2 ブ ル ネ イ の 1 日
バンダルスリブガワンの市場 |
7時30分から朝食。1階のレストランに行ってみると、ホテルのフロントからは想像できないセンスのいい内装だった。レストランはホテルとは別の経営になっていて、外部から自由に行き来できるが、フロントからも行き来できる。 このホテルの1階には、コンビニというか”なんでも屋”というかお店がテナントとして入っていて、この店も、外部から自由に行き来できるほか、フロントからも行き来できる。 |
朝食は数種類のなかから選ぶようになっていて、多くがトースト類だったが、チキン粥とナシゴレンがあり、チキン粥にした。このほかコーヒーがセルフサービスで飲めるようになっている。 |
朝食後、バンダルスリブガワンの観光に出発。もともと午前中はテングザルツアーにあてる計画で、午後だけならどれだけ回れるかなと心配だったのだが、一転して時間をもてあますかもって感じになった。 まずは市場へ。小さな川を渡った対岸にある。画像左側の白いビルのうち低いほうがジュビリーホテル。 |
市場の入口になる橋。ここをわたって市場に入る。 |
市場はオープンエアになっていて、日差しを防ぐためパラソルが林立している。日差し除けにはこれで十分だが、スコールのときは大変かなと思う。 |
フルーツなどのお店。 |
魚屋。 |
市場を見た後、裏通りを通って、水上市場へのボート乗場に向かった。表通りにくらべて、生活臭のある感じで、意外に普通の街っていう面もみられた。 |
バスターミナルはビルの1階を利用していて、バスはマイクロバス。午後はここからバスに乗ってみよう。 |
バス路線図。中心部が小さな街にしては、かなりの路線網をもっていると思った。 |
水上集落 |
テングザルツアーが幻に終わってしまったため、ブルネイ観光の目玉は水上集落訪問になった。3万人が住むという世界最大の水上集落だそうだ。 ブルネイ川の川幅は1kmくらいある。川を渡るにはボートを利用するしかない。ボートは片道1ブルネイドル(約90円)。地元客はもう少し安いかもしれないが。ボート乗場には多くのボートが待機していて、その1つに乗り込んだ。 |
ボートはいきなり猛スピードで走りだした。大した距離じゃないし、そんなにスピードを出さなくてもいいのにと思った。少々怖い思いをしたが、2分くらいで対岸のジェッティに到着した。 |
到着したジェッティ。ここはブルネイ川に面したジェッティだが、水上集落の中を歩くと、家々の間が運河のような感じになっていて、そのところどころにジェッティが何か所も設けられていた。 乗ってきたボートは自分を下すと、待っていた客を乗せて、再び猛スピードで引き返して行った。 |
水上集落の中を歩き始めた。最初にバラックのような家がたくさん見えてきて、対岸で見ていた建物とは相当な落差があり、単純にブルネイの中でも貧しい地域なのだろうと思っていた。でも、そうでもないことがあとでわかった。 |
家々の間にある運河のようなところを走るボート。運河ではなくてブルネイ川の一部分であるのだが。 家々の中には最初に見たバラックのようなものも中にはあるが、水上集落というイメージからは想像できないきれいな住宅もたくさんみられる。 |
ところどころには橋が設けられていて、運河のような川を渡ることができる。 またまたボートが猛スピードで通った。このボートは、水中翼船のように水面から飛び上がって走っていた。 |
水上集落の中には縦横に木道がはりめぐらされている。案内板はないので、自分は集落の中のどのあたりを歩いているのかとか、この歩いても行き止まりになっていないかとか、わからないままに歩いた。 昼間だし怖さは感じなかったのだが、暗くなると、手すりはなく、電灯も多くはないので、歩くのが怖そうだ。 |
木道に並行して水道管が通っている。その水道管の上を歩いている猫を発見。落ちずにうまく歩いているのにびっくり。 |
一番驚いたのは、新築の住宅もたくさんつくられたいたこと。集落の端のほうには、こうした新しい住宅がどんどんつくられている。 こうなると水上集落=スラムという考えはまったくあたっていないことがわかった。水上集落は、一種の伝統文化なのようなものになっているのだ。 |
水上のモスク。 |
木道の一部は両側が水面になっていて、こういうところは慣れないものにとっては、おっかない。 |
水上警察署。パトボートが待機している。 |
水上警察署から水面をはさんだところに別のモスクがあったので、渡りたかったのだが、橋がなくて、500mくらい木道を歩いたところにある橋まで大回りしなければならなかった。 |
橋のは水上集落の端にあった。その先にはわすかな家とジェッティがあるだけで、あとはブルネイ川がひろがっていた。 |
大回りして、ようやく水上警察署の向かいにあった別のモスクに到着。 このモスクの脇のところで地上に上がることができ、モスクには地上からのアクセスも可能であった。 |
ようやく上がることができた陸地。建物は多くはなく、そのかわり駐車場が広がっていた。水上集落居住者も車を持っているのが普通なのだろう。 |
水上消防署。ここも陸上からアクセスすることができ、陸上に面したとことに消防車が止まっていた。水上からは消防ボートが待機できるようになっていたが、消防ボートは見当たらなかった。 |
水上にある学校。この日は日曜で生徒はいなかった。 |
建物が密集しているところもあった。行き止まりの木道もあって、どちらへいけば、元の場所にもどれるのかわかからず困った。 |
なんとか、最初に上陸したところに戻ってきた。少し待っただけで、対岸から客を乗せたボートが到着。すぐに折り返して、再び猛スピードで対岸に戻った。 |
バンダルスリブガワン観光 |
水上集落から戻って、しばらくショッピングセンターの中で休憩。炎天下を歩いて疲れた。 そして、オールドモスク(正式名オマール・アリ・サイフディン・モスク)へ。オールドモスクといっても1958年の完成。 街の中心では一番目立つ建物だ。 下左 内部は入口近くのごく限られた部分のみ入ることができる。自分の場合は腕や膝が見える状態なので、この黒い服を着ての見学。 |
上右 歴史センター。閉鎖中で見学できなかった。 左 ロイヤルレガリア。ボルキア国王のおいたちやその治世におこったことがらなどを紹介する施設。 入口で靴を脱いではいるが、内部はじゅうたんが敷き詰められていて、豪華な施設である。 |
中に入ってすぐの巨大なホール。国王の即位式で使われた車が中心に置かれていた。このホールだけは撮影可能。 このホールからほかの部分に入るところにカウンターがあり、そこで荷物を預ける。そこからは撮影禁止になる。 |
道教の寺院。ブルネイでも中華系の人々はそこそこ多く看板では漢字も見られる。バンダルスリブガワンの中心部では唯一の中国風の建物。 |
内部ではお祈りする人も見られた。 |
メインストリートに戻り、カフェにて昼食。クリスマスの飾りもあり、にぎやかな感じ。 |
フライドチキンに野菜炒めをかけたような料理。 下左 ご飯。 下右 飲物は100PLUS。マレーシアなどで市場有名な炭酸入りスポーツドリンク。 |
昼食後はバスターミナルから路線バスでニューモスク(正式名ジャメ・アスル・ハッサナル・ボルキア・モスク)へ向かった。 10分ほどでモスクの前に到着。1系統の路線バスはバスターミナル、ニューモスク、ガドンを結ぶ循環系統で、昼間時20分おきに運転されていて、運賃は1ブルネイドル(約90円)。 |
ニューモスクはオールドモスクをさらに巨大にしたもので、1994年に完成したもの。 こちらも腕や膝の見える服装だったので、黒い服を着ての見学。やはり礼拝場所の入口を入ってすぐの場所だけ見ることができた。 2つのモスクはともに、見学可能なのは、月〜水と日曜の8時〜12時、14時〜15時、17時〜18時と限られているので、うまく時間を利用しなければならない。 |
外庭。 ニューモスクを見終わると15時前。あと、ガドンにあるブルネイ最大というショッピングセンターに行こうかとも思ったっが、なんだか面倒に思えてきて、路線バスをガドンで降りずにバスターミナルまで戻った。 |
左 ケロッポッとよばれるせんべいのような菓子。 右 缶入りのイポー白コーヒー。 ホテルの1階に入っている店でこれらを買って、3時間ほど部屋で休んだ。 |
夕 食 |
19時に夕食をとりに外出。オールドモスクがライトアップされているのが遠くからでもわかり、まずオールドモスクへ。 モスクは池に面しているのだが、池にはライトアップされたモスクが映し出され、きれいであった。 下左 ショッピングセンターの中のフードコートで食べることにした。 |
上右 フードコートの中にクレイポットの店があり、
ここで食べることにした。 左 クレイポットの中でシーフードクレイポットを選んでみた。 |
飲物はココナッツジュース。ここをはじめボルネオで見かけるココナッツはタイなどのココナッツよりもひとまわり大きい。シュースも飲みごたえがある。 食事のあと、ホテルまで歩いて帰ったが、街の中心であっても日が暮れると歩いている人はほとんどいない。ショッピングセンターにやってくる人もほとんどが車利用のようだ。 |