10  ア ル ル、 マ ル セ イ ユ

 

  ニームからアルルまで列車で25分ほど。

  アルルの駅は新しく改装された、こじんまりとした駅舎だ。

  駅から少し歩いたところにカヴァルリ門があった。アルルも城壁都市なのだ。

 

 

 

 

  アルルで一番のみどころは、ローマ闘技場。ローマ時代には奴隷を使った競技が行われたという。

  ニームの闘技場よりは少し大きい。スタンドやライトなどがあり、現在でも闘牛場として使われている。本来、石でできた座席があるが、その上に仮設のスタンドがでているのだ。

  闘牛のある日は見学できないというが、この日は見学できた。

 

  ローマ闘技場の外側の廊下。

  闘牛のときに牛が待つところがあって、臭い。すごい臭いがして、そこは急いで駆け抜けた。

  闘牛というとスペインのイメージが強いのだが、南フランスでも行われていることに驚いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

  続いて、ローマ劇場へ。

  劇場の最上部からの眺め。アルル市街の向こうにローヌ川が見える。ローヌ川の河口は近い。

  白っぽい壁、窓の形など南フランスらしい雰囲気だ。

 

 

 

 

  ローマ劇場の舞台跡。

  柱の跡が残っている。これは舞台にあった柱。画像では、その右側に、もともとは壁があったが、現在は、壁はない。オランジュで見たような高い壁を想像してみた。

  ここでも、本来の石の席の上に、仮設スタンドが設けられていたが、興ざめで困ったものだ。

 

 

  つぎは、コンスタンティヌス共同浴場跡。

  ローマ時代の浴場跡だが、どういう使われ方をしたのかよくわからなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ローマ墓地の入口。12時から14時は昼休みで入れなかった。

  闘技場、劇場、浴場と共通チケットになっているが、ここだけは城壁の外側にあって離れている。

  せっかく行ったのに入れなくて残念。昼休みがわかっていれば、まずここに行ったのだけれども、ここはガイドブックにも書いてなかったので、わからなかった。

 

 

  再び列車に乗り、アルルからマルセイユへ。50分ほど。

  駅はちょっとした丘の上にある。丘を下って、メトロの駅へ。このあとメトロで港に向かった。港の近くの観光客の多いエリア。ここで、ブイヤベースを食べてみた。

  マルセイユで一番のみどころはイフ島である。だが、島へ渡るとなると数時間の滞在では島に行くだけしかできない。それで、イフ島は行かないことにした。

 

 

 

 

 

 

 

  マルセイユの旧港。

  かつてフランスの玄関はここであった。明治時代にヨーロッパに渡った日本人は、たいていこの港に着き、汽車でパリに向かった。

  このあと、ノートルダム・ド・ラ・ギャルド寺院へ。

  小高い丘の上にある教会だ。この教会からは地中海の眺めがきれいだった。下の画像。

 

 

 

  凱旋門。SNCFの駅の近くだ。この付近は治安が良くないらしいので、持ち物などによく気をつけて撮影。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  凱旋門近くのマルセイユ市街。この近くにアラブ人街があり、アラブ人的な顔つきの人たちが多かった。

 

 

 

 

 

 

 

  マルセイユのメトロ。

  新しいメトロでパリのメトロよりもきれい、日中は12分間隔。21時台に運転が終わるとは、、

 

 

 

 

 

 

  夕刻、ニームに戻る。

  長距離列車にはたいていバーコラーユ(ビュッフェ車)がついている。

 

 

 

 

 

  バーコラーユの内部。

 

 

 

 

 

 

 

 

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