2 ストックホルム旧市街
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![]() 7時からバイキング式の朝食をしっかりいただく。平凡に見えて、実はとてもスウェーデンらしい食事だ。 スウェーデンらしいのは、まず、ニシンの酢漬け。日本のニシンの押し寿司のニシンとよく似た味で気に入った。 そして、小さなキュウリのピクルス。 |
![]() ヨーグルトに入れるフルーツにはリンゴンもあった。改めて書くが、リンゴじゃなくってリンゴン。紫色の小さな丸いもの。 とても美味しかったのだが、毎日ほぼ同じメニューで4泊すると、飽きてきてしまったのが残念だった。
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![]() 注意しなければならないことは、入場が無料っても、このカードを見せて入場券をもらう場合がほとんどだということ。なかには、カード自体が入場券になっていた場合もあったが少数。乗り物の場合も自動改札機には入れることができず、有人改札でカードを見せて通過する。 旧市街のガムラ・スタンに行く前に、ストックホルム市庁舎に行った。高い塔があり、遠くからでも場所がよくわかった。 |
![]() ガイドツアーの言語は英語のほか、いくつかの言語があったが、注目すべきは中国語が日に3回あった一方、日本語のツアーはなかったこと。もっとも、日本語のパンフレットはあったので、不自由はなかったが。 |
![]() そして、ブルーホールでは毎年、ノーベル賞受賞者の祝賀晩餐会が開かれる。受賞者の人たちがここにいたと考えると楽しいものがある。市庁舎地下のレストランでは1901年以降の晩餐会のメニューを味わえるらしい。 |
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![]() 奥の壁には、メーラレンの女王が描かれている。市庁舎が面している湖がメーラレン湖なのでそう呼ばれるようだ。 ここでノーベル賞受賞者の祝賀会のダンスパーティーが行われるという。 |
![]() 塔もあがろうと思ったが、安全上の理由なのか人数制限をしていて、30分ごとに入場できる人数が限られている。そして、2時間くらい先でないと入場できないうえ、その日の最後の17時の入場も整理券が売り切れ。あらかじめ整理券を買うのはやめて、ガムラ・スタンの観光が終わり次第やってくることにした。 |
![]() 歩いて渡った橋に平行して鉄道橋もあった。 |
![]() スウェーデン王室ゆかりの教会のようで、王族の多くがここに埋葬されている。
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![]() 何をやっているのか、よくわからなかったが、衛兵交代の式典であった。あとでガイドブックを見ると、ちょうど衛兵交代の時間帯に王宮に行ったことがわかった。ガイドブックをよく見ていなかったので、偶然、式典を見ることができたわけで、ラッキーであった。 |
![]() 後で調べたら、スウェーデン語で、”開ける”という意味で”アペッ”という語があった。女性兵士は”アペッ”と言って、衛兵の通路を開けるように言ったのだろうが、自分には”(前に出るのは)アカン”と聞こえたのだろう。 |
![]() 先ほどまで式典をやっていた王宮前の広場から、王宮の中庭へ、さらに王宮の内部に入った。現在の王様、カール16世グスタフ国王が住んでいらっしゃる王宮が開放されているとはとても開放的だ。ただし内部は撮影禁止。 |
![]() 18世紀末にオペラ座の仮面舞踏会で暗殺されたグスタフ3世の血のついた服や、暗殺者の貴族が使ったピストルや仮面なども展示されていた。 |
![]() 国王の戴冠式や結婚式はここで行われてきており、王室との関係も深い。
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![]() この広場に面してノーベル博物館がある。建物はかつては証券取引所だったもので、ノーベル賞100周年を記念して、2001年に開館したという。今もノーベル文学賞の選考はこの建物で行われている。 この画像の右手にノーベル博物館がある。 |
![]() 博物館の正面。大広場に面している。伝統的な建物だが、中は新しく、展示もいろいろ工夫がされていて、専門的なことを知らなくても、受賞者の業績がつかめるようになっている。また受賞者のエピソードにもスペースがさかれていて、興味深く見ることができる。
館内のカフェではノーベル賞受賞の記念の晩餐会ででるアイスクリームが食べられるというので試してみようと思っていたのだが、カフェが小さく座る場所も見つからずとりやめ。 |
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上 ガムラ・スタンの路地。 |
![]() 左 鉄の広場にある計量器。どのようにして使ったのだろう。右についている取っ手は動いたのだけれども。 |
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次に運河めぐりのボート乗場に行った。19時の最終便までチケットは完売で運がめぐりもあきらめ、市庁舎の塔へ。 朝は買える入場券では中途半端な時刻しかなかったので、戻ってきて入れるようなら入ろうと思っていた市庁舎の塔。16時の入場で中に入った。 |
![]() 15分ぐらいかかっただろうか。やっと塔の上に到着。 左 ストックホルム中央駅。 下左 ガムラ・スタン。 下右 下からのぞむ塔。 |
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![]() 前日に空港から乗ってきたアーランダエクスプレスは、この駅舎のずっと右手のほうのホームに到着し、そのそばにノルディック・シー・ホテルがある。 スウェーデン国鉄はSJABあるいはSJと略されるようだ。この駅からはヨーテボリなどへの高速列車とストックホルム周辺の近郊電車の両方が発着している。
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![]() ホテルに戻ると17時。そのまま2時間半ほど、休憩した。 |
![]() 下左 レストラン「モーヴィッツ」の入口。地下に下りていく。 下右 店内。カマボコ型の地下倉庫を改装した店である。 |
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![]() 前菜に、シーフードと野菜のトースト。トーストはほんの小さなもので、事実上はシーフードと野菜のサラダだ。 メインにはパンではなく、じゃがいもがついているのが、スウェーデンらしいところ。 |
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![]() これらを蒸して、オリーブ油の入ったソースに浮かべてあるような感じ。どの具も味がよくなじんで美味しくいただけた。 問題は値段。これだけで5000円近くになったこと。マルタでも高いと思った食事だが、ストックホルムはさらに直前に行ったマルタの1.5倍くらい。でも、数年前のユーロ高のころより、日本円では安くなったのだが。 |