーヒーと特大番号札。 |
注文した「檳城白咖喱麺」が運ばれてきた。赤茶色をしている。これを見て、ほかの麺の間違いじゃないかと、店員に尋ねた。色が白ではないからだ。それに具が鶏のから揚げというのも変に思ったのだ。 店員は注文票を調べて、これが「白咖喱麺」だと言った。 ここで思い出したのは、ペナンで食べた「白咖喱麺」は、白いスープで出されるが、すぐに辛い調味料を入れて茶色くするのが本当の食べ方だという話。 そうだ、最初から調味料が混ぜてあるから、こういう色なのだとわかった。具も店によって違いがあるのだろう。でも、まぎらわしいなぁ。調味料がきいていて、美味しくいただけた。 |
上左 注文したカウンターでもう一度、メニューを確認した。確かに「檳城白咖喱麺」は白じゃなく、赤茶色のスープになっていたし、具も鶏のから揚げ。 上右 ほかの店でも「檳城白咖喱麺」のメニューがあったのだが、その店では、スープは白で、レンゲに調味料がドバッと入れてある写真になっていた。機会があれば、こちらも試してみたいものだ。 左 コンビニでビールなどを買ってホテルに戻った。部屋の窓から、KLIA2のターミナルやホテルへの連絡通路、そして管制塔が目の前に見え、美しい。 自分の場合、できるだけ直行便を利用している。今回のように、途中で1泊するのは初めての経験だが、これはこれで面白いものだと思った。 |
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