2 日 目  ホ ア ヒ ン 近 郊

 

ビーチに直結した宮殿

  2日目はホアヒンで丸一日すごせる唯一の日。ホアヒンは見学したい場所はそれほどなく、1日目に街歩きは終わっているので、まずマルカタイヤワン宮殿に行き、次にカオ・タキアップ、最後にビーチでのんびりと考えていた。

 7時から本館のレストランで朝食がとれるので、7時半くらいに出動。まぁまぁの内容か。

 9時にホテルを出て、5分ほど歩いたところにある時計塔へ。王様の写真があって、時計は目立たない。前日の街歩きで、この場所がタクシーやモトサイのたまり場になっていることを確認していたのだ。 画像は前日に撮影。

 タクシーは宮殿の往復と途中の待ち時間を入れて600バーツといわれたが、交渉で500バーツになった。数年前のガイドブックで片道200バーツの記述があり、まぁこんなものかと思う。

 タクシーといっても、バンを利用したものだった。宮殿はホアヒンの北、チャアム方面に15kmほど行ったところだが、国道から2kmほど海岸に向かう必要がある。

 快適に走り20分少々で駐車場に到着。ここで待っているということだ。

 入場券売場。30バーツの券が2枚渡された。敷地に入るときに1枚、建物の内部に入るときに1枚いるようだ。

 一方の券には、時間指定があって、10時30分とのこと。まだ1時間あるので、それまでは庭などを見てすごすことにする。

 5分ほど歩くと右手に宮殿の入口があったが、このときはそのまま通過した。やがて、きれいに整備されたヨーロッパ風の庭園があった。

 中央に銅像があったのだが、タイ語の説明しかなかった。この宮殿はラマ6世の時代のものなので、たぶんラマ6世だと思う。

 さらに歩くと海岸近くに別荘風の高床式の建物。そばまで行ってみると、なにやら催事の準備をしていた。結婚式の披露宴なのだろうか。一般人にも施設が貸し出されているのだろう。
 ビーチにでてみた。誰もいない王室専用のプライベートビーチである。
 10時をすぎ、宮殿のほうに向かった。宮殿入口のそばに膝を隠すための布を渡すところがあった。

 前日に買った半ズボンは膝が一応は隠れるのだが、入口で何か言われたら困るので、履いていかなかった。膝を隠す布は無料で貸し出されるのだが、その際にパスポートを預けなければならず、それを避けたかったのだ。

 布の着用の仕方の説明。輪のようにつながった布のようだ。
 入口を入るときに、時間が指定されていないほうの券を渡した。

 写真は林を抜けて、最初に見えてきた建物。高床式になっていて、1階はほとんど使われていない。2階に部屋があるのだが、吹き抜けになっている部屋が多いようだ。

 建物の外を歩いてビーチまで行ってみた。宮殿の建物から直接ビーチに下りられるようになっているのだが、その部分は工事中であった。

  宮殿から直接ビーチに出ることができるところって他にあるのだろうか。ひょっとすると、世界唯一のビーチに面した宮殿かもしれない。

 宮殿の中央部。写真の右手のところに建物の中に入る入口があったのだが、そこからさらに1階部分を延々と宮殿の端まで歩いて、2階に上がるようになっていた。
 
 1階の長い廊下。何もなく、延々と300mくらい歩いた。

 2階にあがるところで券を渡す。ちょうど10時30分だった。履物を入れる袋を渡され、2階は写真を撮ってはいけないと言われた。よって2階の写真はなし。

 2階部分には部屋があり、王様が使ったベッドや机が置かれた部屋もあった。部屋のほとんどは部屋周りの壁が全部はずせる構造になっていて、風が入って気持ちよさそうだった。

 ゆっくり見ていたら11時過ぎになった。出口のところに飲物コーナーがあって、一休み。

 タクシーのところまで歩いて戻る。そしてホテルに戻ると12時少し前であった。

カオ・タキアップでの失敗

 ホテルに戻ると、ズボンを履き替えて熱帯スタイルになり、すぐに再出発。12時だったので、早くカオ・タキアップまで行き、麓でシーフードを食べたかったからだ。

 ホテルから10分ほどの市場の近くまで歩くとソンテウが止まっていた。先に乗っていた乗客にカオ・タキアップ?と尋ねると、そうだ、ということだったので、乗車。

 このソンテウ、客室部分だけかもしれないが、かなり新しくてきれいだった。

 客が用意するお金を見て料金は15バーツだと判明。

 途中、バスターミナルの前も通ったので翌日、バンコクに戻るときもバスターミナルまでソンテウを使うことにしよう。

 25分ほどでカオ・タキアップに到着。そこからほかの客の後を歩いていったら5分ほどでビーチに出た。そして、階段があって上がれるようになっている。

 上がるのは後回しにして、まずは昼食にしよう。ビーチにテントを張っていたレストランで食べることにした。

  上左  飲物はリオビール。シンハービールがつくっている安いビールだ。軽いというか、飲みやすい感じである。

 上右  カニ料理。食べるところがあまりなくてちょっと残念。

 左  エビ料理。こちらは量もそこそこ多くてよかった。傾斜のあるビーチにテーブルが置かれているので、皿の中の汁も斜めになっている。

 このほかご飯も食べて、腹八分目というところ。

 ビーチのレストランのすぐそばの階段から寺に上がれるようになっている。実は、ここはカオ・タキアップじゃないのだが、てっきり、この上がカオ・タキアップだと勘違いしていた。

 下左  長い階段もあったが、汗をかきかき上った。

 下右  途中、サルがたむろしていた。写真をとろうとすると、口を大きく開けて威嚇してきたが、悪さをするでなはく、おとなしくしていた。

 階段をあがりきると、カオ・タキアップのホテル群とビーチがきれいに見えた。遠くにはホアヒン中心部の大型ホテルも見える。

 風が少し吹いていて、心地よかったので、しばらく休んで、この景色をながめていた。

 さらに奥のほうに進むことができたので、どんどん歩いた。そこに見えてきたのは、ミャンマーのパゴタ風の寺とさらに高い峰。

 しまった。自分が上ってきたのはカオ・タキアップじゃなかたんだと気づいた。高い峰がカオ・タキアップ。せめて、パゴタ風の寺まで行きたいのだが、どうしようか。行くなら、いったん山を下って、また上がる必要がある。

 山を下り、本当のカオ・タキアップの方面に歩いた。漁港までたどりついたが、まだまだ道は続いていた。

 下左  漁港付近から見たカオ・タキアップ。もう歩くのが大変なので、ギブアップ。ソンテウの乗場に戻ることにした。

 下右  ソンテウ乗場に戻り、10分ほど待つと出発だった。ソンテウは客がある程度集まらないと出発しないことが多いが、珍しく、客が自分だけなのに出発した。途中で客が増えていって、最後は後ろのステップまで客が乗ったのだが。

プールでのんびり&ナイトバザール

  15時にホテルに戻った。ホアヒンビーチに出かけようか迷ったが、あまりに暑いので、外出 する気にならず、ビーチ遠征はとりやめた。

 水着も持ってきているので、プールサイドで本でも読みながらすごすことにした。部屋で着替えてプールへ。日陰になっている場所のチェアを確保してのんびりする。 たまにプールにつかって、体を冷やした。

 プールは2つあったが、こちらは日陰がなくて避けた。どちらのプールもすいていて、のんびりできてよかった。

  2つあるプールは深さが違うのかと思っていたら、ジャグジーの部分を除いて、どちらも深かった。

 日が少し傾いてきた18時前までプールですごした。

 上左  19時をすぎ前日と同じくナイトバザールへ。前日とは別のシーフードレストランに入ってみた。

 上右  飲物はチャーンビールのクラシック。

 左  あさりと野菜の炒めもの。

 下左  イカのBBQ。

 下右  ソムタム。パパイヤのサラダ。

 食後はナイトバザールを散策した。この日は土曜日で前日よりも人出が多かった。

 下左  串にさした団子を焼いていたのが気になって購入。10バーツ。

 下右  チキンのミンチに野菜が混ざっていた。ホテルに戻り、2日目終わり。

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