2 ボ ホ ー ル 島 |
ボホール島へ
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セブ空港は正式にはマクタン・セブ空港といいマクタン島にある。マクタン島はビーチリゾートであるセブの位置する島である。セブ島とは2つの橋でつながっていて、橋を渡ってほどちかいところにセブ・シティがある。 セブ空港からはタクシーでセブ・シティにあるスーパーキャットのピアに向かった。空港からピアまでは25分ほどで6時ごろに到着した。料金は475ペソ。写真は切符売場。 ボホール島のタグビララン行きの船は7時発。料金555ペソ(約1150円)。まだ1時間ある。 |
切符を買って、待合室に向かう。入口では、手荷物検査がある。X線検査のほか、さらに荷物を床に置いて麻薬犬にかがせる検査がある。 そして待合室で待ったが、切符を買うだけじゃなく、飛行機に搭乗するときと同じく、チェックインの手続が別に必要なことがわかった。それで、さらに歩いて、乗船する船ごとにわかれた乗場に向かい、チェックインを行った。ここで座席が指定された。チェックインをした中に、さらに船ごとの待合室と、飛行機の場合と同じようなゲートがある。 |
日本では、かなり以前に撤退したダンキン・ドーナツだが、フィリピンではあちこちで店舗を見るが、このようなスタンド式の簡易店舗も多い。 乗船のチェックインをすませたあとの待合室にもスタンド式の店舗があったので、ここで朝食を購入。あとで船の中でいただくことにした。 値段も安く、ドーナツが15ペソ(約30円)くらいからある。 |
7時発のタグビララン行きの高速船。15分くらい前に乗船が開始されたので、待合室でほとんど待たずに乗船。
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切符。3Aというのが座席番号でチェックインの際に記入された。 下左 船内の様子。 下右 ダンキン・ドーナツで買った朝食を船内で食べた。チキンサンドとツナサンドで水とあわせて115ペソ(約240円)。 |
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9時すぎにタグビララン着。ボートに乗った子供がお金をせがむためか岸壁に近づいてきた。 港のターミナルの建物を出るとドライバーがやってきて車をチャーターしないかと寄ってきた。事前に調べていたのと同じく、観光地を一通り回って2500ペソ(約5100円)を提示された。協定料金のようである。すぐに交渉成立。 出発前に帰りの船の切符を購入。帰りは出発時刻の都合で16時20分発のオーシャンジェットにした。 |
車は港からタグビラランの市内に入った。目に入ってくるのは、怒涛のようにやってくるトライシクル。ジプニーも走っているがトライシクルが圧倒的だ。 トライシクルは二輪車にサイドカーをつけ、屋根つきにした乗り物。サイドカーは1人乗りのようだが、中には2人がぎゅう詰めで座ったり、サイドカーに1人座り、二輪車にドラ イバーとともに2人乗りしているのもみかけた。 |
この日は金曜なのだが、”子供の日”だという。子供のパレードが延々と続き、その間、車はストップ。 |
世界最小の猿ターシャとチョコレートヒル |
ボホール島で行ってみたいのは、世界最小の猿である「ターシャ」を飼育している施設と世界で他のところでは見ることができない奇景である「チョコレートヒル」。 行く順番はドライバーまかせにしていたら、45分ほど車に乗ったあと、最初にターシャの飼育施設に案内された。なんだか眠そうだが、それもそのはず。ターシャは夜行性の猿だからだ。 下 眠ったまま木にしがみついているターシャも多い。 |
ターシャは頭からお尻まで15cmくらいで手のひらにのるサイズ。 神経質なのでフラッシュは禁止。近くで話するのもダメ。一匹ずつ監視員がついている。尻尾に手を伸ばしかけた人が注意されていた。 |
ターシャは群れをつくらず、一匹づつ生活している。それも樹上生活である。 体が小さい割りに目はとても大きい。夜行性なので暗いところでもよく見えるように目が発達したのだろう。メガネザルの仲間でフィリピンメガネザルとも言われる。 絶滅危惧種になっている動物でボホール島に飼育施設が数箇所あるようだ。 |
ターシャを見たあと30分ほどでチョコレートヒルに到着。駐車場からさらに200段ほどの階段を上ったところに展望台がある。 あたり一面、饅頭型の山である。その数、100はありそうだと思っていたら1000以上あるそうだ。 写真の左奥の山が茶色くなっているが、乾季になればどの山も茶色っぽくなるのでチョコレートヒルと名づけられたのだろう。 |
平地はジャングルになっているのに、チョコレートヒルには木が育っていない。ヒルは石灰岩でできていて、木が育たないのだという。 自分が上がっておる展望台もチョコレートヒルのひとつなのだろう。展望台の下をのぞくと、草原になっていて樹木はない。 |
展望台には鐘があって、つく人がたくさんいてやかましかった。 |
上左 チョコレートヒルを出たあと、スコールに見舞われたが、10分ほどでやんだ。 上右 ロボック川にかかるつり橋。渡る前に焼バナナを食べた。5ペソ(約10円) 左 竹を組んでつくったつり橋。結構ゆれてスリリングだ。行って戻って20ペソ(約40円)。 |
上左 ロボック川。船は川を行き来しながら食事できるようになっていたがパス。 上右 ヘビやダチョウ、カラスなどを飼育するミニ動物園。つまらなかった。 左 バクラヨン教会。16世紀末に建てられ、マニラのサン・オウガスチン教会、セブのサント・ニーニョ教会とともにフィリピンで最も古い時期の教会。 |
血盟記念碑。 16世紀末、この地に上陸したスペインの初代総督レガスピは島の酋長シカツナと、腕をナイフで傷つけあり、その血をワインに注ぎ、それを飲み干すことで友好を誓い合った。そのときの模様を表している。 |
タグビララン街歩き |
帰りの高速船までまだ2時間近くあったので、車をタグビラランの中心部で下ろしてもらい、街歩きしながら港に向かうことにした。 街にはトライシクルがあふれている。 |
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上左 遅い昼食をとるためにジョリビーに行ってみた。フェーリピンで最大のファーストフードのチェーンはジョリビー。マクドナルドなどジョリビーの敵ではまったくない。 上右 ジョリビーの、マスコット。 左 バーガーステーキを注文。バーガーステーキとはハンバーガーの肉の部分2枚にラースを添えたもの。95ペソ(約190円)。 |
食後はタビグラランのメイントリートをブラブラしながら港へ。 果物屋。日本のみかんのようなのがあり、日本でもよく見かけるネットに入れて売っている。 |
警察の制服のようなのを着た若者が集まっていた。どうしてだろうと思ったいたら、海軍のカレッジの前であった。 |
ボホール大学の敷地に入ってみた。男女とも制服を着ていた。フィリピンでは大学生も制服があるのが普通のようだ。 |
珍しくホテルで夕食 |
街歩きしながら港に戻るとすでに16時20分のオーシャンジェットの高速船に乗船が始まりかけていた。急いでチェックインをして船に乗り込んだ。 下左 行きのスーパーキャットと違って席にテーブルがついていなかった。幸い何も食べなかったので、問題なかったが。 下右 セブに到着したのは19時40分。もう真っ暗。行きに乗船したピアとは違っていた。タクシーに乗ってホテルへ。3kmほどで、61ペソ(約125円)。 |
上左 泊まったのは「ピア・クアトロ」つまり第4埠頭。行きにスーパーキャントの高速船に乗ったところが第4埠頭。そこからは500mほどだが、オーシャンジェットが使う第1埠頭からは3kmもある。(撮影は翌朝) 上右 このホテルは工場地帯の真っ只中にある。近くにはレストランなどまったくなし。付近は電灯もまばらでとても暗いところにあった。ホテル名の「ピア・クアトロ」というとタクシーのドライバーがびっくりっしたので、あわてて「ホテル・ピア・クアトロ」というとわかってくれた。(撮影は翌朝) |
上左 泊まった部屋はエアコンの下のところに小さな窓があるが、ほとんど窓なしに近い感じだ。2000円以下だったので選んだホテルだったのだが、部屋といい、ホテルの立地といい、なるほどそうかって感じだ。 パソコンを取り出してネットを始めてみると、無線LANに接続するのだが、そのあとブラウザがどうしても使えない。理由は不明だ。しかし、i-phoneだと接続できたので、2泊だけでもあるので、i-phoneをLAN接続で利用した。i-phoneは文字入力に難があり、やはりパソコンのほうが使い勝手はいい。パソコンも使えなければただの邪魔な箱だと実感した。 左 ホテルで夕食をとることは滅多になく、10年ぶりくらいじゃないかと思うが、この日はホテルで夕食をとった。なにしろ、ホテルの周辺は工場地帯でレストランなどまったくないようなところだったので。 ビールを注文したら、サンミゲルのライトが運ばれてきた。グラスはないので、ラッパ飲みするのだと考え、ラッパ飲みをした。近くの客もみなラッパ飲みをしていた。 |
料理はイカ焼を注文。少々物足らない分量だったっが、昼食が遅かったこともあり、これだけにしておいた。イカが120ペソ、ビールが39ペソの合計159ペソ(約320円)と安い夕食になった。 部屋に戻り、翌日のセブ・シティの街歩きのルートを考えたりして、一日を終えた。 |