1 日 目  八  戸 

 

八 戸 へ
 9日間の三陸海岸旅行は、まずJALで三沢に向かうことからスタート。

 伊丹空港の北ターミナル(JAL側)は前回利用したときと大きく変わっていた。新しい保安検査場ができていた。

 1番左がダイアモンド・プレミア会員向けの検査場でラウンジに直結している。突き当りのうち、左側がJGC会員向け、右側が一般向け。JGC会員向けを利用したが、客は少ないので一般向けでも変わりはない。
 保安検査場を抜けるとフードコートができていた。以前は保安検査場を抜けるとサンドイッチ等の軽食を買う程度しかできなかったのが、本格的な食事ができるようになり便利になったものだ。

 店は数店舗出店しており、テーブルは各店共通だ。
 大阪を中心にしているラーメンチェーンの神座(かむくら)という店を初めて利用。

 一番人気とうたっていた「小チャーシュー煮玉子ラーメン」におにぎりを加えたセット。美味しかったのだが、何せ、外の気温は35度。暑いラーメンを食べると汗だくになった。
 搭乗便は12時55分発の三沢行きのJL2163。

 国内線の利用客はそこそこもどってきているらしいが、依然として半分ほどの便は欠航で、航空会社の経営への打撃は非常に厳しいことがうかがえる。
 
 あまり長居はできないのだが、サクララウンジに少し立寄って休憩。

 感染症対策で座席と座席の間にアクリル板が設置されていた。

 下左  ラーメンあとのビールはなかなか美味しものだ。

 下右  つまみは個包装のハッピーターンになっていた。
 
 搭乗機。エンブラエルE190。J-AIRは伊丹発着便を中心にJAL国内線の一部を運航しているが、現在の保有機はエンブラエルE170とE190 。

 
 
 出発ゲートは18番。かつては、18番のそばにラウンジがあった関係で、18番はほぼ羽田行きの専用ゲートだった。ラウンジの位置が変わったことと、欠航便が多いために藩検査場から遠いゲートを避けていることから、このゲートを使うのだろう。
 クラスJを利用。

 エンブラエルE190はE170 よりも少し大きく、搭乗客数も多く、クラスJが設置されている点が異なる。

 飲物サービスは「お〜いお茶」の紙パック入りの一択になっていた。

 この日は台風9号が九州に近づいてきている時期だった。そのためか、飛行中、ほぼずっと雲の上を飛んでいた。下界の景色を楽しみにしていたので、少し残念だった。
 定刻より少し早めに三沢空港に着陸。

 三沢空港は、航空自衛隊、それに米軍との共用空港だ。そのため、一般の空港では見ないような飛行機を目にすることができる。

 グレーの飛行機は米軍の輸送機だろうか。
 
 見かけない航空会社の飛行機を見た。アトラス航空は米国の航空会社だ。三沢は国際空港ではないが、米軍基地としての三沢には、米国の民間機がやってくるということか。垂直尾翼のデザインは地球儀で、ユナイテッド航空を連想させる。

 見たときは貨物機だと思ったが、写真を拡大すると旅客機だった。米軍人や家族の輸送に使われたか、あるいは貨物機としての利用だったか、どうだったのだろう。
 
 ターミナルビルはとても小さく、ゲートは1つだけだった。JALの羽田便が3往復と伊丹便、千歳便が各1往復だけの空港なので、これで十分なのだろう。

 それでも、ブリッジを利用しての降機だった。飛行機を降りてからターミナルビルを出るまでには2分ほどしかかからなかった。
 
  バスのりばには本八戸行の空港バスが待機。この日、泊まるのは本八戸なので、このバスで終点まで行けばよいのだが、今回は、乗車後10分ほどで着く三沢駅で下車。

 三沢駅からは、青い森鉄道で八戸へ、八戸から本八戸まではJR八戸線を利用する。空港バスよりも40分ほど時間がかるんだが。
 三沢駅の駅舎は1年ほど前にできたばかりだった。

 券売機は現金のみ利用できるタイプだった。本八戸まで通しの切符を購入して乗車。
 
 改札は発車時間が近付いたら改札が開始される方式。

 改札内にあった記念写真用の顔出し看板。米軍基地があることから、米国旗を描いている。
 
 やってきたのは、快速うみねこ。1日3往復なのに、たまたま行って乗れるとは。JRの気動車なので、青い森鉄道の独自車両じゃなくて、少し残念。
 
 車内の様子。
 
 八戸での乗継時間は3分。あまりに良すぎて、見知らぬ地では苦しかったが、何とか間に合った。
 
 車内の様子。

 先ほどの青い森鉄道もだったのだが、2両編成でもワンマンが一般的になっているようだ。

 1両目の後のドアから乗り、1両目の前のドアから下車するようだ。ただし、駅員がいる駅ではすべてのドアが開く。
 
 本八戸駅は高架駅で島式ホームが1つだけある駅だ。ホームからこの日泊まるホテルが、目の前に見えた。

 駅舎から外に出たら、30秒でホテルの玄関に到着した。
 翌日の朝食は市場でとる予定なので素泊まり。 薄暗い感じで、古いビジネスホテルだった。

 困ったのは、インターネットが有線LANであったこと。数年前まで。有線LANでもWiFiに転換する機器を持って旅行していたが、もはや必要ないと考え、最近は持参していないのだ。そのため、久しぶりに有線LANに出会って、利用できなかった。最初からわかっていれば、機器を持参したのだが。結局、携帯でテザリングして利用した。

 
 
  部屋からは本八戸駅がよく見えた。

 八戸市の中心は、八戸駅付近じゃなく本八戸駅付近だということは知っていたが、詳しく言うと、本八戸駅の駅付近は食事処などはほとんどなく、数百m離れたところに繁華街があるということがわかった。
 
 1時間少々、部屋で休憩した後、18時に夕食のために外出。

 本八戸駅の近くはこれといって飲食店やその他の商店がない。かつて八戸で勤務経験のある旧友から、居酒屋で「さめ八」と「禄文銭」がいいとの情報を得ていたので、そちらに向かった。
 
 繁華街に行く途中に、八戸城跡があったので、ちょっと上がってみた。公園になっていて、城があったことをうかがわせるものは、城跡の石碑くらいしかない。

 下左  城跡の公園から見た八戸駅方向。建物が多いが、高層の建物はほとんどない。このあと行った繁華街では高層ビルもあったが。

 下右  まず「さめ八」に行ったが、4月から臨時休業中。4月からずっと臨時休業は長すぎるので、ひょっとして、臨時休業からそのまま廃業した可能性もある。
 
 
 
上左  続いて街の中心である繁華街にある「禄文銭」へ。

 上右  繁華街の地名は六日町だが、かつては魚屋が多かったようだ。

 左  「禄文銭」の外側。

 
 上左  生ビールとお通し。

 上右  しめさば。

 左  イカソーメン。
 
 
 上左  陸奥男山の冷酒を注文。
 
 上右  マス酒で、グラスもマスも、表面張力で盛り上がっている状態。

 左  あなご白焼。
 
 せんべい汁。

 八戸の名物郷土料理。せんべいが煮込まれている。せんべい以外は、大根、ねぎ、ごぼうなどの野菜が大量に入った汁だ。

 満腹になって、ホテルに戻った。 

 

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