3 日 目
チェンライ市内、開港5日目のスワンナプーム空港
いよいよ現地最終日。20時台の飛行機でバンコクに向かうので、ホテルは18時に出発すればよい。それで、朝食のあと、レセプションに、18時にレイトチェックアウトすることと、18時にタクシーを呼んでほしいことを連絡。ホテル代は、700バーツ(約2235円)なのだが、レイトチェックアウトは300バーツ(約975円)。タクシー代は250バーツ(約812円)。トゥクトゥクなら150バーツだということだったが、この際、快適なタクシーのほうを頼んだ。 チェンライは、街中にはあまり見学して回るみどころはない。で、街をぶらぶらして時間つぶしをしようと思うが、9時にホテルを出発して、昼食時間も入れて、15時30分までもつかどうか。6時間くらい、街歩きして、そのあとは、ホテルに戻って、シャワーで汗を流した後、18時まで一眠りしようという心積もりだ。 最初に向かったのは、山岳民族博物館。ホテルから10分もかからない。この建物の1階に、前日に夕食をとったレストラン、キャベジズ&コンドームスがある。5階建ての建物であるが、博物館は3階にある。博物館を運営しているのは、山岳民族支援や環境保護の活動をしている団体であるPDA(Population & Development Association)で、団体の事務所と兼用の建物になっている。入場料は50バーツ(約162円)。館内の撮影禁止。 山岳民族の使っている道具や衣装の実物が展示されている。山岳民族の作った衣装や手工芸品などが売られている。 もっとも、展示を期待して行くと、この博物館はがっかりであろう。たいしたものではない。 この博物館の特徴その1。20分間のビデオ上映があること。入館時に何語か聞かれて、展示を見終わったころに上映の準備が終わって、見ることができるようになっていた。このビデオはかなり優れたもので、タイの山岳民族についての概要がよくわかるように編集されていた。 ビデオの内容をまとめておく。
この博物館の特徴その2。1階のキャベジズ&コンドームスで、コーヒー、紅茶、水が飲めるということ。暑かったので、冷たい水にした。 博物館では、ビデオとレストランでの休憩に時間をとったので、1時間滞在した。できれば、ツアーで山岳民族の村に出かける前に訪問しておけば良かったと思った。 続いて、メンライ王の像へ。 タイ北部には、チェンマイを都にした、ラーンナー王朝が、近代にタイの大部分を治めるようになったチェクリ王朝とは別に、19世紀末まであったのだが、その創始者がメンライ王である。
トラックの荷台を利用した露店の果物屋。
日陰を選んで街歩き。ここではブルータクシーと呼ばれるものがいきかっている。
病院。英国風の建物だったので撮影した。この建物以外に、現在風の棟がいくつもある大きな病院だった。
道路表示には漢字も使われていた。そして宮殿のような装飾がついている。
街中のところどころに国王の大看板がある。国王在位60年で、本年、特に多 いのか、普段から多いのかは不明。 上は、軍服姿。右は、カメラを持って農村を歩いている姿である。
ワット・プラシン。
ワット・プラシンの本堂内。 ワット・プラケオ。 左は本堂。かつて、バンコクのワット・プラケオににあるエメラルド仏もここに一時期おかれていた。 右は、1990年に故シーナカリン皇太后の90歳の誕生日を祝って造られたエメラルド仏。(バンコクのエメラルド仏と同じ大きさ。本堂ではなく、その裏手の建物に置かれている。)
市場内。売り子も客も黄色のポロシャツを着ている人がとても多い。街中では10人にひとり程度であるが、市場内では5人にひとり程度の人たちが黄色のポロシャツを着ている。 黄色は国王在位60年のこの年、国王の長寿をお祝いする色とされているのである。 どうしてか、国王の誕生日は月曜で、黄色は月曜の色だからだ。この日は月曜日。だからか、特に黄色を着る人が多いようだ。
市場内にて。 店頭にはずらりと、黄色のポロシャツが置かれている。199バーツ(約647円)均一のようである。最上段には、「王様大好き」という意味のタイ語が書かれたTシャツが並べられている。 「大好き」の部分にはハートマークも書かれている。 曜日ごとの色と方角は、下の通り。また、曜日ごとの仏像の形も決まっている。 そういえば、ミャンマーでも、曜日ごとに方角や動物が決まっていた。でも、水曜は午前、午後にわかれていた。(参考 ミャンマー編 ヤンゴン10) タイでは水曜は午後6時ごろでわかれるらしい。
昼食に、市場近くのレストラン、ホー・ナリーカーに入った。やはり、黄色のポロシャツが目立つ。
まずは、シンハビールを飲みながら、料理を考えた。
トム・ヤンクンと料理名は不明だが魚フライや野菜を酸っぱいソースであえた料理にした。ビールとあわせて250バーツ(約812円)。トム・ヤンクンは、今まで食べたうちで、一番辛くなくて、拍子抜けだった。
街の中心にある時計台。工事中だった。
ナイトバザールの場所は、閑散。
前日の夜は、近くまで行きながら、バスターミナルがどこにあるのかよくわからなかったが、昼間行くとすぐにわかった。ナイトバザールのすぐ隣にあった。夜はどうしてわからなかったのだろうか。 予定通り15時30分にホテルに戻り、シャワーを浴びて、しばらく休んだ。 18時にレセプションに行くと、すでにタクシーが待っていて、すぐに空港に向かうことができた。
15分ほどで空港着。まだチェックインがはじまっていなかったので、しばらく待った。 チェックインでは黙っていても、国際線として処理され、出国税500バーツ(約1570円)もチェックイン時の徴収。 出国手続きをして、待合室で待機。ここでは、国際線客と国内線客は同室である。国際線客は胸にシールを貼ることになっている。 空港に早く来たが、特にすることもなく、客のなかなか増えない待合室で待った。
お坊さんの専用待合場所。ミャンマーのマンダレーで同様のシートを見たが、タイでは初めて見た。
ようやく搭乗。 ごく簡単ではあるが、ボックスに入った軽食が配られた。
スワンナプーム到着。 国内線から国際線へのチェックポイント。2階にあり、4階の国際線コンコースに向かう途中、3階あたりから撮影。
上は、国際線のDコンコースの4階にある売店。 スワンナプームで出国した場合は、左のところに出てくることになる。
出発案内板には、かなり多くの便が表示されていて、以前よりも格段に便利。 何と、翌朝8時台までの便が表示されていた。ちなみに1時間ごとの便数を数えてみたら、23時台が18便、0時台が11便、1時台が10便、2時台が6便、3時台が3便、4時台はなし、5時台が2便、6時台が3便、7時台が11便と、まさに24時間空港だ。 さて、以前の空港では、待ち時間にフレッシュジュースをよく飲んだ ので、新空港にも売店がないか探したら、あった。あった。少し値段が高いのが難だが、今回ものどを潤す。
上は、Cコンコースの荷物検査を受けて、4階から2階に下りるところ。 左は、C2aの待合室。
出発ゲートがC2aと表示されていたので、連絡バス利用かと思ったが、そのとおりで、連絡バスでの移動となった。
帰国便に搭乗。
出発後すぐに、スポンジケーキの軽食。そして、到着1時間半前に朝食。魚の和食をチョイス。 予定より20分ほど早く関空に到着した。
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