10 ペ ナ ン よ り 帰 国
ペナン最終日は食事だけ外出 |
朝食はシントラ通りにある「大東酒楼」で飲茶にした。前日に日本人町について調べているときに発見した。「タイトン」と言いやすいのもいい。 前々日に行った「益和茶楼」が空いていたので、その感覚で行ったら、こちらはかなりの混雑で座る場所がなかなかない。席をたちかけている客のそばで待って席を確保した。 |
店内の様子。シントラ通りと路地の交差点に位置しているのだが、シントラ通り側も路地側も壁がないオープンな店なので明るいうえに入店しやすいのもいいことだ。 下左 お茶は菊花茶にしてみた。飲茶ではプーアル茶が定番だけれども、他のにしてみようと選んだ。菊だけじゃなく普通のお茶(たぶんプーアル茶)と混じっているので、飲みやすい。飲茶の前には茶碗と茶葉を洗うのだが、そのときはかなりの香りがした。 下右 湯の継ぎ足しはセルフサービスだった。 |
「益和茶楼」では真ん中に置いてあるせいろまで行って、食べたいものを選ぶようになっていたので、ペナンではそれがスタンダードかと思ったのだが、この店では香港と同じようにワゴンで飲茶が運ばれてくる。 これは蒸し物のワゴン。せいろが金属製であるのが珍しい。 下左 厚揚げの上に鶏肉の練ったようなものが置いてあるものを選んだ。店員が食べやすいように切ってくれた。 下右 4つに切ってもらって、あとは食べるだけの状態。 |
続いて、皿もののワゴンがきたので、選ぶ。ワゴンの中は、扉がガラスなので、よくわかる。 下左 水餃子。 下右 大根餅のようなもの。細かく切ってあるので食べやすい。 |
ご飯ものなどのワゴン。 下左 炒飯を選んだ。 下右 容器から出して皿においてくれる。 |
スープや粥のワゴン。 炒飯にしないで粥にすればよかった。 |
菓子のワゴンがなかなかやってこなかったので、近くにいた店員にエッグタルトを頼んだ。 エッグタルトを半分に切ったところ。プリンのような感じで美味しかった。 代金は26リンギット(約720円)。前々日の店同様に激安だと思った。ワゴン式なので座っていればいいのはこちらがいいし、1皿の量が少なくて試せる種類を増やせるのは前々日の店の方がいい。そして、最大のメリットは毎日飲茶にしたって、たいした負担じゃないこと。 チェックアウトまで3時間ほど。どこかに行こうかとも思ったが、結局、どこにも行かないで、荷物の整理をしたり、シャワーを使ったりしてすごした。 |
12時のチェックアウトタイムぎりぎりにチェックアウトした。いったん荷物を預かってもらい、昼食後に荷物を受け取って、空港に向うことにした。 昼食をとった食堂は、JAYAというインド料理店。グランドインの斜め向いにある。 |
内部の様子。客のほとんどはインド系。店にいる間に、インド系の女性同士のけんかがあり、一方がイスを持ち上げて暴れる騒ぎになった。もう少しひどくなったら、自分の席を離れて逃げようと思ったくらいだった。やがて、その女性は、注文した料理を持ち帰り用に包んでもらって、店から出たので、大事には至らなかった。 下左 調理を要するメニューは奥で作っているが、出来合いのものを皿に盛るだけのナシカンダールなどは、店頭で用意されるようだ。 下右 さまざまなカレーとおかず。 |
注文したのは、サーディン(いわし)入りのロティチャナイ。 小麦粉で作るパンの一種だが、もちもちしていてお好み焼のような一面もある。カレーソースをつけていただく。 下左 中を開けて、サーディンを確かめた。かなりの量のサーディンが入っている。 下右 飲物はアイスミルクティーを注文。ロティチャナイと飲物を合わせて約8リンギット(220円)。 |
上左 14時ごろまでは、時間をつぶそうとカフェを探した。 レトロな建築が並ぶチュリア通りを少し歩いて、カフェがないかみて歩いた。 上右 見つけたのは珈琲坊という店。 左 外観はほかの建物と格別違いがないが、内部はきれいにリニューアルされていた。 下左 ティラミス。 下右 アイス抹茶。ティラミスと合わせて約20リンギット(550円)。14時すぎまで1時間半ほど滞在。 |
帰 国 |
14時過ぎにホテルに戻って、荷物を受け取り、ロビーでも少し休憩。14時半ごろに無料バスでコムタの市内バスターミナルへ。 102系統のバスで空港に向った。行先を告げて2.7リンギット(約75円)払って乗り込む。前回のペナン訪問のさいには、新しいターミナルの工事中で、旧ターミナルには路線バスが乗り入れていなかったのでタクシーで空港に向った。新ターミナル完成とともに、路線バスがターミナルに乗り入れるようになったようだ。しかし、空港利用客は自分だけのようだ。 |
上左 45分ほどっかりペナン空港到着。ターミナルの入口そばにバスが到着するので便利だ。 上右 マレーシア航空のカウンターはまだ開いていなかったので、しばらくロビーで時間つぶし。カウンターが開くとすぐにチェックイン。国際線がビジネスクラスなのでKLまでの国内線もビジネスクラス。 左 搭乗するのは18時5分のMH1155。エアアジアを表すAKの便数が多いことがよくわかる。 |
搭乗券と一笑に渡されたのがプラザプレミアムラウンジのインビテーション。プライリティパスがここの入場はできるのだが、マレーシア航空のラウンジがあったはずなのだがと疑問に思いつつ、保安検査場へ。 |
上左 保安検査場を出ると目の前にマレーシア航空のゴールデンラウンジがあったが、閉鎖されている。 上右 入口の張り紙を見ると、このラウンジは改修中のため、プラザプレミアムラウンジを代用しているけれども、利用のためにはインビテーションが必要、ということが書いてある。改修ではなくて、このまま閉鎖が続くのではと思いつつ、プラザプレミアムへ向った。 左 プラザプレミアムラウンジの入口。プライオリティパスもあるけど、マレーシア航空のインビテーションで入場。 |
内部はあまり広くない。全部で30席ほどだろうか。食べ物は軽食が多少ある程度。 下左 KLまでの国内線でも軽食が出るのではないかと思い、ここではコカコーラとデザートだけをいただいた。 下右 冷蔵庫にはソフトドリンクしか入っていなかったのだが、以前、マレーシア航空のラウンジで、目につく場所には置いてないビールが申し出れば出してもらえたことを思い出した。軽食のカウンターでビールを頼むと、案の定、ビールが出てきたので、搭乗前の一杯。 |
上左 出発1時間前の17時5分が搭乗時刻だったので、それに合わせてゲートに向った。 上右 しかし、遅延しているようで、17時20分ごろになって折り返しになる飛行機が到着。搭乗は17時45分ごろ。 左 搭乗したマレーシア航空の飛行機。1時間少々の遅れとなった。乗継の関西行きにはじゅうぶん間に合うのだが、ラウンジでの滞在が短くなり、楽しみにしていたKLのゴールデンラウンジでのフルコースの食事は時間がなくて無理になってしまった。 |
ビジネスクラスのシート。JALでいえば国内線ファーストクラスなみの感じだ。 下左 搭乗後、離陸の前にウェルカムドリンクがある。オレンジジュースか水でジュースをいただいた。 下右 離陸直後のフライトマップ。 |
機内食はチキンと野菜のサンドイッチ。パンには色がついているが、カレー味のパンだ。 下左 サンドイッチと一緒に出されたチョコレート。 下右 そのあと、謎の小箱が配られた。 |
中味はデーツだった。 KL到着は20時。関西行きの搭乗時刻まで1時間少々。 国内線から国際線への連絡口の出国審査場は、誰も待たずに一瞬にして通過。同じターミナルで、しかも荷物が国際線へスルーなのでできたわけで、エアアジアを使っていたら、これは無理。すぐに、サテライトへトレインで移動。 |
ペナンからの国内線を降機して、サテライトに向い、トレインの発着場の上にあるマレーシア航空のゴールデンラウンジに到着したのは関西行きの搭乗時刻の1時間前だった。 入口を入ったところの受付で右手のファーストラウンジへ案内された。今回は、もともとはファーストラウンジのダイニングでフルコースディナーを試すつもりだった。しかし、国内線の遅延により、フルコースを食べているだけの時間がなくなった。 フルコースをいただかないなら、ファーストラウンジのビュッフェは簡素で、むしろビジネスラウンジのほうが立派なことはネット情報で知っていた。でも、ファーストラウンジに入場できる機会はもうほとんどないと思ったので、案内通り、ファーストラウンジ側へ進んだ。 |
ファーストラウンジでは最初にシャワーへ向かった。シャワーは特に受付があるわけではなく、開いているブースを自由に使えばよいようだ。ただ、トイレの中にシャワールームがあるのが、気分的にはイマイチだった。 搭乗時刻まで1時間しかなかったのだが、暑い国にいて汗もかいているし、夜行便に搭乗するので、食事よりもシャワーを優先させた。 |
シャワーのあと30分ほど、ラウンジですごした。かなりゆったりした席の配置で客も少なくて静かだ。ビジネスラウンジだとこういうわけにはいかないだろう。 |
ビュッフェは品数が少ないし、暖かい料理がない。ファーストラウンジでは、食事はダイニングでフルコースを食べてください、ってことなのであろう。今回は時間がなくて、やむを得ず、簡素なビュッフェで何品か選んだ。 |
選んだ料理。酒のつまみ的なものばかりで、ファーストラウンジにしては、ちょっと貧相な感じがする。 飲物と麺類は注文する仕組みになっている。係員にビールと麺を頼んだ。オーダー制は高級感をかもしだすにはいいのかもしれないが、面倒なうえ、急いでいるときには困る仕組みだ。 下左 5分ほどして、ビールを持った係員がやってきて、グラスに注いでくれる。 下右 グラスもなかなかいい感じだ。 |
さらに5分ほどして、麺ができ運ばれてきた。これもなかなかいい器に入れていある。 |
麺を食べても、まだ少し間があったので、デザートもいただいた。デザートを食べ終わると、搭乗時刻になったので、席をたった。 搭乗口までは10分ほどかかりそうなのだが、出発時刻の1時間前になっている。これはKLの場合、搭乗口での保安検査があるから、その時間をみてのものだ。たぶん、搭乗口についても、まだ保安検査の列に並ばねばならないだろうと予想。 |
搭乗口に着いたのは、21時15分。思っていた通り、保安検査のための行列ができていた。搭乗口で保安検査があるのは、シンガポールと同じだが、KLの場合は、出国審査の前にもあって、搭乗口で2回目があるから、かなり厳重にやっている。 なお、シンガポールとKLが他の空港と違って点として、出国客と入国客が混在している点がある。だからこそ、搭乗前の保安検査が必要になるのだけれども。このやり方で、困るのは慣れない人だと、到着後、どう動けばいかわかりにくくなること。わかれていれば、到着後、ほかの客についていけば迷わないけれども、混在しているとわかりにくいのだ。 |
10分ほど並んで、保安検査を受けて、待合室に入った。搭乗券に書いてある搭乗時刻は、保安検査場のオープンの時刻なのだろう。搭乗時刻("飛行機に乗り込む"という意味での搭乗時刻)は、21時40分になっていて、待合室では15分ほど、さらに待った。 待合室から見えた、搭乗するMH52。A330だ。 |
搭乗開始。搭乗機のビジネスクラスの座席配置は1−2−1or2となっている。前から見て向って左側の列は、1席と2席が交互になっている。 下左 利用した1席だけの列のシート。席の左右にテーブルがあるのが特徴。 下右 自席のモニター越しに前方を見る。前の列は2席でその前の列は1席であることがわかる。 |
上左 離陸前にウェルカムドリンクがあり、グァバジュースにした。往路のKL行きの便で、復路のKL発の便ではグァバジュースもあることを確認していたので、グァバジュースを楽しみにしていた。 上右 離陸後、睡眠中をのぞいてモニターはフライトマップにしておいた。 左 最初の飲物はシャンパンにした。 |
続いて、サテ。チキンとビーフがあるが、bothで両方入れてもらった。チキンが2本、ビーフが1本だった。行きと違って、1本少ないのだが、ここで満腹になると具合悪いので、ちょうどよい。 往路では、マレーシアに到着する前から、マレーシア気分にしてもらえたが、復路では、マレーシアのしめくくりみたいな感じで美味しくいただけた。 |
夕食のサービスの前に、飲物を赤ワインに変更。 |
前菜は、サラダ、スープ、スモークサーモンの中から2つ選ぶという形だったので、サラダとスープを選んだ。 パンはガーリックパンで、おれも美味しかったのだが、行きの便で食べたカレー味のパンを食べられると思っていただけに、ちょっと残念であった。 |
メインは骨付きのリブステーキ。 すでに、現地時刻で24時ごろになっていることもあって、これは半分ほど食べて、全部を食べられなかった。 23時台以降に出発する便では、離陸後に軽食があり、メイインは到着前の朝食という場合が多い。22時ごろの出発というのが判断が難しい。重い食事は避けたところだけれども、かといってこれから食事したいう客もあるだろうし、どうするか難しいと思う。 |
フルーツ。 下左 2時間少々だが、シートをフルフラットにして休んだ。 休んでから、このシートは寝にくいということに気づいた。足の先端部がかなり狭くなっているために、足を動かせないのだ。足が固定されて、寝がえりもできない。 前の列の2席の中間の部分に足を延ばすために、狭くなってるいるのだ。1列に1人だけで、両側にテーブルがあるということで、この席を選んだのだが、夜行便でフルフラットで長く使う場合は、このシートは寝にくくて、あまりよくないということに気づいたのだ。 下右 フルフラットにして、足の先が入る部分を撮影。かなり狭くなっていることがわかる。 |
朝食は、エッグヌードルを選んだ。 麺はインスタント麺。味はかなり薄い塩味。ただ、具がたくさん入っているのが特徴。卵のほか、青菜、鶏肉のそぼろ、小エビを揚げたようなものなどが入っていて、美味しかった。 |
コーヒーとアイスクリーム。 ほどなく関西空港に到着し、今回の旅行も無事に終了。 |