4日目 午後
昼食
午前中でアンコール遺跡のほとんどを見学し終えたが、猛暑のため、冷たいものを食べたいと思い、冷麺を食べに行った。 シェムリアプの中心から東よりのやや不便な地域にハングルのあふれている地区がある。韓国人のツアーがよく利用するホテルが集まっていて、その関係でレストランや土産物店の看板もハングルが多い。 大半は韓国系の店であるが、なかには北朝鮮系の店もある。平壌冷麺という北朝鮮系の店に行ってみた。すでに、駐車場には韓国人のツアーであろう、大型バスが止まっていて、店内はかなり混雑していた。 冷麺を注文したが、しばらくすると、また一台、大型バスで韓国人がやってきて、店内は超満員に。
本場と同じく、冷麺を注文したら、当然、キムチなどがついてくる。まずは、キムチなどをつついていると、突然、ショーが始まった。歌と踊りを楽しむことができた。 踊っているのは店員で、踊っている間は、食事サービスはストップ。ツアー客で満席になったのでショーをやったのであろう。
ショーが終わり、冷麺が運ばれてきて、暑さを吹き飛ばす。ツアー客はといえば、焼肉を食べている。あとで冷麺も食べるのだろうが、暑そうである。 ツアー客は店員にさかんに話しかけている。どんな話をしているのだろうか。 やがて、カラオケが始まり、客と店員がデュエットしたりしている。こちらは、食事が終わればすぐに退散。
トンレサップ湖
昼食後、トンレサップ湖へ。プノン・クロムまでは、まともな道で、シェムリアプから20分ほどであった。 湖の遊覧船のチケット売場で券を購入。ホテルで事前に、舟を借り上げると10ドルか15ドルと聞いていたので、もし法外な値段を言われたら、舟に乗るのはやめようと思っていたが、15ドルということで一安心。 このあと悪路をさらに20分。雨季にはプノン・クロムが湖岸になるそうだが、乾季の今は10km先までいかないと湖がない。
ようやく着いた湖岸の集落は、いかにも貧しそうな感じである。粗末なバラック造りの家が並んでいる。 地面にはゴミが散乱している。車から降りると、周りから視線を浴びてとまどったが、すぐに舟を動かすという少年2人組がやってきて、舟の方向を指図する。湖上に渡された不安定な板の上を歩き、舟に乗り込んだ。
舟はたくさんつながれていたのだが、少年たちの舟は、別の舟にいったん乗って、それから移らねばならないようで、ちょっと怖い。 最初、舟を動かし始めるときに、運転手役の少年がいきなり水につかったので、びっくり。聞くと、乾季は舟で動く範囲は、だいたい水深1mぐらいだという。それが雨季になると水深10mくらいになるらしい。
少年の1人がガイドをする。2人は兄弟であるそうだ。 湖上には民家だけでなくいろいろな建物が浮かんでいて、左は学校だという。
右は理髪店。ほかに食料品店とかもあった。それにしても、陸上生活しないのかなぁと思ってしまう。
左は、柵のなかに魚を追い込んで漁をするらしい。
沖合いのほうへ行くとベトナム人の水上集落があった。あがってる旗は、昔の南ベトナムの国旗のようである。
これは水上のカトリック教会だという。ベトナムではカトリックもさかんなのと一致する。
やがて、海のような広い湖面に出て、心細くなったころに、舟は引き返した。
途中の観光船での休憩も含め1時間半の船旅は満足のいくものであった。 チップを用意していたのだが、その前に請求されたのにはがっかりした。
(37) プノン・クロム
トンレサップ湖をあとに、悪路をプノン・クロムまで引き返す。長い階段があり、このすぐ上に遺跡があるものとばかり思っていたが間違いであった。 階段を上がってから、さらにだらだらした坂道を1kmくらい歩かねばならなかったのだ。 頂上には現役の寺院があり、僧が動き回っていた。さらに、少しいたところに遺跡があった。
かなり崩れかかっている遺跡である。日の入りまでまだ1時間近くあるようだったので、付近を歩くが、すぐにすることがなくなり時間をもてあました。
やがて西の空が赤くなっていった。ただし、実際は右の写真ほどには赤くはない。 太陽が地平線に沈むところまで見られると期待したが、雲があって日没は見られなかった。 雲があるのを確認して、暗くならないうちに下山した。
夕 食
ホテルに戻り、シャワーを浴びて食事に出かけた。 牛肉を煮たものであるが、何という料理か不明。カンボジア料理のところに書いてあったのだが、、
上の料理にはご飯がついていなかったので、さらに麺を注文。さすがに腹いっぱいになってしまった。
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