2  ト ゥ ル ク

  泊ったホテルの室内。シンプルなうえ、金属質が目立 つ。ベッドの脚も金属だったりして、何となく寒そうな感じがぬぐえない。とはいえ、とても清潔であったのも事実。
  5時ごろには明るくなったので、ホテルそばの湖の周囲を散策。ここは滞在型のホテルなのかもしれない。 でも、特にレジャー施設はなく、単に森と湖を楽しむだけなのだが。

  不便な場所に泊らざるを得なかったのだが、首都の郊外、20kmくらいのあたりに、これほど自然に恵まれたところがあることを知ったのは収穫だった。

  ホテルは木々に取り囲まれている。
  7時から朝食。シンプルなものだが、食欲のわくものだった。

  さっと食べて、すぐにチェックアウト。再び、徒歩と地下鉄で国鉄中央駅へ。

  9時5分発のトゥルク行きのIC。2階建て車両だった。トゥルクまでは2時間。
  駅の列車時刻表。

  フィンランドの公用語はフィンランド語とスウェーデン語。さらに英語の通用度はたいへん高い。時刻表もこの3つで記載されていた。この時刻表からも、英語とスウェーデン語は何となく似ているが、フィンランド語は似ても似つかぬ言葉であることがわかる。

  中央駅に到着した通勤電車から吐き出された人たち。  
  乗車した列車のドア横の掲示。こちらもフィンランド語とスウェーデン語の表示。
  トゥルク駅。歩いてホテルに向かった。

  トゥルクは、19世紀のはじめまでは首都だった。かつて、フィンランドはスウェーデンの影響が強く、首都もここだったのだが、のちにロシアの影響が強まるとヘルシンキに首都が移ったのだ。

  現在は、ヘルシンキ、タンペレに次いでこの国で人口が3番目の都市。

  泊ったホテル。外観はとてもシンプル。
  部屋の中もシンプルで清潔感に満ちていた。前日の宿との違いは、木をふんだんに使っていること。そのためか温かみがある。
  ホテルに荷物を置いて、すぐに街歩きにくりだす。

  街の中心にはマーケット広場がある。

  花屋さん。
  八百屋さん。
  魚屋さん。
  右は海洋博物館と思われる。(なんて書き方にしたのは、すでに記憶が曖昧で、歩いたコースから考えて、海洋博物館かな、、ってこと。確かな情報あればお待ちしています。)
  薬学博物館にて。
  アウラ川を渡る無料のフェリー。
  退役した機雷敷設艦で、内部を見学できた。
  トゥルク城。地味であるが規模は大きい。
  トゥルク城の内部にて。
  ルオスタリンマキ手工芸野外博物館。

  18,19世紀の建物が移築されている。かつてはこの国でも、木造の家が一般的だったことがわかる。

  街の中心に戻って夕食。いろんな店の看板やメニューでムーミンが迎えてくれる。
  サーモンステーキ。ほかにサラダ、グラタン風のものを注文。
  ジュースのラベルにもムーミン。

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