7   シ   ブ

 

ミリからシブへ

  ミリをたち、シブに向かう日。6時30分にホテルに迎えをワンさんに頼んでいたが、ワンさんの奥さんが自家用車で迎えにやってきた。6時30分からの朝食はパスして、チェックアウ ト。画像は空港に到着したところ。

 上左  搭乗するのは9時発のシブ行き。保安検査をすませ制限区域に入ると、ラウンジへと直行。

 左  この日は朝食をラウンジ飯とした。

 9時発の便は少し遅れた。シブ経由のクチン行きで、ミリからムルを往復したのと同じくフォッカー50。ボーディングブリッジから地上におりて、歩いて飛行機に向かった。

 下左  飛行時間は40分ほどで、ピーナツと飲物のサービスがあった。飲物はカップに希望のものをいれる方式であった。

 下右  シブに到着後は長い通路を歩いてターミナルに向かった。

 シブの空港は市街地から20kmくらい離れている。タクシーはチケット式であった。30分ホドデホテルに到着。

 下左  11時ごろホテルに到着。プレミアホテル。漢字名は京城大酒店。

 下右  すぐにチェックインできて部屋へ。今回の旅行では一番よい部屋であった。ネットも問題なくつながる。

 1時間ほど部屋で休憩。

 窓から見た市街地。真ん中に黄色く見えるのがラジャン川。あとで、この川のほとりまで行ってみる。

シブの市場

 12時にホテルを出て、街歩き開始。まず市場に向かった。

 正月3日とあって、真っ赤な装飾で彩られている店があちこちにある。 中華系の店だろう。看板に漢字も書かれてる商店が大半で、ほとんどの店は中華系の人がやっているのだろう。このお店は、装飾を売っている 店でひときわまばゆい。

 市場に到着。大きな建物だが、手前のベージュ色の建物が市場の本体で、もっと大きな水色の屋根の建物は駐車場であった。
 マレーシアでは、どの街に行っても市場の中が明るく、 新しい建物が多く、清潔な感じがする。

 シブの市場は、いままで各地で見た市場の中でも広い市場だが、端まで見渡すことができる視界のよさだ。

 鶏は肉でも売られていたが、生きたままでも売られていた。生きた鶏はほかの アジアの街の市場では、販売されているのをよく見ていて、特に珍しいわけではない。

 でも、シブの生きた鶏は、新聞紙にまかれて売られているのが特徴である。 ほかではこのような売り方は記憶がない。なんだか贈り物のような鶏だと思った。動けなくてかわいそうな気もするが、市場を清潔に保つにはいい方法だと思う。1羽が10リンギット(約350円)。

 何という魚かわからないが、1皿5リンギット(約175円)で安い。シブは海から60kmほど川をさかのぼった位置にあり、水産物も豊富な感じだった。

 市場の清潔さは、魚や肉の売場で特に感じた。東南アジアの市場ではいろいろなものの臭いが混じり合っていることが多いのだが、マレーシアでは新しそうな市場ではほとんど臭いもない。シブもそうだ。

 上左  バナナ1房、2リンギット(約70円)。 小さいけれども、20本はついていて激安。

 上右  白菜1個、7リンギット。半分で4.5リンギット。バナナなど熱帯産のものは安いが、白菜などは高い。高原で栽培しているのだろうか。 下界はちょっと無理なような。キャベツなども高く、きっと高原で栽培していて、輸送費がかかっているのだろう。ボルネオも高原があるので、そこで栽培しているのだろうか。

 左  ランプータン1kg、2リンギット(約70円)。試しに1kg買ってホテルで食べることにした。1kgで20個少々あった。500gにしてもらおうかなとも思ったけど、皮と種の重さが7、8割あるんじゃないかと思ったのと、食べられなくても安いのでまぁいいやと思い、1kgにした。

 上左  市場の2階はフードコートになっている。

 上右  1軒の店で昼食。

 左  卵入りの焼きそばを注文。何と、焼きそばが皿ではなく丼に入ってでてきた。こんなことは初めて。

シブ街歩きは雨で中断

 市場の次は港に向かった。ほとんどの船は、細長く、入口がきっちり密着するタイプの高速船だ。

 下左  ターミナルの切符売場。余裕があれば、ラジャン川を200kmさかのぼって、カピットまで行ってみたいが時間がない。クチン行きの船もあった。

 下右  ターミナル近くの街並み。

 七層観音塔。船でシブに向かうときには、この塔が目印になるという。

 下左  そばには古い建築もあった。

 下右  さらに歩いているとスコールがあった。15分ほど雨宿りすると、あとは傘をさせば歩ける雨になった。でも、やむことはなく降り続いた。このあと、文化遺産展示ホールというミュージアムに向かう予定だったが、雨のため、いったんホテルに戻った。

 ホテルに戻り、市場で買ったランプータン1kgをさっそく食べてみた。
 厚い皮を手でむいて、白い実を食べる。実の中には大きな種が入っている。

 最初は半分食べて、半分は夜に食べようと思っていたが、勢いで完食した。これだけランプータンを食べたのは初めてだ。

 雨は小降りではあるが、降り続けていた。そのため、いったんホテルで休むと、再び出かける気になれず、暗くなるまで、そのまま部屋で休んだ。ミュージアムは行けずじまいとなった。

ナイトマーケット

 19時ごろ、夕食をナイトマーケットでとろうと出かけた。雨は相変わらず降っていて、傘をさしてのおでかけ。

 ホテルから歩いて10分ほどで到着。雑貨や衣類のエリアは素通りして、食べ物のエリアへ。

 一通り歩いてみてわかったのは、食べ物屋台のうち3分の1は焼豚、3分の1は点心、3分の1がその他いろいろって感じで、焼豚と点心の屋台がとても多いこと。それに、その場で食べられる屋台はほとんどなく、テイクアウトが基本になっていること。

 何軒もある焼豚の屋台のうちで、人だかりがしているところを選び、そこで買うことにした。
 いろいろな焼豚があり、顔の部分の焼豚や内臓の焼豚もある。手前の普通の焼豚を1つ選んで、皿にのせて店主に渡す。

 少し火であぶったあと、食べやすいように細かく刻んでくれる。

 次に点心の屋台へ。どの屋台も店頭に大きなせいろを置いている。
 適当に選んだ屋台で点心をいくつか選ぶ。ビニール袋に入れてくれて渡された。

 このあと飲物を売っている屋台でビールを買って、ホテルに戻った。

 ホテルで買ってきたものをさっそく開けて夕食。ビールは見たことがない銘柄。よく見ると、左のドスター、右のビッグケンともにベトナム産だ。

 下左  焼豚。

 下右  点心。どちらも冷めてしまっていたのが残念。買った店で食べられるようになっていればよかったのだが。

 

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