第2日後半 南海岸の街、麗水を楽しむ
麗水(ヨス)に到着。麗水の市外バスターミナルは、麗水の中心部からかなり離れている。麗水市には、港のある麗水のほかに市庁のある麗川(ヨチョン)という中心がある。乗車したバスの場合も、大半の乗客が麗川で下車した。ターミナルは、麗水と麗川の真ん中にあるような感じだ。 とはいえ、旅行者にとって用があるのは麗水。中心部までは離れているので、市内バスに乗った。890ウォン。最初に行く予定をしているのは、鎮南館。市場の近くでバスを降り、1kmほど歩いて向かった。麗水は坂道の多い街だなぁ、と実感。距離の割には、歩くのが大変な街である。 |
ここは、文禄・慶長の役のときに、李舜臣将軍の本拠地になったところである。 幅は75mあって、韓国で最大の木造建築物だといいう。 小さな博物館もあって、この付近での海戦の関係する展示をやっていた。 |
鎮南館の南側が、麗水で一番の繁華街のようだ。夕食時に歩いてみることにしよう。 昼食は、港の近くでとることにした。途中、片側が海、片側に水産物を売る店や漁具を売る店が並んでいる通りを歩いた。 フェリーターミナルもあった。かつては、釜山からエンゼル号という高速船が麗水まで運航していたのだが今はないのが残念だ。 |
次に水産市場へ。水産市場のメインは卸売り
。大きな卸売り市場である。 だが、すでに14時。卸売り部門は無人状態。でも、併設されている小売り部門のほうは活気があった。 |
14時半ごろようやく遅い昼食。ジャンオタンの専門店に入った。
ジャンオタンは、うなぎのスープである。うなぎの切れ端が数きれ入っていたが、皮の部分も柔らかくて美味しかった。 |
食後は、突山島(トルサンド)に向かった。島にかかる橋 、突山大橋を歩いて渡った。写真を撮るために立ち止まるとゆれているのがわかり、気持ち悪い。 |
突山島に渡ったところに亀甲船(コプクソン)がある。 文禄・慶長の役のときに、李舜臣将軍が、日本軍を迎え撃ったときの水軍の船は亀甲船だった。これは、復元模型で、中に入ることできた。屋根に針のような突起があるのが特徴だ。 |
突山大橋のたもとからは観光船が出ていてにぎわっていた。ガイドブックでは、ここから梧桐島(オドンド)へ片道の船が運航していることになっているのだが、案内板には書いてなく、窓口で、オドンドと言ってみたが、やはり周回コースしかないようだった。 周回コースは2時間かかるようで、そうなると、戻ってくるのは17時で、梧桐島へ行く時間はない。しかも、この日は曇っていたので、さほどの風景も期待できそうになかった。 |
そんなわけで、船には乗らず、ゆれる突山大橋を再び歩いて渡った。渡ったあたりでバス停を探したが、よくわからずじまい。 結局、昼食を食べた食堂の近くのまで戻った。 中央路がメインストリートで、そこを走るバスに乗ったら、終点が梧桐島の入口でラッキーだった。890ウォン。 |
梧桐島(オドンド)は、陸地とはつながっている島で、右の画像は、橋の上じゃなく、陸なのだ。彼方に見える島が梧桐島。 バスを降りるとたいへんな賑わいだったので、何かと思ったら、第8回ヨスオドンドカメリアフラワーフェスティバルというイベントが前日から行われていたのだ。 しかも、イベントの最初の3日間は、島の入場料が無料だということで、大賑わいだったのだ。 |
島にはハイキングコースがあり、一通り回ってみた。 いったん島の最高地点まで上ったあと、海岸に降りて洞窟を見るようになっているようなところもあり疲れた。再度、最高地点まで戻るのだから、、 フェスティバルというだけあって、ハイキングコースには提灯がぶら下げてあったり、広場でコンサートが行われていたりした。
島に入ったのが16時と遅かったため、ハイキングコースを一周して島を出るころには、もう暗くなりかけていた。 麗水では2012年に万国博覧会が開催されるようだ。今までの万国博覧会の展示もやっていた。会場は、麗水駅あたりの海側を埋め立て造るようだ。 |
バスで麗水駅まで戻り、まず翌朝の列車時刻と料金を確認。時刻表どおりで安心する。 駅から100mのところに駅前旅館、光成荘(カンソンジャン)があった。翌朝が早い列車の利用なのでここにした。 で、ドアを開けようとしたら、開かない。やむを得ず、ほかの宿に回ろうと思って引き上げかけたところに、宿の主人が帰ってきた。それで、すぐにチェックイン。駅前に泊れてよかった。25000ウォン。 |
坂道の多い麗水は歩きまわったので、かなり疲れた。1時間ほど、部屋で休憩。 そのあと、夕食に出かけた。サシミも考えたが、すでに懐が厳しくなってきている。1年前だったら、サシミにしたが、25%の実質値上がりのため、今回はあきらめた。 注文したのは、カルチグイ。太刀魚の塩焼きだ。日本で食べる焼き魚と同じような味付けだ。キムチ系のおかずつき。10000ウォン。 |
海岸に出てみると、突山大橋がライトアップされていてとてもきれいだった。ライトの色は、何色か変化するので、面白かった。
鎮南館近くの繁華街を歩いてみた。光州の繁華街はソウル明洞と変わらないという印象だったが、さすがにここは寂しい。週末だというのに、歩いている人がまばら。 宿に戻り、翌朝は早朝の列車に乗車するので、早めに休んだ。 |