7 日 目 ナ コ ー ン パ ノ ム
ナコーンパノムへ |
上左・上右 この日はナコーンパノムに向うが、この旅行で一番長い移動になる。約200kmで、なるべく早く目的地に着いて、午後は街歩きにあてようと考え、早朝のバスに乗る。 長距離バスターミナルを6時発のナコーンパノム行きのバスに乗車する。朝食は前日に買っておいたカップ麺やパンで5時に食べた。 左 5時30分にホテルをチェックアウト。10分弱でバスターミナルに到着。まだ閑散としていた。 |
190バーツ(約670円)。今回の旅のバス代としては一番高いが、200km乗れるとなると安いものだ。 |
乗車したバス。 下左 片側1人、片側2人の席だった。タイのバスにしてはいいバスだった。ただ、古いし、真ん中の通路はかなり狭い。 ウドンターニから乗車した客は、自分以外に3人いたが、バーンチアンまでに下車。そのかわり、ところどころで乗ってくる客があり、初めの2時間ほどは、常時5人ほど乗っていた。 下右 やがて日の出。ほどなくバーンチアンへの分岐点を通過。朝からトゥクトゥクが1台、止まっていた(笑)。 |
3時間ほど経過し、サコーンナコーンが近づいてくると、乗客がどんどん増えていき、サコーナコーンの直前には、通路までぎっしりになった。2人席の側は3人座りになっていた。(自分は1人席に座っていた。) 10時にサコーンナコーンのバスターミナルに到着した。ここで20分の休憩。 下左 ターミナル内の売店。 下右 ルークチンを買った。 |
サコーンナコーンでほとんどの客が下車。代わりの客もそこそこ乗ってきたが、席が半分埋まる程度だった。そのままナコンパノムへ。 下左 12時少し前にナコーンパノムのバスターミナルに到着。翌日にはムクダーハーンに向うので、バンの乗場を確認しておいてから、ホテルに向う。トゥクトゥクが何台かいたので、交渉して乗車。80バーツ。 下右 ホテルまで15分ほど。 |
泊ったのは「フォーチューン・ビューコン」。街の中心から南に1kmほど行ったメコン川沿いにある。 下左 1階にはコンビニも入居していて便利だった。(写真の玄関の右手にある。) 下右 玄関付近は工事中だった。フロントはこの写真で右端のさらに右側にあるのだが、この日は、階段を上がった左手にあった。いきなり工事をしていて、フロントもどこかわかりにくかったので、よかった。、 |
まだ12時を少し回った時間だったので、荷物を預け、街歩きに出かけようと考えていた。でもチェックインすると、荷物をもって部屋に行くことができてラッキーだった。 部屋は、メコン川に沿ったリバービューで、川が窓のすぐそばに見える。しかも、そこそこ広い部屋でよかった。 |
部屋から見えたメコン川。川幅は1kmほどある。川の向こうには街がみえるが、ラオスのターケーク。 |
ナコーンパノム街歩き |
上左 1時間ほど部屋で休憩して、街歩きに出発。ナコーンパノムは寺が多いので、寺巡りになるだろうと思いながら。 ホテルすぐそばのワット・プラ・インプラン。本堂に上がって参拝。 上右 ホテルのすぐ北側からメコン川沿いの遊歩道が2kmほど続いている。 左 川を隔てたラオス側のターケークを望遠撮影。山の形がタイでは見かけないような複雑な形をしている。 |
ワット・マハタート。アユタヤの寺院遺跡にもワット・マハタートがあり有名だが、同名だ。 門を入ると、白い四角い仏塔があり、これがラオス式ということだ。確かにタイではあまり見ないが、ラオスでは見たことがある形だ。 下左 本堂で参拝。 下右 ワット・クラン。 |
メコン川ではボートレースのようなことをしていた。左手からやってきたボートが旗を回って、左手に戻っていった。 このときは、祭りの一環だとは気づかなかった。ナコーンパノムの祭りに、10月の満月の夜、ブッダが地上に戻ったことを祝う「ワン・チャオロック」がある。翌日、そのことを知るのだが、このときは知らなかった。 祭りの催事で、ボートを美しく電飾して運行したり、ボートレースが開催されるのだった。この時見たのは、その練習だった。 |
ボートの形を模した何かが作られていた。はりぼてのようなものが作られて、街を練り歩くのだろうか。これも、翌日の祭りのためにつくっているということは、この時点ではわからなかった。翌日の夜に、祭りのことがわかったのだが、街を練り歩いたのは、翌日の昼間だったようで、行進は見られなかった。 下左 ボート型のはりぼて? には、ねずみ、トラ、ヘビなど八曜日の守護動物のプラカードが添えられていた。 下右 ボート造りをしているそばのワット・ポーシー。この寺の門前には屋台が出ているのだが、境内にも屋台がでていた。写真の本堂の左側に屋台が少し写っている。 |
すでに15時も近かった。このあたりで屋台食をとり、昼食にすることにした。ソムタムの屋台があったので、ソムタムを注文。 下左 ソムタム調理中。 下右 カオラーム(竹筒飯)が目についたので、こちらも注文。 |
ソムタム。 キャベツが添えられていて、辛いので一緒に食べたが、これだけでは足らないくらいだったが、カオラームも注文していたので、交互に食べた。 |
カオラーム。 竹筒飯。ココナツミルクで甘く味付けをした米を竹筒に詰めて炭火で焼いたご飯。外筒をとりのぞき、中身のご飯を取り出して渡してくれた。ご飯はカオニャオだろうと思っていたが、カオニャオではなく、普通の米。でも赤米だった。 かなり甘くて、ご飯というよりは菓子の感じがするのだが、このときはソムタムが辛かったので、交互に食べたりして、ちょうどよかった。 |
上左 ナコーンパノムの東西のメインストリートはメコン川に突き当たって終わる。メコン川沿いの通りとの三叉路がこの街の中心のようだ。 上右 その三叉路のメコン川の側に建っているのがナーガ像。ナーガは蛇の神様で、像の上部は仏像を囲むように数本の蛇の頭が並んでいる。1階部分には仏壇があり、入ることができる。 左 三叉路近くのセブンイレブン。木造を模した建物になっていて、3色のネオンはついていない。ナコーンパノムは、特に街並み保存が積極的に行われているのでもなく、どういうことなのかは不明。 |
上左 道路を北上。すぐにインドシナマーケットがあった。土産物店が中心だが、客は少なく、閑散としていた。 上右 2階にはレストランがあり、カキ氷でも食べようと思ったのが、スィーツ系で食べたいものがなかった。 インドシナマーケットから北側は、川沿いの道路と遊歩道が少し離れていて、その間に建物が建っている。 左 出入国管理事務所。この建物の川の側にラオス側へのボート乗り場がある。現地民はボートで出入国できるのだが、出入りする人はなく、ひっそりとしていた。 |
上左 時計塔。インドシナ戦争のさい、ベトナム難民がこの地にやってきて、彼らによって建てられたという。 上右 どことなくフランスの雰囲気のする古い建物。ベトナム難民が建てたのだろうか。 左 時計塔の付近で、遊歩道と川沿いの道路は合体する。ここからは遊歩道を南下。 少し先には先ほど玄関側を見た出入国管理事務所があり、そのすぐ下にラオスへ向かうボートが留まっている。 |
上左 出入国管理事務所の川の側。階段で降りるとボート乗り場がある。その階段の上を遊歩道が通っている。 上右 ラオスのターケークに向うボートがちょうど出航するところだった。乗客は少ない。地元民はボートでの出入国ができるとはいえ、自家用車やバスでの出入国がメインになっているのだろうか。 左 ナーガ像が再び見えてきた。このあと、遊歩道を南下しホテルに戻った。2時間ほど休憩。真っ暗になっていた。 |
夕食はホテル内のレストランでとった。「ビューコン」というのがレストラン名でもあるようだ。 外部からは川沿いの道路からホテルには入らずに入店できるが、ホテルの中からは、外には出ずにホテルの中の通路を通ってやってこれる。 このレストランは、プラープク(メコン大なまず)の料理が食べられるということも、ホテルを決めるときに参考にした。プラープクは世界最大級の淡水魚と言われている。 |
リオビールのキャンペーンをやっていて、大ジョッキ2杯半が入るピッチャーで注文したほうが、大ジョッキ2杯より安いとかすすめられて、ピッチャーで注文した。ちょっと飲みすぎかなぁ。 |
事前にこのレストランのプラープク料理をネット情報で調べていて、注文する料理を2、3品 考えていたが、メニューにはどれも掲載されていなかった。 そこで、調べてきた料理を注文するとないということだ。で、プラープクを使った料理は何か尋ねてみた。すると、トムヤムプラーの中に具として入っているとのこと。しかも、ほかにはないという。それでトムヤムプラーを注文した。 プラープクの料理がほかにはなかったのは、旬が5月〜10月の雨季で10月とはいえ中旬でもう獲れなくなってきたからか、時期は無関係に獲れなくなったり、種の保護のために漁が規制されてきたからかどちらか不明。後者なら今後は食べにくくなるだろうし、前者でも、ガイドブックに書いてあった「通年食べられる」というのは、「通年同じメニューを食べることができるということじゃない」と同じじゃないのだ。 |
上左 具をすくいあげたところ。プラープクがわずかに入っていた。 上右 食感は、魚というよりはイカに近く、コリコリとしていた。 プラープクだけの料理を食べようと思っていたので、肩透かしを食らった感じ。でも、特別に美味しいとも思わなかったので、これでもよかったかな。 左 スープは持て余したが、具だけでは少し不足したので、カオパッドも注文した。合計であわせて600バーツ(約2200円)は、この旅では一番高い食事になった。 |
レストランからも部屋からもメコン川の向こう側のラオスのターケークの夜景がよく見えた。 |