いよいよ南京最終日。午後は、上海に向かう。午前中は、もう少し南京を回ることにする。7時過ぎ、部屋に荷物を置いたまま、ホテルを出発。あとで、ホテルに戻ってくることにした。

　　朝食は、屋台の麺類にした。麺を出している店のテーブルに座ると、特に何も注文しなくても麺が出された。一品だけを扱っているのだろう。何という麺なのだろうか。野菜の入った麺であった。唐辛子も入っていて辛い。

【　25　莫愁湖公園　】

　　莫愁とは、六朝の南斉に実在した女性の名。莫愁が身投げしたとされる湖である。

　　一通り、湖の岸を散歩してみた。きれいな湖である。

　　街中にあるが、有料であるためか人がそれほど多くなく、静かだ。あちこちで、太極拳をやっていた。

【　26　朝天宮　】

　　三国時代の呉の時代に宮殿がつくられた。現在の建物は、14世紀、明代に再建されたものである。ここでは、文武官が皇帝に朝賀する儀礼の練習がおこなわれていたので、朝天宮という名がついた。その後、道教寺院になったが、19世紀に孔子廟として再建された。

　　明清代の木造建築物では、江南で最大のものである。現在、南京市博物館になっている。南京の歴史遺物の展示が中心になっている。

　　ここを出た後、いったんホテルに戻って、少し休んだ。そして、4泊したホテルをチェックアウト。南京駅にはまだ早いので、途中、玄武湖公園に立ち寄っていくことにした。

【　27　玄武湖公園　】

　　ここも街中にある湖。5つの島があり、橋でつながっている。

　　南京駅の前が湖になっているが、それが玄武湖。駅と公園を結ぶボートも運転されているということで、ボートで南京駅に向かうことにした。

だが、ボートは30分に1便程度しか運航されていなかった。南京駅を目の前にして、渡れるのだろうかと不安になった。12時前にボート乗場に着いて、12時30分少し前に出発でき、ヤレヤレ。列車は13時10分発だ。10分弱で南京駅に到着。

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