日目前半   ジョホールバルへ

 

  この日は7時にホテルを出発。午前中はジョホールバル(略称 JB)に向かう。 

  昨日は気づかなかったが、ホテル近くの大通りに左のような建築もあった。

 MRT2駅だけ乗車し、ブギスで下車した。

 この近くのクイーンストリートからジョホールバル行きに乗車するつもりだ。

 ブギスの駅とJB行きバス乗り場の途中に、ホーカーがあった。ブギス駅の西側の出口を出たあたりにもホーカーがあり、そこには行ったことがあるが、東側にもあることは知らなかった。

 ちょうどよかった。朝食はどうしようかって思っていたから。こんなにうまい具合にホーカーが見つかるとは思っていなかったのでついている。

 

 シンガポールには、いろいろなところにホーカー(屋台が集合したもの)があり、にぎわっている。

 手軽に食事ができて、観光客にも都合がよい。今回のように、さっと食べてバスに乗りたい時などはうってつけだ。

 

 麺と具を注文して、好みの盛り合わせにするタイプの店を選んだ。

 麺は焼きビーフン、具は玉子焼きとチキンカツ(選ぶときは何かよくわからないままだった)を選んだ。

 言葉がわからないが、指差しで何とか注文ができた。とうがらしペーストがいるか聞かれたので、つけてもらう。

 
 バス乗り場に行くとちょうどバスが止まっていた。24ドル(約156円)。そばで切符を売っているのかと思い、お金を出したら、そこは両替しているだけで、両替したもらったお金をバスに乗ったところで渡すしくみだった。

 お金を渡すとレシートをくれる。このレシートはとても大切だ。途中、シンガポール出国とマレーシア入国のあと、再度バスに乗りためには、このレシートを運転手に見せるからだ。

 
 25分ほどでシンガポール側のウッドランドのチェックポイントに到着。巨大なチェックポイントの中を2階にあがり、出国手続。

 手続のあとは、バスに戻りレシートを見せるのだ。バスは頻発しているので、手続に時間がかかった場合は、その次にやってくる同じ会社のバスに乗ればよい。

 

 今回は、コーズウェイを歩いて渡るという計画である。バス乗場を通り過ぎ、コーズウェイの歩道に向かい歩いていった。頭上に、↑WALK と表示してあって、間違ってはいない。

 ところが、歩いてでる出口のところで、見張っていた景観から、制止された。歩いていくのはダメだということだ。新しいチェックポイントができたからと言っているが、どういうことなのだろう。でも、歩いて渡れないことは確かだ。

  左上は、コーズウェイの歩道を車内から撮影したもの。ここを歩くつもりだったがダメになった。

 左は、コーズウェイの途中にある国境地点。この地点で、マレーシア側は歩道に金網を張って、歩道を歩けなくしていた。どうやら、歩けなくしたのはマレーシア側であると判明。

 さらに少し行くと、かつてのチェックポイントの建物がまだ残っていて、その中を通過していく。

 その先は、自動車専用道だ。歩道はなく、道路の両側は金網がつけられている。専用道は1km近くあった。

 そして、マレーシア側の新しいチェックポイントに到着。一見してびっくりしてしまった。シンガポールのあの巨大なチェックポイントのさらに数倍の規模のマンモスビルだからだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 この中で、入国手続を終えたあと、バスに乗るか、市街地に歩いていくか選べるようになっている。

 今回はバスのほうに進んだ。ここでも、乗ってきたバスと同じ会社のバスにレシートを見せて乗る仕組みになっている。バスはさらに5kmくらい走行し、ラーキンバスターミナルに向かった。 

   ジョホールバルのラーキンバスターミナル。かなり大きなターミナルだ。

 ここは2001年のマレーシア旅行のさいに乗り換えている。このときは、大急ぎで両替と切符購入をしてすぐに去った。

 今回、久しぶりにこのバスターミナルで降り立った。マラッカは漢字名が「馬六甲」だが、呼び込みの声が「ロッコー」と聞こえてるのが面白い。

 ターミナルの内部には、多くのバス会社があり、同一の区間をたくさんの会社が運行している。マレーシアではどのバス会社を選ぶか難しかったことを思い出した。

 ここで、20シンガポールドルをマレーシアリンギット両替したら、46リンギットになった。前のマレーシア旅行であまったリンギットも持参しているので、これでよい。
 

   ラーキンスタジアムまで歩く。ターミナルの外の大通りに出ると照明塔の先端が見え、行先はすぐにわかる。

  15分ほど歩いてラーキンスタジアムに到着。正面のゲートは閉ざされているが、裏口が開いていたので中に入ることができた。でも、トラックでは地元の陸上競技のチームだろうか、練習がおこなわれていたのでフィールド内に入るのは遠慮した。

 

   ここは1997年、サッカー日本代表がワールドカップ・フランス大会のアジア代表を決める3位決定戦でイラン代表と戦い、劇的な逆転勝利によりワールドカップ初出場を決めたスタジアムだ。このゲームを、ジョホールバルの歓喜という。

   スタジアムの外では市がたっていて、多くの人がきていた。おかげで、市街地に向かうタクシーは簡単にひろえた。
 
   タクシーでシティ・スクエアというショッピングセンターまで行った。その前にはチェックポイントの前面にあたるビルがあった。(この奥のほうにチェックポイントがある。)

 

 

 

 

 

 シティ・スクエアのショッピングセンターの内部。

  イスタナ・ブサール(サルタン王宮)へ。歩いて行ったが、その途中にヒンドゥー寺院があった。その周辺はインド的なムードがあふれていた。

  

 古い小さな商店の集まるエリアを歩いた。さまざまなカラーで塗られた建物がきれいだ。

 

 

 

 

 

 また、この町は海のそばでありながら、結構、坂道が多い街だとも実感。

 上 イスタナ・ブサール。ジョホール州のサルタンの王宮だ。(マレーシアの13州のうち9州にはサルタン(王)がいる。)内部は博物館になっていて、見学した。

 左 アブ・バカール・モスク。かつてのサルタン、アブ・バカールによって建てられたモスク。こちらは異教徒は入場できない。

 この2つはどちらも青屋根と白壁で美しい。

 ジョホール水道沿いに街の中心に戻り、途中、コーズウェイを撮影。確かに、橋ではなく土手道になっている。

 コーズウェイの近くまでやってくると、歩いて街の中心に出る道がなかった。仕方なく少し引き返して、街の中心に出た。

 昼食は、シティ・スクエアのショッピングセンター内のフードコートで。おかずを指定して、入れてもらう形式の店を利用。魚の揚げ物、エビ、卵焼きで5RM(約150円)。

 シティ・スクエアからは、歩道橋を通って、チェックポイントが入っている建物に向かうことができる。

 でも、あまりにも巨大な建物で、チェックポイントに行きつくまでには、かなり歩かされる。

 出国手続をすませたあとは、クランジ駅行きの170番(シンガポールのバス系統番号)のバスに乗車。

 このバスではEasy Linkが使える。シンガポール側でのチェックポイントで乗降するときも、カードをかざすのだが、料金の計算がどんな仕組みで行われているのかはよくわからなかった。

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