5    名 護 へ

 

 またまた、沖縄本島へ。伊丹発の便で、クラスJの茶菓子は「抹茶フィナンシャル」(表参道Tea-Tsu)。クラスJの茶菓子で、せんべいが減り、洋菓子が増えているように思う。これはなかなかいいことだ。

 飲み物は、まずオレンジジュースを頼んでみた。オレンジジュースは搭載しなくなったとのことだ。 で、コーヒーを頼んだ。紙コップがクラスJ専用のものではなかった。こちらも経費削減のため専用の紙コップをやめたのかもしれない。

 沖縄だけで展開しているハンバーガーチェーン「A&W」。マクドナルドには及ばないが、それ以外のハンバーガーチェーンよりはよく見かける。

 那覇に着いたのは11時過ぎで、A&Wの空港店で昼食。メルティリッチ、オニオンリング、ルートビアのセットにした。メルティリッチは、マクドナルドのダブルチーズバーガーに相当するが、それより具やソースが少しぜいたくな感じだ。

 ルートビアはA&W独特の飲み物。なかなか説明しにくいが、湿布薬のようなにおいのする飲み物だ。日本では、ドクターペッパーという類似のものがあるがほとんど見かけない。台湾では、サーシという飲み物があり、これも類似のにおいと味がする。

 はじめての人には飲みにくいかもしれない。自分の場合は、台湾のサーシが好みで、ルートビアも好きになった。

 ルートビアは店内の場合はおかわり自由。サイズにより値段が違うが、サイズにかかわりなくおかわり自由というのが面白い。自分の場合はセットなのでレギュラーサイズとなっていたが。今までおかわりをしたことはないのだが、この日はおかわりに挑戦してみた。

 店内の場合、ルートビアはジョッキに入れてくるので、それも面白い。コーラやジュースの場合は紙コップだ。見まわしたところ、ルートビアを飲んでいる人はほとんどいない。

 
  那覇空港からは120系統(名護西線)の路線バスに乗車。名護に行く途中、万座毛と万国津梁館に立ち寄るためだ。

 

 
 途中、那覇バスターミナルを経由。バスがあれば、ゆいレールに乗るよ便利な感じだ。国際通りに行くにしても同じ。
  嘉手納基地付近は道路の両側が金網になっていて、その中を通る。

  

 

  

2時間近く乗車して、恩納村に入ると、よやく海岸が車窓から見えるようになった。人気のエリアだが、やってきたのははじめて。
 
 万座毛の最寄停留所は「恩納村役場前」。

 ここから700m。この間歩いている人には出会わなかったが、観光バスには何度かすれ違ったり、追い抜かれたりした。

 万座毛は沖縄を代表する観光地で、駐車場には観光バスやレンタカーがひしめいていた。

 周遊コースが作ってあって、それに沿って歩く。みどころは、石灰岩質の崖がえぐられて空洞になったているところ。珍しい崖ではあるが、さほどの感動はない。

 崖が見える側とは逆の北側の崖上からは万座ビーチと万座ビーチホテルがよく見える。このホテルは独特の外観で見覚えがある建築だ。

 次に、2001年の沖縄サミットの会場である万国津梁館(ばんこくしんりょうかん)に行った。奥行1km、幅200mくらいの半島の先端にあり警備しやすいところにある。

 半島全体がブセナリゾートになっていて、半島に入るとまずブセナリゾートホテルがある。沖縄で一番の高級ホテルとか聞いていたが、見たところそんな感じはしない。その奥が津梁館だ。

  これは、ブセナリゾートホテルの玄関。ツアーのバスが到着していて、思っていたイメージとは違っていた。

 

 

  

右は津梁館の入り口。会議などで使われていなければ自由に入ることができる。この日は入ることができた。
 

 右はサミットホール。サミットの会議場になったホールである。

 壁にはサミット当時の写真などが掲げてあった。現在は会議やウエディングに使われている。

 訪問する人もそう多くなく、隠れた観光地である。(ブセナリゾートの敷地内には海中展望塔もあって、そちらはガイドブックにものっていてそこそこ客が来ていた。自分も行こうかなと思ったが、時間切れで行けなかった。) 

  左はレセプションホール。サミットの食事会に使われた。現在はカフェになっている。

 

 

  

右はカフェのテラス。ここで休憩した。眺めは、高台になっているので、良好だ。
 
 左はそこでいただいた「ちんすこうバニラ」。800円だったが、おみやげに特製の紅茶ティーバック5袋もらえたのでよかった。(津梁館の入口にあるカフェのチラシ持参のこと。1グループにおみやげ1つ。)


 

 名護市内に入ってすぐの停留所「世冨慶」で下車。これで「よふけ」と読む。

 この日の泊りは、ルートイン名護。格安ビジネスホテルチェーンとして東横インが有名でよく利用していた。今回は、名護に泊まるのだが、東横インがなく、かわりに、同じく格安ビジネスホテルチェーンで知られているルートインを利用した。

  

 全国的にいうと、ルートインのほうが、少し(同じ立地で500円〜1000円程度)高いので、東横インがあれば、ルートインを今まで使わなかったのだが、今回はじめてルートインを使って、気にいった。

 ルートインのほうが心持ち部屋が広く圧迫感が少ない。 ルートインの場合、大浴場がある。 ルートインのほうが朝食がよい。(東横インも最近よくなったが、よくなった東横インと比較しても) 

 名護の夕食は「縁」という居酒屋へ。ルートインでここを勧められた。そしてルートインの紹介でやってきた客は5%引きということでラッキーだった。

 飲み物は泡盛。銘柄は近くの今帰仁(なきじん)の「古里」。最近は沖縄ではすっかり泡盛ファンになった自分。
 

 刺身3種盛り合わせ。奥はミーバイ。沖縄で代表的な魚でバター焼きや煮付けにすることが多いようだが、刺身で見るのははじめて。

 手前左はシルイユ。シロタイのことらしいが、はじめて知った魚だ。

 手前右はグルクン。県魚になっている沖縄一有名な魚。でも唐揚げで食べることが多く、刺身としてははじめて。3つに共通するのは淡白な魚だということ。

 テイラジャーの塩ゆでを注文。巻貝の一種で串で身を取り出すのに苦闘。でも、身だけを取り出して出されるより、こうして時間をかけさせてくれるほうが印象に残っていい。

 マグロの龍田揚げ。どこにでもありそうなメニューだが、食べるのは初めて。油がよく落ちていて揚げ物にしてはあっさりとしていた。
  

 どれもおいしく、2時間くらいかけてちびりちびりしながらゆっくりいただいた。 

 
 

 

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