2 日 目
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6時30分から、おにぎり朝食。食べた後、7時にチェックアウトして、JR釧路駅のそばのバスターミナルへ行った。
しかし、すごい霧。そして、霧のためか、この日の最高気温の予想は18℃とか。 |
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7時35分の羅臼行きに乗って、標津まで向かう。ドライバーの後ろの最前列の席を確保できた。
道路は原野の中の直線の区間が多い。ただ、かなり起伏があったのは意外だった。 |
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あちこちに牧場の看板が
たっている。だが、牛が道路の近くで放牧されているところはなかなか見かけない。左はようやく見つけて撮影。
道路の整備は十分。国鉄が足だったころとは比較にならない。 |
バス停には、農家の苗字を使ったものがいくつかあった。福島入口のところには、確かに福島宅への矢印が書いてあった。 数字の何線ってのも多い。西何線、東何線という場合もある。
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すいか模様のは、牧草ロール。牧草ロールをたくさん見かけたのは、八重山の黒島に行って以来のことだ。
標津バスターミナルで、トドワラ号と書かれた少し小さめのバスに乗換え。標津で尾岱沼の船もセットにした割引切符を購入。 |
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阿寒バスの標津からトドワラまでは、7月17日から8月15日までの間のみ運行で、この間のみこの割引券が発売される。 |
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間もなくバスは野付半島に入る。野付半島は延長28kmもあるのに、幅は一番狭いところでは200mほどしかない。その狭いところで、半島の内側の内海を撮影。
こちらは、外海を撮影。バスはこの2枚の画像にはさまれた間の道路を南下している。 |
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ナラワラ。 原始林の周辺部の木が枯れてきているところ。 ミズナラ、ダケカンバ、ナナカマドなどが生えている。 ここは車窓から一瞬見ることができただけ。 |
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バスの終点のトドワラバス停には10時45分にと到着。ここに建っているネーチャーセンター。30年前に訪問したときには、ネーチャーセンターはなかった。
内部は2階建てで、1階は土産物屋やレストランなどの店舗が中心で、2階が展示コーナーになっている。まずは2階を見学。
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野付半島の航空写真。 上部の小さな長方形がネーチャーセンター半島の付け根からネーチャーセンターまでは、幅が比較的狭く200mくらいのところがあちことにある。 ネーチャーセンターから先端にかけては幅が広く、数kmに及んでいる。また、砂しの特徴である分岐がたくさん見られる。ネーチャーセンターからトドワラのあるところまでも分岐のひとつになっている。 左側の海が尾岱沼。 |
ネーチャーセンターの前から国後島を望めるのだが、この日はうっすらと島影が見える程度ではっきりとはわからなかった。
ネーチャーセンターの裏手は、内海の側になっていて、ラムサール条約による水鳥の生育する湿地として登録されていることを示す看板が建てられている。 |
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ネーチャーセンターを見学したあとは、少し腹ごしらえ。 センター内のレストランで、北海しまえびの踊り食いをいただいた。踊り食いっても生きているえびじゃなかったので、実質は刺身。 ”活き”がいい北海しまえびで、口の中でえびがとろける。 北海しまえびというのは、殻に3本の縞模様があるからというが、実際に線が入っているのがわかる。ゆでて赤くなるとわからなくなる。 |
以前来た時は、尾岱沼でこれを食べており、30年ぶり。あと、ゆでた(現地では”煮た”というようだ)北海しまえびもあったのだが、こちらは尾岱沼でいただくことにした。(実は、これは間違ったことをしてしまった、と後で知ることなる。) そして、土産物屋で、別海産の乳製品をいくつか買った。うち、コーヒー牛乳をその場で飲んだ。最近はあまり見かけなくなったテトラパック入り。 野付半島や尾岱沼は別海町に属している。市町村別の牛乳生産量は、別海町が日本一だということが、酪農の町であることを象徴している。 |
11時30分ごろから散策開始。遊歩道に入っていった。右はハマナス。
これは、エゾカンゾウ。 |
これは、ヒオウギアヤメ。
これはエゾノシシウドなのか? |
観光花馬車も通っている。
やがて湿地帯に入り、木道の上を歩くようになっている。 |
トドワラ。 トドマツが海水の浸食により枯れたものらしい。
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トドマツの枯れ木がさらに腐って、木が倒れて、白くなっているものなどもたくさん見られる。 いずれは何もない湿原になるとと予想されている。 |
船着き場に至る最後の区間は、砂浜を歩きようになっている。12時20分の出発なのだが、見えているのになかなかたどり着けない。
ようやく到着。12時20分ジャスト。 |
ここではアザラシが頭を出していたのだが、うまく写っていない。赤い旗は船の通れる水路を示す旗。 尾岱沼は野付半島と北海道本体にはさまれた内海のこと。水深は0.5〜5m。画像で緑色のところは1mより浅い。
船内。乗客は自分を入れて3人だった。 うち、阿寒バスのトドワラ号を使っているのが自分を入れて2人。もう1人は、尾岱沼港からの往復だったが、その後は、その人と根室まで同一のルートだった。これだけ客が少ないとは。 |
尾岱沼に到着。右の漁船はクレーンが甲板にあるが、これは、さけ・ますの底引き網漁船だということ。 下の漁船は三角形の帆を建てられるようになっているが、これは、ホタテの漁船だという。
見られなかったのは、えびをとる打瀬船。三角帆に風を受けて、ゆらりゆらりと漂うように打瀬船の漁を行われるが、今回は見られなかった。昔来た時には見たのだが。 |
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この船、1日に3便(2便は臨時で、夏期は毎日運航されている)。30年前に乗った時はもう少し便数が多かったように思う。 また、船が大きく変わっていた。もっと小さな船だった。
もう一点、昔と大きく変わっていたこと。昔はバス停から港までの間に、とれたての北海しまえびをそのまま(踊り食い)やゆでて売っていてその場で食べられた。 しかし、今は土産物として販売しているけど、その場では食べるようにはなっていなかった。最初から知っていたら北海しまえびのゆでたのもネーチャーセンターで食べていたのだが、、 |
13時15分の7月17日から8月15日までだけ運行されるバスで標津へ。これ以外の期間は、バスで尾岱沼を訪問するのはほとんど無理なダイヤになっている。昔はもっと使いやすいダイヤだったのだけれども。 標津では、中標津までの乗車券を購入。補充乗車券になっていて、必要事項は全部ハンコか手書き。
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中標津バスターミナルに到着。ここには14時5分に到着して、根室交通の厚床行きの出発する15時45分まで1時間40分まち。
バスターミナルの隣の公園は国鉄中標津駅の跡だった。バスターミナルも駅施設の跡地に建設されたのであろう。 |
この時間を利用して昼食。できれば海産物を食べさせる店があればいいなと思っていたのだが、それどころか開いている店を探すだけでも一苦労。 店構えがあっても、閉店になっているテナントがとても多い。営業している店も、この時間帯は、客が少ないためか”シエスタ”している店もある。結局、チェーン店は使いたくなかったのだが、味の時計台へ。豚角煮たまごラーメンをいただいた。 |
まだ時間があったので、街をぶらぶら。 街中の公園で一休みして、さきほどネーチャーセンターで買った、別海産の「のむヨーグルト」と「べっかいチーズやさん」をいただいた。
15時45分発の厚床行きに乗車。バスターミナルで乗車券を買おうとしたら、下りるときに払ってくださいとのこと。 |
途中、別海町の中心を経て、厚床に向かう。かつての標津線のルート。
16時50分、厚床着。ここはもう根室市だ。 |
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厚床駅には旧標津線分岐のプレートが置いてあった。 17時10分発の根室行きに乗車。
春国岱という沼を通過。 |
17時55分、根室駅に到着。 根室駅も久々だが、改めて小さな駅だと思う。街の規模からすれば妥当なのかもしれないが、最東端のターミナルという雰囲気はなく、ローカル線の駅という感じだ。
泊ったのは駅から3分ほどのあづま旅館。 |
根室は東横インなどチェーン展開しているホテルがなく、地元の小さなビジネスホテル、旅館を使うことにした。 あづま旅館にしたのは、駅前という利便性をとったから。実は、ネットの口コミでは評判がイマイチだった。それで、行く前から期待してはいなかったのだ。 チェーン展開のホテルに慣れていると不便に思う点があったが、限られたホテルしかない中で、値段のことも考えると仕方ないかなというところだ。 |
1時間ほど休憩してから、宿で紹介してもらった居酒屋「俺ん家」へ。
カウンターの真中にいろりがあって、そこで魚などを焼いていた。 |
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中ジョッキを飲みながら、まずは、お通しの北海しまえびをいただいた。ゆでた北海しまえびを尾岱沼で食べ損ねたことを上に書いたが、ここで食べられてよかった。
まず頼んだのは、ほやの刺身。ホヤは何となく気持ち悪い生き物だが、美味しかった。ほとんど貝のような感じでだが、水をすっている生き物なので器の底に水がたまっていった。
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ビールがなくなったので、冷酒をコップ酒で頼んだ。「北の勝」という根室の地酒。
次にカキ。おおぶりのカキでレモンをかけていただいた。あっという間に平らげてしまったのがもったいない感じ。 |
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上は、いろりであぶって焼いたサンマで、網焼きに比べて焦げ目が少なくてよかった。塩加減が少ないかもと言われたが、かえってサンマ本来の味を楽しめてよかった。 最後に、花咲カニの鉄砲汁をいただいた。カニ入りの味噌汁だ。カニは高くてとても注文できなかったので、足が少し入っている鉄砲汁でがまんしたって感じ。 美味しいものたくさんいただき宿に戻る。途中で祭りの囃しの練習をしているが、それ以外はほとんど人通りがないさみしい街だ。 |
部屋にはユニットバスがついているのだが、大浴場があるっていうので、行ってみた。誰もいなかったので、写真もとれた。 大浴場っても2人が限度って感じの浴室であったが、体を伸ばせたりして風呂に入れたのはよかった。 充実していた1日がこれで終わり。 |
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