25、26 日 目   帰  国

 

ろう人形館、ホームズ博物館、サンデーロースト
 いよいよ英国最終日になった。帰国便は夜発なので、午後からヒースロー空港に向かうので、昼ごろまでは自由に使える。

 宿に近いろう人形館とホームズ博物館に行こう。そして、この日は日曜なのだが、日曜限定で提供されることが多いローストビーフをいただきたい。

 朝食は前夜に駅で買っておいたパンなどですませた。
 宿はチェックアウトし、荷物を預けて出発。

 パディントンから2駅だけ地下鉄に乗車してベイカーストリート下車。歩ける距離だったが、オイスターカードの残額が、空港までエリザベスラインに乗った後にほぼゼロになるように調整するために乗車した。

 写真真ん中を見ると、駅の壁にはホームズの影が描かれている。
 
 ベイカーストリート駅の出入口。
 
 東へ5分ほど歩いて、マダムタッソーろう人形館に到着。
 
 入場の行列。

 ここに並ぶ前に、ずっと先にある売場で入場券を買って戻ってきてから並んだ。

 この列は当日券を買った人の列。左の少し先に黒いリュックの人が見えるが、そちらはネット予約している人の列。
 
 最初のフロアは、アカデミー賞の受賞式という感じで映画スターが勢ぞろい。これはスパイ映画「007」の出演者。一番右は一緒に撮影しているおじさん。
 王室のろう人形は、開放的な英国王室ならでは。
 
 一番面白かったのは、殺人鬼や死刑囚などのコーナーで、うす暗くてお化け屋敷みたいな雰囲気。
 
 ロンドンタクシーを模したゴンドラで昔のロンドンの生活を見るコーナー。

 ろう人形は精巧に作られていて、実際の人間と見間違うくらいだ。面白かったけど47£(約9300円)は高いなぁと思う。
 地下鉄駅の出入口まで戻ると、ホームズ像があることに気づいた。
 
 シャーロック・ホームズ博物館は、花輪のついている部分。
 
 右の入口が土産物売場で入場券もここで買う、左が博物館の入口。
 
 ホームズ博物館の入場券。
 2階部分。

 ホームズが住んでいたという設定になっているべーカーストリート221Bの再現。
 
 3階部分。
 
 地下鉄でパディントンに戻る。駅の壁の一部がホームズのデザインだった。

 地下鉄は、クレジットカードのタッチ決済で乗車した。オイスターカードは、空港まで乗車するときに使って、残額をほぼ使い切るようにしたこともあり、タッチ決済での地下鉄乗車をしてみたのだ。
 
 パディントンで下車。

 この日は「サンデー・ロースト」の日なので、ローストビーフを出している店を探して、食べようと思っていた。

 駅を出て、すぐに目に入ったパブ「ザ・プライド・オブ・パディントン」でローストビーフが食べられることがわかり、入店。
 
 店内。
 駅前の店なので、店内に列車の出発案内を設置していた。
 店内設置の案内板。

 
 
 大半のパブと同じく、カウンターで注文し、飲物は席へ持ち帰り、料理はあとで運ばれてくる。

 飲物は、セント・オーステルという黒めのビール。

 料理は、ローストビーフを注文。

 下  サンデーローストのメニュー。

 ビーフ以外にポークやチキンもあるが、ビーフを注文。値段は20£(約3900円)で高いけれどもバカ高というわけでもない。
 
 
 運ばれてきたローストビーフ。

 イメージしていたものとは違って、1枚1枚タレがすでについていて、全体的に焼きすぎの感じ。そして1枚1枚が、ローストビーフにしては分厚い。

 肉の上にはパイがおいてある。
 
 ローストビーフとしては期待はすれで残念だった。もっとも焼肉だと思えば、美味しかったのだが。

 英国にまたくる機会があれば、サンデーローストはまた食べてみたい。
 
 いったん宿に戻り、荷物を受取り、再びパディントン駅へ。

 エリザベスラインでヒースロー空港に向かう。
 
 ターミナル3、4駅に到着。
 ターミナル3。搭乗手続き開始までまだ1時間ほどあったので、ベンチで待った。
 英国滞在中に一度もなかったような豪雨で、外に出る必要がなくて助かった。
JL44 LHR→HND搭乗記
 JALのチェックイン開始は3時間前から。その20分ほど前にカウンターに行くと、ビジネスクラスも3、4人、エコノミークラスは十数人の列ができていた。少し早め、予定より10分ほど前から手続が始まった。
 
 19時20分発のJL44に搭乗する。

 このあと保安検査場へ。ヒースローはかなり昔、テロがあったこともあり、厳重な検査。

 英国は、米国、カナダ、メキシコと同じく出国審査がない。それで、保安検査場を抜けると売店が並んでいて、国内線かと錯覚する
 
 制限エリアに入ると、売店の中を通り抜けて、ブリティッシュエアウェイズのラウンジへ。
 
 着くとすぐにシャワーへ。BAラウンジは、入室したビジネス向けのほかにファースト向けがあり、2つの受付の中間にシャワーの受付があった。

 しばらく係員がくるのを待った。ようやく係員がやってきて、シャワー使用を申し出ると、搭乗券を預けるといった手続きなしに、自由につかっていいよって感じ。

 タオル類と壁に設置のシャンプー類のほかは何もなく、前の人が使った後の掃除がやや不十分な感じはした。トイレが室内にあったのはよかった。AFのCDGのラウンジのシャワーと仕組みも内容も同じような感じだ。
 
 飲食物はかなり良く、LHのFRAと同じくらいいい。AFのCDGよりいい。でも、搭乗後まもなく機内食なので、ラウンジ食はあまりとらないでおく。
 
 野菜とスコッチエッグなどをいただいた。飲物はスパークリングワイン。

 このあとは、しばらく休憩。
 
 搭乗時刻が近づいてきたのでゲートに向かう。

 ゲートの入口で搭乗券とパスポートのチェックをするタイプ。
 
 搭乗機。

 下左   ゲート内の待合室で待機。ここはトイレがないので要注意。

 下右   出発案内。
 
 
 機内へ。
 
 自席。

 下左   ウェルカムドリンクはシャンパンをいただく。

 下右   かなり暗くなってきた。隣のゲートはエミレーツ。

 本来19時20分発のところ、出発したのは20時少し前。
 
 
 
 
 上   おつまみとシャンパン。

 左   和食にした。前菜。

 ビジネスの場合、機内食はほとんど肉料理にしているが、前日にステーキ、この日も昼食にローストビーフと肉が続いたので、今回は和食を選んだ。
 
 
 
 上左、  2種あった日本酒のうち1つが「東洋美人」でこれを選んだ。

 上右   製造は山口県萩市の「澄川酒造場」。以前、下関でふくを食べたときに飲んで気にいったたのを覚えていて、選んだ。

 左   帰国便の和食はイマイチ感があって避けることが多いが、今回に限れば美味しかった。
 
 デザート。
 
 食後は席をフルフラットにして、横になって映画を見る。いつのまにか、眠くなり、そのまま寝る。
 
 中央アジアから中国に入る少し前に目覚める。
 
 かつて行ったイシククル湖が見える。
 
 2食目も和定食にした。同時にサラダ、アイスクリームも合わせて頼んだ。
 
 天山山脈を越えて中国側に入る。砂漠の中に緑の広がるオアシスがある。
 
 「ロン丼」。

 ロンドン発羽田行きで提供されるご当地丼。中身は、鶏のすき焼丼。

 食事の注文の最終時間の前だったが、コントローラーでの注文はできなくなっていて、CAさんを呼んでの注文。
 
 そこそこ美味しかったが、ご飯は食べきれなかった。
 
 カンパり。

 赤い酒だと初めて知った。どんな味のものか確かめたかったので、ジュース割りなどにはせず、そのままいただいた。度数25%ということもあってか、かなり苦い感じ。

 下   飛行経路。この経路を飛ぶ旅行も3回目で、慣れてきた。
 
 
 東京上空を通り、皇居やスカイツリーを見ながら羽田に着陸。
 
 羽田着。時間通りに到着し、入国審査場も顔認証で待たずに通過。

 自分の場合は、荷物には優先のタグがつけられているのだが、優先の客が相当な人数のようで、出てくるのに時間がかかった。

 そのため、国内線乗継カウンターに行くと、1時間以上の余裕がないということで、制限エリア内のバスで移動なら1便あとにするか、制限エリア外のバスに乗って、国内線カウンターで手続きするかだった。

 大きな荷物を持ってバスに乗るのが面倒なので、1便あとの伊丹行きが開いていたので、変更してもらった。

 国内線乗継の保安検査場を通り、写真の第1ターミナル行きのバスに乗車。
 
 バスは制限エリア内に着き、サクララウンジへ。この旅で最後のビールをいただく。
 
 本来の便より15分あとのJL139だが、さらに遅れるようだ。この便が最終便で、伊丹の門限のことが気になる。
 
 国際線がビジネスクラスだったので、国内線はクラスJが利用できる。変更後の便でもクラスJになった。
 
 飲物はコーヒーをいただいた。

 伊丹に到着し、無事に旅が終了。
 
 今回の旅では、キャッシュを全く使わなかった。すべてクレジットカードでまかなえた。(キャッシュオンリーの店を避けるとかはした。)

 旅行前に120£(10£12枚)だけ両替した。中途半端な金額だが、両替店にあった£を全部買ったため。

 羽田で再両替しようとしたが、税関から出てすぐに国内線乗継カウンター、国内線乗継の保安検査場に向かったので、再両替はできなかった。それで、後日、再両替のために出かけた。結構、損をしたけど、キャッシュなしというのも、無理なのでやむをえないか。、

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