1 日 目   門 司 港

小倉へ向かい、資さんうどんへ
 
 上   九州北の旅に出発。新大阪発9時54分発の「みずほ」に乗車。

 左   乗車した「みずほ」鹿児島中央行き。
 「みずほ」「さくら」の普通車指定席は2+2。山陽新幹線で普通車指定席を利用する場合は、「みずほ」「さくら」がよい。
 
 12時6分、小倉着。

 この日の宿は、小倉駅内にある「JR九州ステーションホテル小倉」。ます、宿に荷物を預けに行った。
 
 昼食は、「資(すけ)さんうどん」の小倉駅に近い店で。

 「資さんうどん」は北九州市を中心とするうどんチェーン。
 店内は、カウンターのような1人づつの席がつらなる長いテーブルが並ぶ。向かいの席とは高い壁で仕切られている。
 
 一番人気という、肉ごぼう天うどんをいただいた。

 柔らかいごぼうで美味しかった。普通のうどんのほかに「細(さい)めん」があって、細めんにした。見た目はそうめんに似ているが、もちもちしている。
 
 細(さい)めんを注文する人も多く、人気がある。
門司港レトロ地区
 門司港〜久留米間はタッチ決済ができるということで、タッチ決済で乗車。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      
 
 門司港着。門司港駅には、九州の鉄道の起点である0マイルの碑がある。

 今でこそ、小倉〜門司港間はローカル線の雰囲気があるが、かつては門司港発の特急も多くあった。40年以上前、九州を夜行急行を宿代わりにして旅したのだが、席を確保するため門司港駅まできて乗車していたことも思い出す。
 
 0qポスト。

 
 
 改札を出ると、切符売場はレトロ感がただよっている。2階に貴賓用の待合室があるが、以前行ったので、今回はパスした。
 
 門司港駅の駅舎。
 旧JR九州本社ビル。右下は門司港駅。

 今でこそ、JR九州の本社は博多駅前にあるが、2001年まではここが本社であった。

 1988年のJR発足前は、国鉄の門司鉄道管理局と九州総局があり、門鉄ビルと呼ばれていた。

 ビルは1937年に三井物産門司支店としてつくられ、財閥解体にともない、1949年から門司鉄道管理局になった。内部は非公開のようだ。
 
 旧門司三井倶楽部。旧JR九州本社ビルと道路を隔てて建っている。

 1921年の建造で、三井物産門司支店の社交用の施設。もともとは別の場所にあったのをここに移転したらしい。
 
 玄関を入ったところ。左端が玄関。

 1階はレストラン、2階がアインシュタイン・メモリアルルームと林芙美子記念館。
 アインシュタインは1922年に来日し、三井倶楽部には5日間滞在し、門司から帰国した。

 内装はアインシュタインが滞在したときのもの。

 スイス、ベルンにあるアインシュタイン・ハウスに行ったとき、彼がバイオリンを演奏することを知って驚いたのだが、門司でもバイオリンを演奏した写真があった。
 
 アインシュタインのサイン。

 2階のうち、林芙美子記念館は撮影禁止だった。
 
 
 上  旧門司税関。

 1912年の建造。税関の展示のほかカフェや土産物店が入っていた。

 左   内部。

 税関の本署は、門司、長崎、大阪、神戸、名古屋、東京、横浜、函館、沖縄地区の9つだと知った。門司のほか、長崎、神戸、函館などレトロ感を感じる。
 
 大連友好記念館。

 大連にあった建物を複製したもの。中にはレストランや大連の展示などがあった。
巌流島
 門司港レトロ地区では、出光美術館と九州鉄道記念館に行くつもりだった。2館に行ったあとで、巌流島と唐戸に行く計画だった。

 ところが、巌流島に渡る船の最終便が、かなり早く、出光と鉄道記念館に行き巌流島をあきらめるか、巌流島に行き出光と鉄道記念館をあきらめるかの選択にせまられた。

 今回は巌流島に行き、出光と鉄道記念館は、今回行かなかった門司港レトロ地区のほかの施設とともに機会があれば行くことにした。

 巌流島へは、フリーパスを使って行った。門司から巌流島を経て唐戸へは900円、門司から唐戸直行は400円、フリーパスは1000円。
 
 巌流島へ渡った船。

 15時40分発が、巌流島に渡り、島を観光後、唐戸に渡るあるいは門司港に戻る最終便だった。
 
 客は自分1人だった。

 巌流島では十数人いて、全員が唐戸行きの最終便に乗船した。この人たちは唐戸から巌流島を往復したのだろう。
 
 上   巌流島からは関門橋がよく見えた。

 左   宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘の像。
 
 決闘の像以外は見るべきものはなかった。
 
 本州側の対岸は埋立のためにかなり島に近く、造船所があった。その前を取ってやってきた船で唐戸に渡る。

 このときは、唐戸市場で食事をしようと思っていた。
 唐戸に着くと、唐戸鮮魚市場に向かった。すでに全部の店が営業を終えていた。

 近くの唐戸プラザにはレストランが入っていたが、大半は営業していなかった。回転すしは営業していたが、唐戸までやってきて、回転すしというのもなぁって思い、門司側に戻って食事することにした。
 
 唐戸桟橋から門司側へ戻る。
焼カレー食べて宿へ
 昼間、旧三井倶楽部から旧門司税関に向かう途中、多くの店で焼カレーを出していることに気づいていた。それで、焼カレーを食べることにした。

 門司港駅前の焼カレー専門店の「咖哩本舗」に入店。外からはわからなかったが、20分ほど並んだ。
 
 店内。

 下左   飲物は地ビール「門司港ビール」。

 下右   製造は小倉北区の「門司港レトロビール」。
 
 
 
 
 「昔の焼カレー」をいただいた。チーズの種類などが今のと違っているらしい。

 カレーをオーブンで焼いて、ドリアのような感じ。チーズと卵が特徴。
 
 ライトアップされた門司港駅。
 
 門司港から小倉へ戻る。
 小倉駅コンコースに「JR九州ステーションホテル小倉」の入口がある。
 
 預けていた荷物を受取り、部屋へ。
 
 窓側から入口側を撮影。
 

 

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