9 日 目 有 田 ・ 武 雄
有 田 |
この日は日帰りで有田と武雄に行く。 朝食会場は1階の居酒屋。夜は居酒屋、朝は宿の朝食会場になっている。 朝食は、和食か洋食かを選び、それぞれお盆で運ばれる。この宿に泊まるのは2度目で、前回は和食と洋食を1回づついただいた。洋食がいまいちだったので、今回は毎日、和食にしようと思う。 |
上 和食には博多名物が取り入れられている。左下のごまさば、真中の明太子、その右下の辛子高菜。 左 宿を出たところから見た博多駅の東側。 |
上 8時38分発、ハウステンボス・佐世保行き「ハウステンボス・みどり」に乗車。 左 有田へはどちらに乗ってもいいのだが、「ハウステンボス」にで予約をとった。「ハウステンボス」もだが、JR九州では車両の中央にドアがある車両がよくある。ドアの前後で座席が違う場合もあり、このときは、自由席と指定席と違っていた。このときは、指定席をとっていた。 |
JR九州は、車両に木を多用しているが、この車両も座席の後側や座席についているテーブルなどが木であった。 下 9時54分、有田着。 |
有田駅。丸い明り取りがついているのが特徴。 この日は月曜。有田で一番行きたかった「九州陶磁文化館」は月曜が休館。この館は、ほかのみどころとは違う方向にあるので、行かないとなると、他は上有田駅近辺に多いので、観光には便利だ。 |
陶器店は数多い。 |
上有田の方へ向かうにつれて、陶器店も廉価品を売る店から高級品中心の店に変わっていく。 下 伝統建築の保存地区である有田内山地区に入る。 江戸、明治、大正、昭和の建築が多く残っている。 |
本陣跡の説明があったが、この建物が本陣であったかは不明。 写真の左下には「売物件」の看板がついていてびっくり。 |
天保2(1831)年の建築という表示がある。 |
創作ものを展示していた店もあった。 |
有田郵便局。最近の建築だが、街並みに合わせた外観だ。 |
「今右衛門古陶磁美術館」を発見したが、月曜は休館だった。 今右衛門は有田の中でも最も有名な窯元。 九州陶磁文化館とあわせ、またの機会にやってこよう。 |
今右衛門窯の敷地に少しだけ入れた。 |
上 創業は元禄2(1689)年という香蘭社。洋館は明治10(1877)年の建造。 洋館の中は展示場兼即売場だったが、撮影禁止。展示物はほとんど美術品といってよい。 左 入口付近。右手の門を入ると洋館があった。 |
街並みに溶け込んでいる交番。 |
陶山神社へ向かう。 参道の途中の階段を上り切ったところに踏切があった。 階段を上り終え、ヤレヤレというところに踏切がある。ここは1時間に4本の列車が通るし、遮断機がなく怖かった。 |
さらに参道の階段があるが、灯籠の一部は陶磁製。 |
階段を上がり切ったところの鳥居は陶磁製。 |
陶磁製の狛犬。新しいと思ったのだが、元々明治20年に今右衛門から奉納されたが、破損したので、2023年に今右衛門によって修繕されたとのこと。 |
陶磁製の鳥居の付近から踏切を見ると、「みどり」が通過した。 |
「有田陶磁美術館」にやってきたが、ここも月曜休館。 |
トンバイ塀。 トンバイとは、のぼり窯内壁に使われた耐火レンガの廃材を赤土で固めたもの。 有田陶磁美術館からつぎに向かった大公孫樹の間の路地裏で見られた。 前日見た博多塀に似た作り方だと思った。 |
大公孫樹。 巨大ないちょうの木。番所跡のそばにある。 |
泉山磁石場。 ここで磁器の原料の陶石が発見され、日本で初めて磁器の大量生産が行われるようになった。 |
今はここの磁石はほとんど使われていないが、一部は残っているのか、立入禁止になっている。 |
泉山磁石場の近くに「有田町立歴史民俗資料館」がある。 もう武雄へ行く列車の時間を考えると見学の時間はほとんどなかったのだが、開いてないと思っていったら、ここは月曜も開いていて、入館。 大急ぎで見学した。 |
磁器製造の場面を描いた皿。 |
陶磁製のポスト。 |
上有田から武雄温泉に向かう列車の時刻がせまっていて、駅まで急いだ。 途中、有田焼の祖といわれる朝鮮陶工の李参平の墓が近くにあったが、立寄る時間なし。月曜休館だった美術館3館と合わせてまたの機会を狙おう。 上有田駅は瓦ぶきの駅でいまどき珍しい。 |
上有田発、12時41分発、江北行きに乗車。 江北は、近年、肥前山口から改称された。昔のことを知る自分は、肥前山口がなつかしい。 切符は近隣の店で買うのだが、ICカードが使えるのでICカードを使う。 |
武 雄 |
武雄温泉12時56分着。こちらは南側。 |
「甚八」で昼食。居酒屋だが昼間は魚料理の店になっている。 |
店内。 |
魚定食。 Bは売切れ、Aは鯛のあら煮、Cはフライ物だったので、Aにした。みそ汁は、料金追加であら汁にできたので、あら汁にしてもらった。 |
「鯛のあら煮」を拡大。 |
「鯛のあら汁」を拡大。 下 公共図書館でありながら、蔦屋書店に運営委託したとして話題になった武雄市図書館を見に行った。 "武雄市立"でなく、"武雄市"としている店で民間委託を感じる。 |
撮影は決められた場所からのみ可能で、まず玄関そばから撮影。 右端にスターバックスが見える。電灯の並ぶ付近は本や雑貨を売るエリア。その後に図書館の書架が並んでいる。 撮影可能地点じゃかったので、撮影できなかったが、歴史資料室が併設されていた。でも、月曜休室で入れなかった。 |
もう1ヶ所の撮影地点である2階の端から撮影。 2階は書架と机が並んでいる。1階は、左から、図書館の書架、本や雑貨を売るエリア、スターバックスと並んでいる。 机では、ふたのついた飲物はOKというのが、一般的な図書館と違う。 |
武雄神社へ。参道の階段が真新しい。2024年10月に新しい階段になったばかりという。 |
白いコンクリート製の社殿でびっくりした。1970年にできたという。 |
武雄の大クス。 社殿から5分ほど歩いたところにある。 |
武雄温泉の楼門。 東京駅を設計した辰野金吾の設計。 |
楼門を入ってすぐ、元湯と蓬莱湯の2つの公衆浴場がある。 入浴券はどちらの湯も500円。中の写真掲示されていて、元湯の方が古そうな感じ、蓬莱湯は新しくきれいな感じがしたので、元湯に入浴。 |
元湯の前にあるロビー。この向うは撮影禁止。 下 (観光協会のHPより拝借) 元湯には、あつ湯とぬる湯があったが、ぬる湯でも熱かった。あつ湯は1、2分が限界だった。 |
このあと駅に向かったのだが、このときは気づかなかったけれども、旅行を終えて帰宅してから、失敗に気づいた。 楼門を入って"新館"があって、ここは入浴はできないが、見学できるとのこと。まったく見づかなかった。下調べ不足だったな。またの機会に見学しよう。 写真は駅に向かう途中の道で、"寺町"みたいな通り。 |
武雄温泉駅の北側。 この日の日帰り旅は月曜休館のため、有田ではミュージアム3館に入れず、武雄では温泉の新館に入れなかったので、どちらも再訪したい。そのときは同時に嬉野温泉にも行ってみたいものだ。 |
この駅では、特急は新幹線と接続している列車(「リレーかもめ」の全部と「ハウステンボス・みどり」の一部)は新幹線ホームから、新幹線と接続していない列車(大部分の「ハウステンボス・みどり」)は在来線ホームから出発するようだ。 |
上 新幹線と在来線特急の乗継ホームの在来線側の駅名標。 隣の駅名は特急の停車駅が表示されているのが珍しい。 左 17時13分発、博多行き「リレーかもめ」。 |
上左 行先表示。 上右 つばめマーク。 左 長崎からの新幹線「かもめ」が到着。対面乗換で、乗換える人の姿を見て、しばらくして出発。 |
たまたま4号車を指定していたのだが、ゆったりとした席でグリーン車に似た感じだ。 旅行終了後にネット検索すると、お得な車両だったことが判明。 この車両はもともとビュッフェ車だったのを改造したもの。それで頭上の荷物棚がない。かわりに、床に荷物を置きやすくするためにシートピッチが広いのだという。 他の車両は普通車1100mm、グリーン車1160mmであるところ、この車両は普通車だが1200mmだという。なるほどってわかった。 |
天ぷら「ひらお」 |
18時13分、博多着。 夕食は博多駅ビルで食べるのが手っ取り早いのだが、地下鉄で天神へ向かい。アクロス福岡の天ぷら「ひらお」へ。 |
「うま海定食」が新しくできていたので、これにしよう。対馬あじやいわしが入っている。 別に単品で、あなご、貝柱、それにイカ塩辛を増量してもらうことにして、食券を購入。 |
びっくりしたのは、並ばずにテーブルにつけたこと。今まで昼食時に利用して長時間並んだこともあるが、夕方はすいているようだ。 アクロス福岡は天神の中心部から少し離れたビジネスビルだからだろうか。並ばずに座れたので拍子抜けだった。 |
テーブルに食券を置く。 この店は大衆店でありながら、揚げたてをトレイに置いてくれる。いろいろな注文があるのに、間違わずに順番に置いてくれるのもすばらしい。 |
イカ塩辛の増量はどのくらいかと思ったら、2皿運ばれた。増量は1回限りで、以前、食べ放題だったころがなつかしい。 今まであったのか記憶がはっきりしないが、かぼちゃの煮つけを自由に食べられた。 あと、ご飯、みそ汁、つゆ。 |
紅しょうが、あじ、鶏むね肉、いわし。 |
かぼちゃ、なす、貝柱。 |
ピーマン、あなご。 あなごはトレイからはみ出るくらい大きくてびっくり。値段が高いのも納得。 福岡に行ったときなるべく立寄っている店だが、今後も行ってみたい。特に、すいている夕食時に。 満腹になって宿へ戻ると20時前。 |
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