4  銀閣寺道〜ケーブル比叡 

(比叡山頂少し下まで)

 
 上左   京都一周トレイル 「東山」コースを再開。前回の中断地点の銀閣寺道からスタート。

 上右   北白川天満宮の鳥居が目につき、どんなところか立寄ってみることにした。現れたのは長い階段。上るしかないと、階段を上った。

 左   北白川天満宮の本殿。
 
 上左   バプテスト病院。プロテスタントのバプテスト派の教会の連盟の病院。日本ではここだけ。名前は時々聞いたのが、ここにあったことは知らなかった。

 上右   バプテスト病院の下の壁に沿って、沢沿いに進む。

 左   地龍大明神。大山祇神社の境内にある。鉄パイプで鳥居を形作っているのがユニーク。
 
 大山祇神社。小屋のようなのが社務所。無人で壊れかけている感じ。整備されていない。神社の本殿などは社務所の裏手にあるのだろうが、中には入れないようになっていた。謎の神社だ。

 この神社を過ぎると、トレイルは尾根沿いのコースと谷沿いのコースがあるが、尾根沿いを進むことにした。歩きやすく、道を迷うこともないと思ったから。
 
 尾根沿いのコースは、瓜生山をめざすが、そのと間に上ったり、下がったりとコースの起伏が激しい。いよいよ登山路に入ってきてなって感じだ。
 
 京都市街の中でも北の方の下鴨あたりの展望がきくところがあった。死の中心部は木々のために見えない。

 下左   白幽子の旧跡。白幽子は江戸時代の仙人。俗世間から隔絶して暮らしたが、実在の仙人だったようだ。彼が使った井戸の跡もあった。
 
 
 上右   このあたり地蔵さんが多いと思っていたら、”36童子巡り”というのがあるようだ。で、面白かったのは、この地蔵で指をみると、ピースをしているように見えるのだ(笑)。

 左  瓜生山の山頂に到着。祠があり、ちょっとした広場になっている。

 
 
 
 上左   尾根沿いと谷沿いのルートが合流。この付近は車も通れる林道の一部になっていた。昼食はこの付近でとった。

 上右   石鳥居があったが、由来はわからず。鳥居はあっても、社殿などはなかった。

 左   林道から別れて再び登山道へ。いったん下ったあと、沢を渡り、さらに2度上って、2度下がって、沢を2か所渡った。
 
 
 上左  「水飲対陣之跡」の碑。南北朝時代、比叡山に逃れた南朝の後醍醐天皇を守る戦いがこの付近であった。南朝側の千種忠顕と北朝の足利忠義がこの付近で対陣した。

 上右  「浄刹結界跡」の碑。「浄刹」は「清浄な領域」の意、「結界」は「修行の妨げになるものの出入りを禁ずる」の意。ここからが延暦寺の敷地なので、清浄でないもの(=女人や牛馬を意味するらしい)は入るべからず、ということだろう。

 左  「千種忠顕御戦死之地」の碑。建武の新政で活躍したが、足利側との戦いで敗れ戦死した。
 
 電波塔の前からの眺望がすばらしかった。写真の下のほうに、V字型の細い線とその真ん中に太い線が見えるが、V字が賀茂川と高野川、その中の太い線が下鴨神社の参道の糺の森。
 
 ケーブル比叡駅。駅の裏側なので駅名などは書かれていない。ここが今回の最終地点であり、「東山」コースの最終地点。次回は「北山東部」コースに入るのだが、この駅から再開だ。

 下山するケーブルの発車が近く、駅の表側やトレイルの最終地点の柱などを確認する時間がなかった。
 
 駅では切符の窓口も券売機もなく、改札口でお金を出して切符を買う。ケーブルの図面が書かれた切符だ。

 改札口で切符を買うのに時間がかかり発車時間に間に合うか心配だったが、切符を売ってたのは運転士だったので大丈夫だった。
 
 ケーブル車両。下の駅に到着時に撮影。

 叡山ケーブルは高度差が561mで、これはケーブルとしては日本一。

 今回歩いたコースは、出発した銀閣寺道が76mで、ケーブル比叡駅が690mなので、高度差614m。ケーブルで一挙に上った高さを下りてしまう。
 
 
 
 上左   車内。

 上右   最前席(運転士の横)に座ったので、行き違いの箇所で上ってくるケーブルをよく見ることができた。

 左   下にあるケーブル八瀬駅。
 
 200mほど離れている叡山電車の八瀬駅。

 下左   叡山電車の出町柳行き。

 下右   車内。とても長い席。
 


 京都一周トレイルのトップページ 全体のトップページ