4 ウルル(エアーズロック)登山
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ウルル(エアーズロック)登山 |
前日はウルル登山ができなかったが、この日は再チャレンジ。だが登山できなかった場合は前日と同じく麓めぐりツアーとなる。 5時30分にホテルのフロントに集合というのは前日と同じだが、この日はチェックアウトもする。ウルルから帰着後、バスを乗り換え空港に向かうからだ。荷物は部屋のドアの内側に置いておけばポーターが運ぶので少し楽。 前日と同じく、日の出を見る展望台の近くで朝食。真っ暗な中で前日に買った朝食を食べていると、しだいに明るくなってきた。 |
この日も雲がかかっていて、日の出の光を受けてのウルルは変化なし。 このあとトイレに向ったのだが、前日は真っ暗で困ったので、この日は懐中電灯を持って入った。 |
駐車場に戻ると、ウルルに太陽がさし、光の当たる部分と影の部分のコントラストが美しくなっていた。 トイレのあと、展望台に戻っていれば、木々にじゃまされずにもっとはっきりウルルを見ることができたのだがやむを得ない。 |
駐車場に鳥がやってきていた。何という鳥かわからない。鳩に似ているが、顔つきが違い、ちょっとスマートだ。 このと、ウルルに向けて出発。前日と同じく8時以降に最高気温が38度と予想されているので、8時以後は登山口が閉まる。バスが登山口についた時の一発勝負だ。 |
半ばあきらめていたが、登山口が開いていた。前日は登山不能であることが表示されていたのが、この日は登山上の注意になっていた。 上 外国語の表示では日本語が最初に書いてある。 |
7時30分、さっそく登山開始。いきなり急斜面でハイキング程度と思っていたのが大違いでロッククライミングしているようなものだ。 少しあがると鉄の鎖がついていて、鎖を手掛かりにすることができるようになったが、傾斜は変わらず。とても過酷な登山だ。 |
ようやく鎖の部分を登り終えた。下の駐車場を見ると、急傾斜で崖を登ってきたような感覚になる。遠方は見渡す限りの大平原が広がる。 鎖の部分を登る途中、足の指の調子がおかしくなっていた。少し痛い。固いトレッキングシューズに指が当たって、靴ずれになっている感じだった。苦しい上に、足が思うように動かず時間がかりそうだ。普通なら登山口に9時30分に戻るのだが、10時30分の最終出発に間に合わせることにして、ゆっくり歩くことにした。 |
大平原にはカタジュタも見える。 |
鎖の部分を越えると、傾斜は緩やかになり、普通のハイキングコースのような感じだ。だが、足の痛みが気になってなかなか歩けない。ところどころで休み休み歩くことになった。 結局、あと少しで頂上だったのだが、9時前に引き返すことにした。下りは上りより時間がかかるだろうと思ったからだ。足に力が入りづらくなっていて、慎重に下るために時間がかかるだろうと思ったからだ。10時30分に間に合わなければ大変なことになるので。 |
下山途中、足に力が入らず、すべってはいけないのでゆっくり歩いた。なんとか10時15分ごろに麓に戻ることができた。 10時30分すぎに、麓めぐりを終えて登山口に戻ってきたバスに乗車。ホテルに戻った。 |
シドニーで1泊 |
ホテルへ戻るバスでは疲れと足の痛みで放心状態。ホテルに着くと、トイレに行き、水を買って、ポーターに荷物を外に出してもらって、すぐに別のバスに乗って空港へ向った。このときは大忙しだった。 空港に着いてから、荷物を整理。何しろ登山の前にチェックアウトだったので、登山のときに履いていたトレッキングシューズは預け荷物の中に入れたいし、逆に機内に持ち込みたいものもある。 トレッキングシューズを脱いで初めて、痛かったのは靴擦れじゃなく、足の指の下に出血していたためだと判明。指が固い靴の中でこすれて出血したのだろう。はじめて履いた靴じゃなかったのだが、傾斜がかなりきつかったので、指が靴にあたったためだろう。空港のベンチで荷物を出し入れして、チェックイン。 |
チェックイン後、ガイドがチケットを点検してくれる。ツアーならではのサービスだ。ここでガイドとわかれて、保安検査。 そのあと、待合室で30分程度待つ。ホテルで買った1リットルの水はバスの中と荷物整理中に飲んでしまった。かなり疲れていたのだろう。さらにその場で飲む飲物と機内に持ち込む飲物を売店で買う。 |
出発便の表示。ウルルの山の画像入りであるのが特徴。 |
上左 搭乗したヴァージン・オーストラリア機。 上右 行きとは違って、片側2人掛けの小さな機体であった。 左 行きと同じく、ビーフラップの機内食。 |
下に見えるのはほとんど砂漠と草原だったっが、シドニーが近づいてくると大分水嶺山脈を越え、山の中を蛇行する大きな川も見えた。 |
3時間の飛行だが、さらに1時間30分の時差があるので、12時35分出発で出発地エアーズロックの時刻で15時35分着なのが、シドニーでは17時5分着となる。 荷物を受け取ったあと、国内線ターミナルからホテルまではタクシーを利用。泊まったのは、メルキュール・シドニーエアポート。オーストラリアでは、ミリキュールと発音するようで、最初は通じなかった。 |
翌朝のシャトルバスを予約して部屋へ。1時間ほど、何もせずにゴロン。やはり疲れがかなりあるようだ。 |
上左・上右・左 夜にシドニーの中心部へ行ければいいかなと思っていたが、結局、疲れのため、夕食はホテル内ですませた。レストランに行くとビュッフェがあったので、ビュッフェにした。 ホテルからは翌朝チェックアウトするまで一歩も出ず、乗り換えの時間待ちのために泊まっただけになった。 |
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