3 日 目

 

 

 朝食は前夜に買ってきておいたパンと飲物を部屋で食べてすませた。この日も9時に出発。

 

 

 

 

 

 

 レッドラインでハリウッドに向かう。ハリウッド方面は"地下鉄のメトロ"があって便利だ。この日は券売機で1日券を$5で購入。

  20分ほど乗車して、Hollywood/Highland 駅で下車。ここがハリウッドの中心地なのだ。

 地上に上がると何やらゲートのような建物が、、、これがHollywood&Highland といい、駅名にもなっているショッピングセンターだ。

 ゲートの3階、4階の連絡通路のようなところに人が写っているが、この人たち、丘に建てられた HOLLYWOOD の文字を見ているのだ。あとで行ってみることにした。

 

 

 

 

 ゲートに背を向けると大通りがあり、さすがハリウッドらしく映画館が並んでいる。目の前にななんだか派手なデコレーションをほどこした映画館があった。エル・キャピタン・シアターで、有名なところらしい。

 そして歩道に出てみると、★が並んでいる。その中には人名が書いてある。

 有名人はいないかと、少々名前を見ながら歩くとあった。エルトンジョンンの名前が。

 この★が、ウォーク・オブ・フェイムで、Hollywood Blvdの歩道に5km!にわたって埋め込まれているのだと。

 

 

 

 

 

 そして、目の前に何やら中国風の建物が出現。世界一有名な映画館、チャイニーズシアターだ。

 映画館の建物自体が観光地になっている映画館というのもほかにはあまりないだろう。

 チャイニーズシアターの前には、大通りと映画館入口の間に小さな広場ができている。この広場には、有名な俳優の手形や足形が記されているのだ。

 何と、ドナルドダックの足形まであった。

 

 

 

  

 次に同じ並びにあるコダックシアターへ。ここは毎年、アカデミー賞の授賞式の会場になっていて有名だ。この階段を受賞者が上がっていくのにならい、自分も上がってみた。

  コダックシアターからHollywood&Highlandに建物内を通って行き、HOLLYWOODの文字を見た。左は普通に撮影したもの。下は、望遠を最大にして、さらに拡大したもの。

 

 正しいハリウッド観光だと、映画を見るってのが必要なのだろうけど、自分は映画には関心がないのでパス。1時間少々の滞在だった。

 次は、ファーマーズ・マーケットに向かうつもりだった。ところが、ちょっとした失敗。どう考えたのだろう、大通りを反対側に渡って、逆向きのバスに乗ってしまったのだ。

 217系統というのは調べてあったが、逆向きに乗って、その終点で下ろされて初めて間違いに気付いた。それで、夕方に行くつもりをしていたコリアンタウンに先に行くことにした。

  幸いなことに、下ろされたバス停はレッドラインの駅の近くだったので、移動しやすかった。

 Wilshire/Vermontで下車すると、そこはコリアンタウン。少し歩くと韓国の総領事館があった。

 

 LAのコリアンタウンはとても大きくて、4km四方の範囲にハングルがあふれている。NYにもコリアンタウンはあるが、それとは比較にならないくらい大きいコリアンタウンだ。
 

 LAのチャイナタウンは、NYやサンフランシスコよりもずっと小さい。そのため、LAではチャイナタウンよりもコリアンタウンのほうが大きい。リトルトーキョー(なぜジャパンタウンって言わないのだろう)は、チャイナタウンよりも小さい。

  コリアンタウンの中の移動も広い上、大通りに日よけがなくて歩くのが大変なのでバスで移動。バスから見える大通りの両側には、ハングルの看板が立ち並び、ここはソウルか?と思ってしまう。

 

  ちょうど昼をすぎたころで、ハドリというお店に行った。

 

 

 

 

 

 

 店内の雰囲気も韓国の食堂って感じ。でも、よく見るとハングルのほかに英語がある。言葉も英語のほうが優勢。

 何を食べようかと悩んで決めたのが、石焼きビビンパブ。もちろん、韓国と同じでおかずもいろいろとつく。ビビンバブがやってくるまで少し時間がかかったので、それまでおかずを食べて待った。

 


 

 

 

 さて、お待ちかねのビビンパブ。韓国で食べるのとまったく変わらない美味しさ。しかも、韓国で食べるよりも2,3割がた量が多い。だから全部食べると、動くのが大変なくらいお腹が一杯になった。

 コリアンタウンから16系統のバスで、ファーマーズ・マーケットに向かった。

 

 このバス、混んでいたのだが、連接車の連接部分だけ席があいていたのでそこに座った。

 あいていた理由はすぐにわかった。とんでもなく揺れるのだ。こんなに座り心地の悪い席だと、誰も座りたがらないのは当たり前。

 

  大恐慌のときに農民が野菜を持ち込んで開いた市が発祥といわれるファーマーズ・マーケット。

 

 

 

 

 

 今は、地元民向けの市場兼観光スポットとなっている。どうってことはないが、米国の市場の雰囲気を味わった。

  再び16系統のバスでビバリーヒルズ方面に向かった。しかし、バスでの移動はそ簡単じゃない。16系統っても、途中で入庫するバスもあるからだ。たまたま乗ったバスが入庫。車庫まで連れていかれて、時間のロス。

 車庫から歩いて、最寄りのバス停に戻ると、目の前を乗るべきバスが発車していき、次のバスはまた入庫。ほんとついていなかった。

 それでも、なんとかビバリーヒルズの住人が買い物をするというロデオドライブへ。この回りが住宅地だ。

 ロサンゼルスを代表する高級住宅地であるビバリーヒルズ。

 さきほど行ったハリウッドでは、スターの豪邸を回る2時間ほどのツアーが売られていたが、有名人の豪邸ではなく、どんな雰囲気の街なのかが知りたくてやってきた。

 とはいえ、観光向きではない。ただ、家が並んでいるだけだからだ。ただ、広々とした庭を持ち、見た目がきれいだというのがどの家にも共通しており、そういうことを自分の目で確かめたれてよかった。

 歩いて観光している人などいないので、不審者と思われないか心配しながら30分ほど歩いた。

 この日は、もう1か所、ロサンゼルス・カウンティ美術館に行くつもりをしていた。遅くまで開いていて、行くことは可能だったが、少し疲れたので、早めにホテルに戻ることにした。

 前日にも乗車した720系統でホテル近くまで戻った。ホテルでいったん少し休憩。

 そのあと、ガイドブックでダウンタウンの老舗レストランと書かれていた、オリジナル・パントリー・カフェで夕食。

 大衆食堂的な雰囲気のお店で、クレジットカードは不可で現金だけというのも、いまどき珍しい。壁には店の歴史を物語る写真が飾れていて、確かに老舗だとわかる。

 今回の旅行ではじめて米国らしい料理であるステーキを食べるつもりでやってきた。

 まず、サワーブレッド、コールスローのキャベツ、焼きポテト、グリーンピースが運ばれてきてそれを食べる。量が半端じゃなく多いので、食べるのは控えめにして、ステーキにそなえた。飲物はドクターペッパー。

 お待ちかねのステーキ。これもボリュームは満点。

 ただ、付け合わせは3分の1くらいを残した。 これ、2人連れでも、1人にこれだけの量の付け合わせがつくのだ。肉もかなり多いので、全部食べることはなかなかできないだろう。

 税を入れて、$21少しで、出口にあるキャッシャーで$25渡して、ノーリターンとした。

 この店からホテルまでは10分ほどだが、暗くなってからのダウンタウンは危険なので、足早になるべく明るいところを歩いた。 

 泊っているホテルの屋上に、ルーフトップバーがあり、ガイドブックでもホテルとは別にナイトスポットとして紹介されているので行ってみた。

 客室に行くためのエレベータとは別のエレベータを使って屋上へ。エレベータを出たらそこがルーフトップバー。

 青くなっているプール。気をつけて歩かなきゃ。

 明かりのついたビルが周囲を取り囲みとてもきれいだ。

 

  スライムの形をしたものが3つ。中にはウォーターベッドがあるのだが、あいにく3つとも使用中だった。

 

 

 

 

 

 この椅子はお尻の部分がずぼんと深くなっていて腰かけると面白い。プールの向こう側の隣のビルの壁に映像が映し出されている。

  夜になると気温が低くなり、暖炉では火がともされている。また電灯に見える柱にも火がつけられている。

 

 

 

 

 

 

 

 ホテルの周囲はオフィスビルが立ち並び、明かりがつけられている。ホテルより高いビルがほとんどで、摩天楼を眺めて楽しかった。

 

 

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