2 日 目 鶯 歌 と 中 [土歴]
朝食食べられずにうろうろ |
2日目、ホテルは朝食はついてないので外食になるし、ついていても外食を選んだであろう。目をつけていたのは、忠孝敦化から1駅離れた忠孝復興近くの肉まんの店。 8時にホテルを出発するつもりが、なんとなく手間取ってしまい9時になってしまった。1駅で距離はたいしたことがなかったが、なにしろ暑い。朝から汗だくになり、地下鉄かバスにしたほうがよかったかも。 |
忠孝復興の交差点から南へ100m。「姜太太」という店はあったのだが、営業していなかった。夜にホテルに戻ってから調べると日曜定休であった。もう少し注意すればよかった。この店はぜひ行きたいので、またの機会に立ち寄ろうと思う。 |
そこで、善導寺站すぐそばにある「阜杭豆漿」へ行くことにした。ここは2度行っているのだが4年ぶりくらいに行ってみることにした。 地上に出てびっくり。店は市場の2階にあるのだが、何と1階のそれも建物の外にまで行列ができていた。念のために建物の中に入ってみたが、やはり目指す店の行列だった。30分くらいは並ばねばならないだろうと思い、今回は断念。 |
そこで、今度は「南門市場」のフードコートに行くことにした。地下鉄を台北車站で乗換え、中正紀念堂で下車し、地上に上がってすぐのところだ。 フードコートは10時から営業で、すでに10時を回っていたのだが、営業していなかった。日曜定休なのか、それとも10時営業開始っても10時すぐには営業しないのか。 |
せっかくなので、市場の中を持てまわった。明るくきれいな市場だ。台湾の市場のイメージとはちょっと違っている。 |
次に向ったのは、中正紀念堂の裏手の「盛園豆漿」。一度行ったことがあり、古い瓦葺の建物であったことが印象に残っている。 ところが行ってみてガァ〜ン。店があったはずの場所が更地になっていた。 |
再び「南門市場」のフードコートへ。11時をすぎ、今度は開いていた。ただし、フードコート内の店の中には準備中のところが何軒かあった。 1つの店で、凉麺と魯肉飯のセットを頼んだ。凉麺はゴマだれのもので、なんだかデンプンが中心のおかずの少ないセットである。食べ終わると11時30分をすぎ、なんだか朝食じゃなく早目の昼食になってしまった。 |
鶯歌を散策 |
午後はまず鶯歌(インガー)に行くことにした。台鉄で桃園の1つ手前で、陶器で有名なところだ。台北周辺の有名な観光地はほぼ制覇したのだが、陶器に興味がないので、ここはまだだった。それで今回訪問した。 台北車站から区間車で鶯歌に向った。30分ほどの乗車。先頭が流線型になった新しいタイプの区間車だ。 下左 鶯歌に到着。 下右 鶯歌の駅名標。 |
鶯歌車站。近年改築されたようで、新しい駅舎だ。南北に出入口があり、こちらは南側。 下左 鉄道沿いに桃園方面に500mほど坂道を下っていく。突き当りを今度は上がると陶瓷老街だ。陶器の店がたくさん並んでいる。 下右 陶瓷老街の入口。 |
陶瓷老街に面する店はほぼすべてが陶器の店だ。安いのも売ってあって、少し買ってみようかと手にとってみたが、かさばるので結局、何も買わなかった。 ”老街”と名付けられているが、ほかの老街のように古い西洋風の街並みではない。現代風の店が並んでいるだけだ。陶器の製造の歴史が古いということから”老街”と言われているのだろう。 |
老街はあまり長くはなく、少し歩くと終端にやってきた。道端にはヤシの木が植えられその下には陶器のベンチも設置されている。あまりに暑いので、しばらくベンチで休んだ。 下左 一通り老街を散策したあとは陶器博物館へ。鉄道の線路を跨線橋で渡る近道が散策路になっている。 下右 やがて散策路は下り道に。下りきって左に行くと陶器博物館。 |
陶器博物館。入場は無料。博物館というより美術館という感じの施設だ。 |
これと言って興味がわく展示はなかったのだが、何せ外は暑くてたまらなかったので、1時間ほど館内にいた。その後、暑いなか鶯歌車站に向った。 |
中[土歴]の新明夜市訪問は失敗 |
鶯歌から区間車で中[土歴]に向う。([ ]は2字あわせて漢字1字であることを表す。) やってきたのは特別な塗装の電車。さきほど台北から鶯歌まで乗った電車と同じスタイルであるのだが、塗装が違うので印象がずいぶん変わる。 |
車体にはさまざまな絵が描かれている。 25分ほどで中[土歴]に到着。中[土歴]は、以前は独立した市であったが、2014年12月に桃園市に編入されたらしく、桃園市中[土歴]区となった。 下左 帰りは自動券売機で19時8分発の自強の指定席を確保。 下右 中[土歴]站の駅舎。これといって特徴のない駅舎だ。 |
中[土歴]は工業都市の面が強く、観光的にはあまり見るべきものがない。それでも日本家屋がされていて、そちらも見に行きたかったのだが、時間がなく、一番有名な夜市である新明夜市だけ行くことにした。 中[土歴]でも大きな通りである中央路を西に向った。 |
新明夜市の開かれる新明路に到着したが、まだ屋台はでていない。それもそのはず。まだ16時を回ったばかりだったからだ。ここの夜市は、道路いっぱいに屋台があふれるタイプの夜市なのだが、まだ時間が早すぎるようだ。 下左 歩道橋の上から夜市が広がる方角を望む。 下右 夜市の反対側の入口まで歩いた。このころから雨が強く降り出し、本来なら屋台が営業開始する17時になっても、多くの屋台はまだ店を閉じたまま様子見をしていた。 |
18時近くまで粘ったが、屋台があまり多く営業しておらず、雨もやみそうになく、新明夜市訪問は失敗。またの訪問のときに楽しむことにした。 もっと遅くまで滞在すればよかったかもしれないが、すでに19時すぎの指定券もとってあるので台北に戻ることにした。今後考えられるのは桃園空港から帰国する前日に、中[土歴]で泊まるということだ。これなら遅くまで楽しめる。 |
夜市からは少しはずれるが、麺類と豚足の店があり、夕食をとっていくことにした。 下左 担仔麺。この店では麺の種類を選べたので、米の太麺である板條にした。 下右 臭豆腐。 このあと、中[土歴]站へと戻った。 |
[食堯]河街夜市 |
中[土歴]から自強で松山まで行った。高雄方面から台北をめざす列車の多くは、基隆に近い七堵が行先になっている。それで、今回は台北で下りずに、そのまま松山まで乗っていこうという作戦だ。 下左 全部の列車が遅れていて、乗車列車も14分遅れ。1本前の列車に飛び乗りたかったが指定席の関係でできなかった。 下右 遅れてやってきた自強。中[土歴]站ホームにて。 |
歩き疲れていたのか、車内では睡眠タイム。台北でごそっと大半の客が下車したので、松山までは回送列車のような感じだ。1時間少し乗車して、松山に到着。遅れは19分になっていた。 前回、松山で下車して、やはり[食堯]河街夜市に行ったときには、まだ地上に駅があった。夜市のにぎやかさとは裏腹に、寂れた暗い感じの駅であったが、地下になってかえって明るくなった感じで、駅構内や駅周辺の人通りも増えたように思う。 |
松山までやってきたのは、松山の夜市である[食堯]河街夜市をみにいくためだ。 |
[食堯]河街夜市。道路の両側に加えてど真ん中に屋台がでている。夜市の入口から反対側の入口まで700mくらいあり、その間ずっと屋台が続いている。 下左 飲物の屋台。 下右 西瓜汁を飲んだ。安くてあっさりしているので好きだ。 |
大雛排。巨大チキンカツだ。士林夜市でも買って、立ち食い したことがある。今回はホテルに持ち帰って、ビールのつまみにすることにした。 この屋台では、大きなカツを短冊状に細く切ってくれるサービスもやっていて、細くしてもらった。味付けもいろいろあって、唐辛子と胡椒をふってもらった。 |
胡椒餅。肉まんの一種で、豚肉の餡を胡椒で味付けしているので、胡椒餅と言うのだろう。外側が蒸しパンではなく、普通のパンのような感じで、焼いてあるのも特徴だ。 以前、台南で食べたことがある。こちらもホテルに持ち帰って食べることにした。 |
夜市の入口の真前が地下鉄の入口。この入口、国民小学の校舎の一部分を使っている。また、入口の左側に明るく光った窓があるが、中は温水プールになっていて、市民に開放されている。校舎、プール、駅が一体となった建物だ。 地下鉄は松山が始発なので空いていて、混みだしてきた南京復興で乗換え。内湖線で1駅だけ移動して、忠孝復興でまた乗換え。忠孝敦化で下車して、コンビニでビールを買ってホテルへ。 |
左左 台湾ビールのプレミアムを発見。はじめて飲むビールだ。 左右 普通の台湾ビール。 飲み比べると違いがわかる。プレミアムは味が濃く、日本のビールのようだ。普通のほうは水っぽい感じがする。プレミアムのほうが、美味しく感じる。 下左 チキンカツをいただいた。 下右 こちらは胡椒餅。少し冷めてしまったのが残念だ。 |