2 日 目  台 北 街 歩 き

 

蒸包食べて、台北橋渡って市場へ
 丸1日、自由に使える日だが、起きてからぐずぐずしていたため、9時になってしまった。遅めの朝食をいただき、その足で街歩きに出かけることにした。

 サンルートで泊まったとき朝食は、朝も営業している近くの雙城街夜市でとることが多いが、今回は「圓山老崔蒸包」でいただくことにした。サンルートから歩いて10分ほどだが、訪問するのは初めてだ。MRT中山国小の近くにある。少しわかりにくい場所というネット情報もあったが、迷うことなく到着。

 
 
  上左  メニューは蒸包85元と酸辣湯25元の2種類だけ。入店するときに、この表示を指差しして注文。

 上右  店の入口で調理していて、奥にテーブルが続く。ほどよい混みようだ。

 左  酸辣湯。名前からして辛そうだし、醤油味のため一見黒いだしで、辛くみえるのだが、実際にはあまり辛くない。

 溶き卵、にんじん、しいたけ、きくらげなどの具がたくさん入っている。
 蒸したての蒸包がやってきた。10個入り。小さな肉まんなのだが、包み方が餃子なのような感じなのが特徴。

 下左  タレは自分でタレ置き場までいって作る。左上はニンニク、左上は酢、左下はからし、右下は醤油だ。全部入れて混ぜてタレを作った。

 下右  蒸包の断面。肉が結構固まっている感じの食感。肉が崩れないのだ。定宿のホテルから近いのでまた食べに行こうと思う。
 
 朝食後はMRT中山国小から大橋頭へ。下車後、台北橋から降りてくるバイクを見に行った。この橋から降りてくるバイクは、時間帯によっては数知れないのだが、すでに10時であまり多くななかった。今度は通勤ラッシュの8時ごろに行ってみようか。

 下左  さらに淡水河の近くまで行くと台北橋の上に上がる階段があった。

 下右  台北橋の上。歩道があって、このまま歩いて川向いの三重に向う。
 淡水河。台北を流れ、淡水で海にそそぐことはよく知られているが、台湾で3番目に流域面積が広いことはあまり知られていない。

 ここでの川幅は500mほど。10分ほどで渡り切った。長大橋をいろいろ歩いて渡ってきたので、長大橋とまではいえないかもしれないが、長い橋を渡ったということで達成感を感じる。
 
 三重(新北市の三重区だが、かつては三重市であった)のメインストリートの1つである三和路。三和市場をめざして15分ほど歩く。
 
 三和市場。市場といっても、公設市場のことをさしていない。一帯のエリア全体をさしている。夜も営業していて、三和夜市とよばれる。三重では一番賑やかな夜市らしく、今度は夜市にやってこようと思う。

 下左  魚の路上販売。

 下右  ソーセージやの干し肉の屋台。
 
 
 専用の建物のある公設市場もあった。中をぶらぶらしてみた。なんだかとてもきれいで、この種の市場らしくない感じだった。

 公設市場のあたりは、かなり南のほうで、台北橋にも近く、最初からわかっていれば、台北橋を渡ったあと、三和路を歩かずに、すぐに三和市場のエリアにやってきたのだが。今度、三和夜市にくるときには、南の方からこのエリアに入っていこう。
サバヒー麺線食べて、迪化街と四四南村へ
  三和市場を見たあとは、さらに三和路を歩き続ける。台北車站から桃園機場に向う国光客運のバスは、かつては三重のターミナルに立ち寄っていたが、現在は立寄らなくなった。それで、昔の三重のターミナルがどうなっているか確かめようと思った。結局わからずじまいだった。

 30分以上歩いて義天宮に到着。単調な街中に突然、装飾を施した寺が現れる。参道にあたる階段を上がって、3階部分で参拝する。
 
 にわか信者になり、参拝客に混じって手を合わせる。

 この寺は猫が多いということをネット友のマッシーさんのブログの記事で知っていたので、猫にも会いに行ったのだが、残念ながら猫には会えなかった。どうしたのかな。
 
 すでに13時近くなっていて、お腹もすいていた。義天宮の隣にサバヒーの店があったので、入店してみた。
 
 昼食時間帯がすぎたころですいていた。サバヒー専門らしく、さまざまなサバヒー料理を出している。その中で、まだ食べたことがないものを選んだ。
 
 虱目魚吐麺線。110元。

 サバヒー麺線だ。麺線が粥である虱目魚吐粥は何度か食べたが、虱目魚吐麺線ははじめて。麺線はそうめんのようなものだが、たいていの店ではかつおだしでドロッとしている。透明なあっさりスープでいただくのははじめてだ。

 サバヒー粥は濃厚な味で、それが好きなのだが、あっさり味でいただくのもまたいいものだ。
 
 食後は、MRT三和高中から大橋頭に戻った。三和高中站は、三和高中の学校敷地を利用して駅の出入口が作られている。
 
 大橋頭からは、淡水河のすぐ東側の迪化街(てきかがい、ディーファージェ)を南下する。結構有名な観光スポットのようだが、初めての訪問だ。レトロな感じの建物が並ぶ。

 下左  いかにも古い建物もあるが、最近作った感じの建物もある。ここも感じのいい亭仔脚だと思って歩いていたら、 最近作ったらしいことに気づいた。

 下右  建設中の建物があった。外観はレトロな造りになるよう窓枠などが作られている。壁の外側にレンガをうってけるのだろうか。
 
 
 上左  消防署も一見古そうな感じだったっが、よく見ると新たに作った建物だった。

 上右  カフェで一休みしようと夏樹甜品に入店

 左  杏仁豆腐がメインの店のようだが、杏仁かき氷があり注文した。杏仁豆腐がかき氷の下に入っている。ほかでは見かけない珍しいメニューだ。
 
 南へと歩き進むと、漢方薬や乾物の店がたくさん出現する。店頭ではさまざまなにおいが混じって感じられる。

 下左  永楽市場。布製品の店がたくさん入居しているらしいのだが、行ったときには閉鎖されていて、中に入ることができなかった。

 下右  フードコートだけは開いていて入ってみた。食べたいものは特になく、何も食べなかった。
 
 
 MRT中山まで歩き、MRT台北101/世貿站へ。台北101の近くに四四南村がある。四四南村は、古い住宅を利用した施設でカフェや土産物屋、展示スペースなどが入っている。

 下左  台北101のすぐ南のほうにあり、台北101が間近。

 下右  古い建物の中は新しく整備されている。しかし、中には閉鎖中の建物があったりして、あまり見たところがなく、1時間ほど何をするでもなく、休憩して時間つぶしした。古い建物を利用した観光スポットとしては、松山文創園区や華山1914文創園区を訪れたが、規模も内容もこれらにははるかにおよばないと思った。
 
 
台北オフ会
 MRT中山站で、ネット友であるタヌキ猫さんと待ち合わせた。無事に合流でき、向った先は、小籠包で有名な京鼎楼。

 タヌキ猫さんとは、2015年10月に成田空港でミニオフ会をしている。タヌキ猫さんの飛行機撮影に同行させていただいたあと、食事をして、その後シアトルに向った。1年半ぶりの再会だ。
 
 台湾ビールの普通のものと生を注文し、再会を祝して乾杯した。

  台湾ビールの生を飲むのは初めてだ。瓶でしか販売していないので飲む機会がなかなかない。瓶には ONLY18DAYS と書かれていて、賞味期限が18日らしい。できたてを味わうことができる。値段は普通のビールと同じ。味は、ちょっと薄めの感じ。台湾ビールはもともと薄めなのだが、まだ薄めじゃないかと思う。

 談笑に入る。タヌキ猫さんは初めての台湾旅行。すっかり台湾を気に入られたようで、台湾旅行の話が弾んだ。また台湾にやってきたということで、実際、この旅行記を書いている時点ですでに2回目の台湾旅行をされている。

 下左  炒空芯菜。

 下右  蝦仁蒸餃。  
 
 
 
 上左  烏龍茶小籠包。

 上右  小籠湯包。

 左  糯米焼売。もち米のシューマイだ。

 小籠包がメインの店なので、似た感じのものをいろいろいただいた。まだ食べられそうだったが、このあと夜市に向い、オフ会第2部を計画しているので、これだけで切り上げた。
 
 
  京鼎楼で食事後、タヌキ猫さんとともにMRT中山站から公館站へ向かった。

 公館站で下車すると、すぐ近くに公館夜市が広がっている。駅と直結していて便利であり、一方、士林夜市のように大混雑ないだろうとオフ会での行先に選んだのだ。

 下左  京鼎楼でかなりお腹いっぱいになっていたのだが、何か食べようと、葱蛋餅なるものを食べてみることにした。かなり行列ができている。
 
 
 上右  お好み焼きのように焼いてから小さく切るようだ。

 左  お好み焼きよりは固く、2切れを棒で突き刺して食べやすくしてある。ソースは、辣椒、原味、甜醤、蒜味から選んで自分でつけるようになっていたが、原味のソースをつけた。
 
  アイスの店ではマンゴーアイスもあったようだが、食べ逃してしまった。

 下左  師大夜市へは15分ほど歩いて向った。おしゃべりしながら歩くとすぐだった。師大夜市は道路の両側の常設の店が中心のような感じ。

 特に何も食べずに雰囲気を味わった。この付近には猫カフェもあり、訪問しようか考えたが、結局とりやめ。

 下右  台電大楼站からMRTに乗車。台北車站でタヌキ猫さんと再会を約束して別れた。そしてホテルに戻り、1日を終了。
 
 

 
 

 

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