1 日 目  厳 寒 の ソ ウ ル

 

 

厳寒のソウルへ
 6時すぎに部屋を出て、東横インをチェックアウト。ホテルの朝食はパスして、6時15分の送迎バスで出発。10分ほどで最初に羽田空港、国際線ターミナルに着いた。

 羽田で乗継の場合、いつもは伊丹で羽田発の国際線もチェックインされるのだが、今回は日をまたぐので、国際線部分は新たにチェックイン。
 
 早朝でガラガラの保安検査場、出国審査場を通過して、サクララウンジへ。いつもは本館中央にあるラウンジに行くのだが、今回はターミナルの端のほうにあるゲートからの出発なので、端のほうにあるサクララウンジに入室した。サクララウンジは5階にあるが、エスカレータで上がる途中、4階にはANAラウンジがあった。

 
 ターミナルの端にあるサクララウンジは、スカイビューともよばれ眺望がよいのが特徴なのだが、早朝から昼までと夜が営業時間になっている。いままで、羽田発のJAL国際線としては、パリ、バンコク、シンガポール行きを利用しているが、ターミナル中央付近のゲートからの出発ばかりだったので、ラウンジもターミナル中央にあるラウンジを使っていた。今回は、ターミナルの端のゲートからの出発だったので、はじめてスカイビューを利用することにした。

 入室後、まずダイニングコーナーへ。朝シャンパンを楽しんだ。
 続いて、ホタテ粥をいただいた。ただ、朝はカレーは出していないので、サクララウンジ名物のカレーはいただけなかった。たまには、カレーなしもいいだろう。
  食事のあと、スカイビューのエリアへ。階段状になって、後ろのほうの席からも眺望がよいように工夫されている。ここでしばらく休憩。
 スカイビューから見えた搭乗機。 
 7時45分ごろに搭乗。ゲートに向うと、優先搭乗の長い列。一瞬、一般搭乗がはじまっているのかと思った。

 JALの短距離ビジネスクラスは長らくスカイラックスシートの天下であったが、最近、少しずつシェルフラットへの転換がすすんでいて、この便もシェルフラットであった。 
  フライトマップを見ると、大阪から東京経由でソウルに行くのがいかに遠まわりなのかよくわかる。
  水平飛行に入り、機内食。和朝食であるが、かつての関西発金浦行の弁当よりもずっと豪華だ。飲物はビールにした。

 下左  アイスクリーム。

 下右  コーヒー。
 
インサドン(仁寺洞)でグルメめぐり
 金浦空港に到着。入国審査場はガラガラ。受取荷物はないので、あっという間に制限区域外に出た。

 いつもは、まずはコンビニでオレWiFiを購入するのだが、今回はわずか半日だけの行動なので、WiFiも不要と考え、買わなかった。

 空港鉄道の普通列車でソウル駅へ。乗車時間は20分ほどだったが、下車後、地上に出るまでに10分ほど歩かされた。写真は、ソウル駅到着時の空港鉄道の車内。
 まず、ソウル駅にあるロッテマートに向った。リクエストされている海苔を買うためだ。大型スーパーは第2、4日曜に休業するのだが、翌日は第5日曜ではっきりしないので、この日に買物をすませておこうと考えたのだ。実際、翌日、金浦空港のロッテマートの前を通りかかったら、休業であった。

 金浦空港のEマートが撤退してしまった現在、土産物を買うのは、ソウル駅のロッテマートだ。写真はロッテマートのキムチ売場だ。スーパーでもキムチの種類は豊富だ。
 
 買物のあとは歩いて、ドラム缶焼肉で有名な新村のソソカルビの姉妹店のあるソウル駅の南のほうに向った。前回の訪韓時には閉まっていてので、今回はリベンジを果たそうと思った。

 しかし、またもや営業していなかった。日中は営業していないのだろうか。それとも、店を閉じたけれども、看板を出したままなのだろうか。店の外にはドラム缶のコンロも出されている。すぐにソウル駅に逆戻り。

 
 ソウル駅から地下鉄で鐘閣へ。そして歩いてインサドン(仁寺洞)に向った。土曜日の午後とあって、かなりの人出であった。
 
 焼肉を食べそびれたので、すでに14時。まずは、昼食をとろうと、シンチョンソルロンタン(新村先農湯)へ。

 ソルロンタンは、牛の肉や骨、内臓を煮込んだ白い色をしたスープで、割とあっさりとしている。韓国料理としては、珍しく全く辛くないものだ。シンチョンソルロンタンはその有名店であちこちに店がある。
 
 ソルロンタンを注文すると、まず、キムチが入った3連の箱が運ばれてきた。写真の右上に少し写っている。

 かつて、食べ残しのキムチの再利用が問題となり、箱に入ったものが運ばれてくるスタイルが増えたのだろう。

 3つの箱には、白菜のキムチ2種類と大根のキムチ(カクテギ)が入っていた。ハサミも運ばれてきて、自分でキムチを切るようになっていた。
 
 続いてソルロンタンとご飯が運ばれてきた。ソルロンタンは何種類かあったが、最も一般的なソルロンタンにした。7000ウォン。これは金属製の容器に入っていたが、隣席の客は、トッペギ(土鍋)に入ったものを食べており、少し値段が高い。
 
 スープの中には、薄くスライスされた肉がそこそこ入っている。スープの味は薄いので、塩、コショーなどで好みの味にする。
 
 ご飯をスープの中に全部入れて、混ぜていただいた。
 
 仁寺洞から少し路地を入ったところにコロッケ屋を発見。以前はこんな店はなかった。プクチョンコンジャン(北村工場)という名のようだ。1500ウォンで
野菜、ポテト、マスタード、クリームチーズ、小豆の5種類があった。小豆が気になり、買ってみた。

 下左 外観は5種類とも同じだ。

 下右 小豆は、揚げアンパンといった感じ。ただ、小豆はとろっとしていて、コロッケといえばコロッケだ。
 
 
 
 ホットクの屋台は何軒か出ている。そのうちの一軒で買ってみた。仁寺洞の中心の十字路で営業している屋台で、ここが一番おいしいというネット情報もある。

 下左 焼いているところ。
 
 
 
 
 
 
 
 


 上 餅の中に入っている木の実の入り黒蜜がとても熱い。
 
 コンビニでゴボウ茶を見つけたので買ってみた。韓国では最近、ゴボウ茶がブームであるらしい。コンビニでは、ペットボトル入りが麦茶やとうもろこし茶と並んで売られていたので、迷わずゴボウ茶を買ってみた。

 ゴボウはよく食べるが、ゴボウ茶は初めてだ。味はゴボウそのものだ。ダイエットや若返りの効能があると言われているが、反面、利尿作用がきついらしい。

 下左 大通りに出て、バスで東大門に向った。地下鉄の駅まで下りるのが面倒だったからだ。わずか2駅だが、地下駅に行くのは結構、歩かされる。バスは行先がよくわからないのが難点なのだが、鐘閣から東大門ならどのバスも途中で曲がらずに行きつくに違いない。
 
 
 上左 バスを下りて、東横インまで歩いた。

 左  室内。日本の東横インと同じだ。

 少し休憩しようとしたら、2時間ほど眠ってしまい、気づけば19時になっていた。
広蔵市場で夕食
 すっかり暗くなり、19時をまわってから、食事に出かけた。最初は東大門の駅の近くの食堂街に行ったのだが、混んでいる店と客が一人もいない店が多く入りにくく、結局、カンジャンシジャン(広蔵市場)まで歩いてやってきた。

 市場の東側が、屋台街になっている。土曜日の夜とあって、にぎやかだった。
 
 食べたくなる店で空席がある店となるとなかなかない。カウンター式の店に空席があり、ピンデトクはじめいろいろな料理がならんでいたので、そこに決めた。
 
 ピンデトク。お好み焼きのようなものだが、緑豆の粉から作るのが特徴。焼いたものを切って細かくして出された。
 
 ソジュ。出されたのは、チョウムチョロム。以前は、ソウルでソジュといえば、チンロが出てきたのだが、最近はチョウムチョロムがシェアを伸ばしているようだ。

 ソジュは度が強いがショットグラスでそのまま飲むのが普通のようで、この日もショットグラスが出されたので、そのまま飲んだ。
 
 トッポッキ。棒状のトゥクをコチュジャンで辛く煮たもの。辛さは店によって違い、ここの店はさほど辛くなかった。

 もう一品、何か食べたかったが、満腹になってきたので、これだけにしておいた。あわせて11000ウォン。
 
 東大門に戻り、doota!の中にあるカフェへ。
 
 ノクチャピンス。抹茶アイスで氷が抹茶味でサラ雪状になっているのはソルビンと同じ。

 ホテルに戻り1日目終わり。

 

 

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