11日目  ミハスとフエンヒローラ

 

 

  アンダルシアの旅も実質的にはこの日が最後で、翌日は帰るだけのようなもの。この日はマラガ滞在だが、マラガは前日にほとんど見たので、ミハスとフエンヒローラに行って、午後に前日見られなかったマラガのヒブラルファロに行ってみることにした。この日も朝食は抜き。

 マラガからフエンヒローラの近郊線は、マリア・サンブラーノ駅でも、地下ホームから出発する。自動改札になっているのだが、切符を入れた10cmくらい先のところに切符が出てくることと、その切符を取ったら扉がパカッと開くことが日本の自動改札とは違っている。

  この路線は、マラガの近郊線として、ほかの路線とは切り離されて運行されていて、終日ほぼ30分間隔の運転になっている。(カディスからヘレスの近郊線も車両や自動改札の仕組みなどは同じだったが、そちらは中長距離線と近郊線が同じ線路を共用している点が違う。)

 写真はマリア・サンブラーノ駅の地下ホーム

 

 
 近郊線の車内。
 マラガ市内のほか、この近郊線は、途中のトレモリノス付近と終着のフエンヒローラ付近も地下線になっている。

 左  フエンヒローラの駅の入口 

 

 

 

 

 駅を出てから、バス乗場まで300mくらい離れている。その途中のロータリーに何やら、国旗の色に彩られた塔があった。何なのだろう。

 左  ミハス行きのバス

 

 

 

 

 

 

 右  その車内

 ミハスは相当、観光地化している感じでロバの馬車などがあった。

 

 

 

 

 

 

 洞窟の中の礼拝堂。展望台のそばにある。

 上  展望台から見たフエンヒローラの街

 アンダルシアには白い家並みの街がたくさんあるが、ミハスはその中でも一番有名な街じゃないだろうか。繁華街はお土産物屋が立ち並んでるけれども、ひっそりとした閑静な住宅街もある。

 

 

 

 

 お土産物屋が並ぶ表通り。ここが街の中心の小さな広場で、花屋が広場で店を出していた。

 とても小さな闘牛場。世界最小だとか。

 

 

 

 

 

 

 闘牛士のパネル。

 
 闘牛場の上部から眺めたミハスの街並み。
 ガイドブックで人気の撮影場所として紹介されていたサンセバスチャン通り。通りっても路地だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 小さな街なので、2時間で街歩きを終え、フエンヒローラに戻った。

 フエンヒローラでは特に見どころはなく、ビーチへ出てみた。

 

 

 

 

 

 

 今までに見たビーチの中でも人口密度の高いビーチで、まさに「芋の子を洗う」状態。みなさん、どこからいらっしゃているのでしょう。

 このパラソルの密集度。隙間なくうまっている。

 

 

 

 

 

  ビーチでイワシを焼く”海の家”があって、いいにおいがしていた。昼食はイワシに決定。

 

 

 

 ビーチの全景。
 海岸から1本、山側に入ったモンカジョ通りにレストランが集まっている。

 時間は14時、ランチタイムでにぎわいかけていた。ランチメニューを見て回ったが、意外なことにイワシがあまりない。海鮮そのものをやていなかったり、やっていてもランチメニューには含まれていなかったりとか。

 やっと、ランチメニューにイワシの含まれている店を見つけて、そこで昼食。 

 イワシがやってくるまで、パンとビールで過ごした。

 

 

 

 

 

  まずはお決まりになったガスパッチョ。このお店のは、特に具が多く”飲む野菜サラダ”でびっくり。量も容器からあふれるくらいで、これだけでかなりお腹が膨れた。

 やってきました、お待ちかねのイワシが。

 でも、カディスで食べたイワシに比べて、その違いにがっかり。

 脂ののり具合がよくなく、わずか3尾。カディスは脂ののったのが6尾。それに、こちらのは塩をふりすぎ。

 左の画像でも、粒状の茶色い塩がたくさんふりかけられていることがわかる。それで、この塩を振りはらってからいただいた。

 デザートのアイスクリームもなかなか出てこないので催促したのだが、それでも出てこない。そんなわけで、このお店はもうひとつだったのだが、ガスパッチョだけはよかったので、まぁ許すことにしよう。

 フエンヒローラのカテドラル。明るい街にふさわしく明かりがたくさん入ったカテドラル。

 このあと、近郊線でマラガに戻った。

 

 

 

 

 

 マラガでは、終点のセントロ・アラメダ駅まで乗車。車内は次第に混雑し満員になっていたのだが、下車するとものすごい人波。マラガの夏祭りにやってきたのだとやっとわかった。

 地下のセントロ・アラメダ駅から地上に出たところ。ここから街の中心を通って、ヒブラルファロに向かった。

 

 繁華街はものすごい人出。

 

 女性は祭り用の目立つ服装をしている人が多い。

 祭り用の衣装を売る店。

 それにしても、マラガの夏祭りは歴史のある祭りじゃなく、地元民が楽しむために比較的最近につくられた祭りと楽観しすぎた。マラガの中心部はものすごい人出で、これにはびっくり。

 それで、犯罪に巻き込まれる危険もあるし、そうじゃなくてもレストランが騒がしくて料理を楽しむどころじゃなくなるかもしれないと思い、夕食は、レストランまで考えてはいたが、食料と飲物を買ってきて、部屋で食べることにした。

 ヒブラルファロは、前日行ったアルカサバの上部にある砦。坂道を歩くのがなかなか大変。30分ほどかかって上った。

 

 

 

 

 

 ヒブラルファロの砦の中。暑いためか、みな祭りにいらっしゃっているためか、やってきていた人はわずか。

 かつての城門に下りていく道。ここには下りららない。城門の向こうにはアルカサバが見えている。

 

 

 

 入場する前に、入口のバス停で次のバスの出発時間を見て、それにあわせて見学した。ババスに乗ったの自分1人。セントロ・アラメダ駅の近くまで行けた。そのあとは、1駅だけ近郊線に乗車して、ホテルに戻った。

 ホテルの隣にはスーパーがあり、夕食の食料とお土産を買いに行った。

 食料はオリーブ、アンチョビーの酢漬け、マグロの油漬け、生ハム、ぶどう、飲物は赤ワイン。

 たまにはこういうのもいいかなとゆっくり食べていた。ブドウ以外は9割がた食べ、ワインを4分の3くらい飲んだくらいで、ちょっと酔いがまわってきて、ソファに座ったまま寝てしまった。