11 タリン その1

リガからの夜行バスは、まだ暗い5時ごろにタリンに到着。少々早すぎる到着。まだ、ホテルへ行くにも早すぎるので、バスターミナルで1時間ほど時間つぶし。

6時すぎて、明るくなってから行動開始。バスターミナルから旧市街のほうに向けて歩き、手当たり次第にホテルにはいってみたが、3軒続けて、断られる。ようやく、ヴィルホテルで泊まれることがわかり、すぐにチェックイン。

ヴィルホテルはタリン最大のホテルでツアー向けのホテルだが、どこも断られるのであれば、背に腹は変えられない。予算オーバーもあって、タリンは3泊の予定を2泊にした。(実は、ヘルシンキでは中級ホテルがとりにくいうえ、高く、この選択は誤りだった。)

ホテルに入ると6時30分ごろだがアーリーチェックインさせてくれて、シャワーを浴びて、一眠りした。

9時ごろまで眠ったあと、バスに持ち込んだ非常用の菓子類で朝食。そして、いよいよタリンの街歩きに出発。

ホテルが満員なら、ヘルシンキへの高速船の切符も押さえておいたほうがよかろうと思い、港の高速船乗場にある切符売場へいった。ホテルから港の売場まで15分ほど歩いた。切符を確保して、すぐ旧市街へ。

旧市街の入口はいくつかあるのだが、ヴィルホテルの近くのヴィル門から旧市街に入った。門とはいっても、今は円柱状の見張塔が残っているだけである。写真では塔は1つしか見えないが、右手に木の陰に隠れて同じような塔がある。
門を入ると右手には城壁が続いている。城壁の上にも上がれるようだったが、結局上がらなかった。門の左手の側は城壁がなかった。ただし、左手に数百m進むと、城壁が残っていた。
城壁の下には、いろいろな店が軒を連ねていた。写真は、女性用の衣装を売っていた店であるが、白を基調とした中に独特のカラフルな模様をちりばめた衣装が、バルト三国らしさをだしている。
ヴィル門から旧市街の中心部のラエコヤ広場に向かう道。この道もヴィル通りという。ここが旧市街のメインストリートで、店が続いている。
ラエコヤ広場。

旧市街の中心になっている広場である。広場は石畳になっていて、その周囲を旧市庁舎をはじめ、さまざまに彩られた古い建物が取り囲んでいる。

旧市庁舎。

改修中だったため、写真のような姿になっている。14世紀の建物である。タリンは、ハンザ同盟の一都市であった。富裕な商人たちの自治であったのだが、彼らはここに集まっていたのだ。

聖霊教会。

14世紀からの教会である。

ドミニカ修道院。

13世紀の修道院。16世紀に廃墟になったが、現在は修復され、内部は博物館になている。

聖オレフ教会。

旧市街で一番高い塔を持っている。

ふとっちょマルガレータ。

穴には大砲が備え付けられた塔。内部は海洋博物館にっているようだが、訪問したときには開いていなかった。

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