1 那覇到着と奥武島
|
沖縄旅行スタート。今回は本島周辺の離島めぐりが中心だ。 バスで伊丹に着くと、北ターミナルの中が一変していた。搭乗手続きと荷物預けが自動化され、セルフで行うようになっている。 2階へ上がれば、JGC向けカウンターがあり、今まで通り対面で手続きをしてもらえ、そのほうが楽ちんだが、今回は、JALでは初めて、荷物預け機を試してみることにした。 最初に、搭乗手続きと荷物タグの印刷。いつもはJALクレカで搭乗しているが、あえて搭乗券の発券もしてみた。もちろん、荷物預けのためにだけ機械を使うこともできるが、機械を試したくての発券。続いて、荷物タグの印刷。いつもなら、カウンター内で係員が出している荷物タグがでてくる。 |
このタグをもって、荷物預け機に向かう。荷物タグを荷物のとってに巻き付けたあと、荷物を横向けにして置き、搭乗券あるはクレカを読み取らせると、レーンが動生きて荷物が中に入る。 JGC用のプライオリティタグは発券されず、タグに小さくプライオリティであることが表示されいるだけだった。到着した那覇空港で荷物が通常のプライオリティタグがついたものと同じく優先的に出てきてわかったが、その小さな表示で作業をしていることが判明した。本来の特別なタグのように目立たないので、作業は大変だと思う。 |
搭乗案内を見ると、欠航がない。いっときは、欠航がとても多く、欠航がない案内板を見るのは、実に久しぶり。 |
サクララウンジで朝ビールをいただき、少し休憩。 下左 ゲートに着くとほとんど搭乗が終わっている。8時50分発、那覇行き2081に搭乗。 下右 搭乗機はA350。機首が見慣れたボーイングに機首とは違っている。 |
クラスJの通路側に着席。 下左 飲物サービスはコーヒー。 下右 A350は国内線でも個人用モニターがついていて、フライトマップやビデオを楽しめるのがよい。 |
上 那覇空港到着。地元ではすでに寒くなってきていたが、こちらは暖かい。上着を脱いで、長袖シャツだけになったが、それでも暑いので、袖を折る。 モノレール駅を見て、沖縄にやってきたという感じになれた。 左 券売機でOKICAにチャージしておく。今回はバスにたくさん乗るので、本土のICカードは使えない。チャージできる場所の限られる箇所を旅するので、一挙に3万円をチャージ。旅行終了後には残ったのが2000円弱で、うまくいった。 |
旭橋で下車し、バスターミナルへ。バスターミナルが新しくなってから、初めての訪問だ。前回は工事中だった。 以前は、ターミナル内はバスの駐車場になっていて、上の空間は利用されていなかった。ターミナルビルの中は東南アジア的なむさくるしさが感じられていた。 新しいターミナルビルは、2階が、ショッピングモールで、さらに上には図書館が入居している。以前とは別世界のターミナルになっている。写真は駅から歩いてやってきた2階部分の玄関。 |
ここで地上に下りる。写真は、かつての沖縄軽便鉄道の転車台跡だ。この鉄道は戦前の鉄道で、沖縄戦で破壊されて、そのまま復活しなかった鉄道だ。その転車台跡が、新ターミナルの建設時に発掘されたというのだ。鉄道遺跡といえる。 写真で上に見える通路が旭橋駅とターミナルビルを結ぶ通路で、左が駅、右がターミナルビル。 |
転車台を見て、再び2階にあがり、ターミナルの2階から向かいのビルの2階に歩道橋で渡ったところにある、この日泊まる宿へ行き、荷物を預かってもらう。 身軽になってバスターミナルへ。バスターミナルはうまく設計されていて、昔よりはわかりやすい。ただ、日本のどこにでもあるターミナルになってしまったが。 この日の午後は奥武島(おうじま)に行くのだが、奥武入口までバスで行き、そのあと歩く。50系統のバスに乗車。 |
上左 「奥武入口」バス停。帰りの時刻を確認して島へ向かう。 上右 バス停からどんどん坂を下る。バス停があるのは標高50m以上はありそう。戻るとき、上りで大変。 左 20分ほどで島に渡る橋に到着。奥武島はこの橋で本島と繋がっていて、事実上は本島のようなものだ。橋は200m弱。 |
この島は、天ぷらと猫で有名な島だ。 昼食は天ぷらを食べたいので、那覇でも食べなかった。すでに13時50分。橋を渡ったところに一番よく紹介されている店があるのだが、残念ながら閉店。 そこで、やってきた「てるちゃん天ぷら」。よかった。営業していた。 |
「さかな」とあって、びっくりした。「さかな」って何の魚って思って。でも、その後、天ぷらを売っている店ではほぼ「さかな」って書いてあり、沖縄では普通の言い方なんだとわかった。 「さかな」も含めて5種類を注文。先払いして、番号札を渡される。注文した順に揚げていき、番号を呼ばれれば札と天ぷらを交換。 |
天ぷらを注文。5個で400円。 受け取る窓口とは別に、窓口から左へ少し離れたところに入口があり、入ってみた。 鮮魚店もやっているようで、冷蔵ケースから刺身を選んで購入。合わせて缶ビールも。鮮魚店のほうも、天ぷら屋の従業員が掛け持ちでやっていて、少し待たされた。 |
刺身は5種盛にした。シューマチ、サーモン、ハラゴー、カンパチ、マグロ。 後日調べると、シューマチはアオダイとも呼ばれる。ハラゴーはマグロの脂がのった部位のことのようだ。これだけで500円は安い。 |
店の前には椅子がくっついたテーブルがあり、そこでいただきことにした。 ただ、心配なのは、地域猫が2匹、店の前をうろついていて、椅子に上ってくること。食べる前からこれでは、落ち着いて食べられるか不安になった。 |
上 準備完了。ではいただきま〜す。 ビールの下にあるのは、かぼすとソース。その下は小袋入りの醤油。醤油は刺身にぶっかけた。 左 天ぷらを拡大。上は、アーサ、海ぶどう、下は。いか、さかな、ライスボール。衣が分厚いのが特徴。 |
案の定、猫がほしそうに首を出してくる。手を出してきたときは、追い払った。 |
天ぷらのあとは、「いまいゆ市場」へ。 |
この通路沿いに数店が並ぶ小さな市場だ。 この中に、トロピカルな飲物を出している店があるということで訪れたのだが、残念ながら休業。 下左、下右 アラ汁を売っている店があり、いただいていく。 |
市場のすぐそばの休憩所は、完全に地域猫によって占拠されていた。 さぁ、これから島一周に出発。 |
上 島の航空写真。一軒一軒の家が写っていて、島一周(左上の出っ張っている部分も入れて)は1km。 赤丸が観音堂で島の振興の中心のようだ。島の真ん中に緑の部分があるが、ここは高さ10mほどの崖。崖は家や畑に利用できず、森になるので緑。黄色は御嶽(うたき)。 左 まず観音堂を参拝。 |
観音堂の横の急な坂道を上がり崖の上に出た。島の北側を眺める。写真の真ん中から上は本島が写っている。 |
龍宮神。 盃のような形の岩で拝所になっている。 航空写真では、左上の出っ張ったところに黄色が2つあるが、うち上の方がここ。 |
航空写真では、島の右上付近から見た海岸。岩石海岸が広がっている。川のように見えるのは海で、その向こうに本島が見える。 |
別の天ぷら屋の付近にも何匹かの地域猫がいた。よく見ると、可哀そうなことに耳の上の方が欠けている。 しらべてみたところ。猫の不妊去勢手術を推進している財団法人があり、耳が欠けているのは、手術済であることをあらわすとのことだ。財団法人の基金を利用して無料で手術をおこない、殺処分にならないようにしているようだ。 |
橋を渡り、坂道を上がり、「奥武入口」のバス停へ。那覇行きのバスに乗車。 |
バスターミナルで下車し、すでに荷物を預けている宿へ。バスターミナルの2階を通れば、歩道橋を経由して2階にある宿の入口へ、道路を渡らず、ほとんど屋根の下を通っていける。 この日泊まるのは「東急Reiホテル」。写真の右の奥のビル。付近はオフィスビルが並び、1棟だけがホテルになっている。 |
入口には、ホテルを含めて4つのビルの名前が表示されているのだが、ホテルの利用者にはわかりにくい。 |
チェックインして、荷物を受け取る。 15時から18時がハッピーアワーということで、アルコール飲料がサービスされているということで、部屋に向かう前にロビーに立寄った。 |
ハブ酒もあったので、いただいた。つまみは、ちんすこうとゴーヤチップ。 |
部屋へ。入った瞬間に、狭っつって思った。一般的なビジネスホテルよりも狭い。そのかわり、新しいのだが。 下左 窓側から入口側を見る。 下右 バスタブはなくシャワーのみ。ただし、強力なマッサージシャワーで、写真でわかる通り、立っている体の真ん中あたりに湯がふき出すシャワーだ。 |
1階がバスターミナルになっているビルの夜景。とてもきれいだ。 宿の出入口は2階にあり、歩道橋を経て、ターミナルの2階、旭橋駅の改札前を通って、国道の西側まで道路に下りずに行ける。 これからジャッキーに向かうのだが、全行程の半分ほどは2階を歩いて行ける。 |
ジャッキー到着。以前なら19時ごろだと30分以上待たされるのは普通だったが、この日は10分ほどで席に案内された。 |
店内。 下左 生ビール。 下右 スープと野菜が先に運ばれてきて、すぐにいただいた。 |
注文したのは、新メニューとして、メニュー本体とは別刷りの紙に書かれていた「サイコロステーキ」。 最初はテンダーロインのつもりだったので、注文を聞かれたときに、言いかけたものの、メニュー表を一応は開けて気づいたのだ。新メニューということで、説明もしてくれて、注文したら、ありがたがれて気持ちよかった。 ニューヨークステーキより安いが、量も少な目だった。でも脂身を除去してある感じだ。 満腹になって宿に戻った。 |
沖縄のトップ ユーラシア紀行のトップ 2 へ |