2 日 目 後 半 両 蒋 文 化 園 区
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![]() 上左 大渓バスターミナルで慈湖を経由するバスを待つ。 上右 やってきたバスは何とミニバス。乗れるか心配であったが、ぎゅう詰めになり乗車。さらに奥地の山間部に向かう路線なのでミニバスなのだろうが、立って乗るのは試練。 左 20分ほどの乗車で慈湖に到着。かなりの客が下車した。運賃22元(約63円)。
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![]() そばにある案内所に行くと、さらに奥にある後慈湖へ専用バスで行けることがわかった。後慈湖には蒋介石の事務室などがある。しかし今回は時間がなく無理だ。またの機会にしよう。 |
![]() 蒋介石時代には政府施設や学校にあるのが普通だった蒋介石の銅像だが、時代が変わり、不用になってきた。そこで蒋介石の銅像を引き取り、一箇所にまとめて展示しているのがこの公園だ。 まず入口のところでは馬に乗った蒋介石が出迎え。そして、以下は蒋介石のオンパレード。 |
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![]() 彫塑公園から1km弱歩いて「慈湖陵寝」に向かった。標識には「謁霊方向」と書いてある。 |
![]() 蒋介石は1959年この地に「洞口賓館」を建て滞在した。1962年に慈悲深い母親にちなんで湖を慈湖とし、建物は「慈湖賓館」とした。
1975年、蒋介石が逝去し、棺が安置され、「慈湖陵寝」とされた。いつから公開されているのかよくわからなかったが、行った日の様子ではかなりの人が訪問していた。 |
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下左 玄関の前にて。 下右 玄関の両側では衛兵が警護している。衛兵のそばには私服の憲兵がついている。
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![]() 正面の赤い瓦の建物に棺が安置されていた。巨大な黒い大理石の棺があり、その中には防腐処理された遺体がおさめれている。棺に納められているから顔を拝むことはできない。 棺の前ではお辞儀をしなければならない。私服の憲兵が警備している。棺の前には十字架が置かれ、蒋介石がキリスト教徒であったことを知った。 |
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![]() しばらく待っていると、交代する衛兵が現れた。 |
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![]() 「慈湖陵寝」よりさらに奥には後慈湖があり、湖岸に蒋介石の弁公室や非常時のためのトンネルなどが残されている。2009年から公開されているようだが、事前の申請が必要で、申請して許可された場合に入場券が買えるようになっている。今度は後慈湖を訪問しようと思う。 |
![]() 昨今、蒋介石時代を暗黒時代ととらえる考えもかなりあるのを意識してか、”やさしいおじさん”であったことを印象付ける感じがした。宋美齢夫人や息子の蒋経国と家族団らんや毛沢東と乾杯をしている写真などからは、独裁者のイメージはわいてこない。 |
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![]() 上左 父子のTシャツ 上右 父子の笑える銅像 左 父子を漫画風に描いたパネル
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![]() このあと、1kmほど自然歩道を歩いて、蒋経国の遺体が安置されている大渓陵寝に向かった。
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![]() 大渓陵寝はもともと「頭寮賓館」といい、総統府の書類の置き場であった。1988年、蒋経国が逝去したあと、大渓陵寝と改名され、蒋経国の遺体が安置されることになった。いつから公開されているのかはよくわからなかったが、せっかくの機会なのでここも訪問した。
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![]() 棺は大理石でその中に防腐処理された蒋経国の遺体がおさめられている。お辞儀をしなければならないのは慈湖陵寝と同じ。 |
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![]() 下左 大渓に戻るバスを待ったバス停。背後に有刺鉄線がついた壁に囲まれた建物が見えるが、これが大渓陵寝。 下右 ここで「台湾好行 慈湖線」というバスがあることを知った。休日日中は30分ごとに運転されている。 |
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![]() どうしてかわからなかったのだが、帰国後調べて何となくわかった。まず「台湾好行」とは台湾各地で観光地に行くバス路線があちこちに新しく作られれていて、その総称だ。太魯閣や阿里山など各地で運転されている。その路線のひとつが慈湖線だ。台鉄の中[土歴]站と慈湖のさらに奥を結んでいる。注:慈湖線は2012年3月31日までの運転になっている。 |
![]() さらに30分ほど待ち、結局1時間くらい待ってようやく満員のミニバスがやってきて乗車した。こちらは22元(約62円)。このバスに立って20分ほどで大渓バスターミナルに戻った。 |
![]() 行った店は「百年油飯」。店の名前になっている「百年油飯」の有名店。”肉おこわ”なのだが、歴史があるので「百年油飯」と呼ばれているのだろう。かなりの行列ができていて、美味しい店だとわかる。10分ほど並んだ。 |
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![]() 上左 百年油飯(肉おこわ) 上右 肉羹湯(豚肉のスープ) 左 肉捲(豚肉ロール) |
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![]() 上右 デザートに豆腐花を食べることにした。老街の店に入る。 左 いただいた豆腐花。 豆腐花を食べていたら、台北行きのバスの出発時間が近づいていることに気づき、バスターミナルに行った。まもなくバスがやってきて乗車した。かなりすいている。
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![]() しかし、バスにしたのは間違いだった。このバスは高速を通らず、一般道だけを通るので時間がかかった。しかも、途中、MRTの永寧を通ることに。そのバス停についてから気づいたが、すでに台北までの運賃を払っていたので、最後まで乗ったのだが、これは間違い。MRTならわずかの時間のところ、30分くらいかかってしまった。 |
![]() それで、どの方向に向かてちるのかもわからないまま歩いて、しばらくして見覚えのある建物のそばにやってきた。見覚えのある建物は総統府。やっと、自信を持って歩くことができた。このあと台北車站まで歩き、MRTでホテルに戻った。 |