3日目 ト ロ ン ト
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トロント観光 |
上左 24時間以上かけてトロントへ移動し、その翌日にはナイアガラ日帰りに丸1日かけた。その疲れのためか、トロント観光をしたこの日は起きたのが10時。そのあとシャワーを浴びて、ホテルを出たのは11時。 地下鉄駅の入口にはドアがある。冬の雪や寒風対策だろう。 上右 券売機。 左 1日券を購入。地下鉄、ストリートカー(路面電車)、バスが乗り放題。紙製だがICチップが入っていて、自動改札を通過できる。なお、券面は英仏2か国語の表示。 |
上左 地下鉄車内。 上右 ユニオン駅で下車。 左 前日もやってきたユニオン駅。背後にCNタワーが見える。 |
ネットでトロントのブレークファスト店を探すと、エッグスペクテーションの人気が高かったので、利用してみた。 ユニオン駅から10分ほど歩いたところ。 |
入店したのは12時で、朝食のつもりが昼食になった。 満席に近かったが、店員が空席を作ってくれ、座れた。自分のあとにやってきた人からは入口で並ばねばならなかったので、助かった。 |
Southwest
Sunrise。 オムレツ、ポテト、フルーツのセット。 下左 別にパンがついてくる。 下右 飲物はTropical Paradise。ミックスジュースだ。 チップ込み合計、約27カナダドル(約2400円)。 |
食事後、ストリーカーでフォート・ヨークに向かおうと、ストリートカーの起点でもあるユニオン駅に向かった。 ところが、停留所が見つからず、道路にあるはずの線路がなかった。そのため、一部区間が廃止されたと思った。 でも、1停留所間を歩いて、地下の停留所へ下りる階段を見つけた。都心ではストリートカーが地下を走っていたのだ。 |
クイーンズ・キーの地下停留所。ストリートカーがやってきて乗車。 クイーンズ・キーは、かつては倉庫が並んでいたが、ウォーターフロント開発で大ショッピングセンターに生まれ変わったところ。時間の関係で、ショッピングセンターにはいかない。 下左 車内。 下右 フォート・ヨークで下車。 |
1813年のヨークの戦いの古戦場の案内板。 1812年に始まった米英戦争の主な舞台はカナダであった。1813年、ヨーク(現在のトロント)にあった英軍要塞を米軍が破壊し、ヨークを占領し、略奪をおこなった。 やがて米軍は撤退し、1815年に要塞は再建され、それが保存、公開されている。 |
入場すると、楽団の演奏が聞こえてきた。衛兵のパレードだった。いい時間に入場できてよかった。 |
衛兵による射撃も行われた。 下左 兵舎などの内部は展示がある建物と何もない建物があった。 下右 要塞の全景。 説明を見ると、米国が英領カナダを侵攻してきたというのが公式スタンスのようだ。米国とカナダは兄弟国のように思っていたので、意外感がある。 |
このあと、いったんユニオン駅に戻って、地下鉄に乗る。 |
ユニオン駅の地下ではストリートカーと地下鉄の連絡通路があり、スムーズに乗り換えられるようになっていた。 |
地下鉄オレンジラインのデュポンで下車。10分ほど歩くと、城のようなものが見えてきた。 カサ・ロマだ。見た目は古そうだが、できたのは20世紀はじめに建てられた個人の邸宅なのだ。 この建物の建築費用のために、持ち主の富豪は破産してしまったとか。 |
10分ほど並んで入場券を買い入場。 オークルームという広大な応接室。昔の写真を見ると、ソファーやピアノが写っていて、コンサートも開かれたのかもしれない。 |
ラウンドルーム。窓の部分が丸くなっているが、一番高いタワーの下の部分にあたる。 |
ピーコック・アレー。長い廊下で、両側には部屋が並ぶ。 下左 シャワー。パイプやコックがたくさんついているのが不思議だ。 下右 屋根裏に上れるようになてったので、上がってみた。上れる人数に制限があり、しばらく並んだ。 |
カサ・ロマの隣には、個人の邸宅とは思えないスパダイナ博物館があり、行くつもりだったが、寝坊のため、時間が足らなくなり、あきらめた。 最後に訪問したのは、ロイヤル・オンタリオ博物館。地下鉄駅に下りると、博物館最寄りの駅の雰囲気がでていた。 |
ロイヤル・オンタリオ博物館。 年代を感じさせる旧館と斬新なデザインの新館が合わさっている。 |
カナダに住む先住民族のコーナーが充実していた。 |
館の中央に恐竜の骨格模型があった。恐竜の化石の展示も充実しているとのことだが、時間切れで見ていない。 |
日本のコーナーも展示品が結構多くて興味深かった。 博物館には閉館30分前に入場して大急ぎで見て回ったが、残念ながら、半分ほど見て追い立てられるように外に出た。 |
ストリートカーの起点まで歩いていこうと、地下鉄の走る上を道路を歩いた。道路わきにリスが何匹かいた。街中でリスを見られるとは思っていなかった。 |
ストリートカーの起点のスパダイナ。地上にある入口はビルの一角にあって、地下に駅があるとは想像しにくかった。 |
ストリートカーに5分ほど乗ってチャイナタウンで下車。前々日にも行ったところだ。この日は、ベトナム料理店の「プー・ホン」で夕食。 |
店内はかなり混んでいた。やはりベトナム系という感じの人たちが多く、ベトナム語が聞こえてくる。 入店する前はフォーでも食べようかと思っていた。 |
メニューを見ると、なんと前年、チャウドックで食べた、名物麺「ブン・マム」があった。「ブン」という米麺を「マム」という魚を発酵させた調味料のスープで煮た麺料理だ。 ベトナムは各地に名物の麺が多いが、「ブン・マム」だけがメニューに書いてあったので、これに決めた。 ベトナムで食べたときより美味しく感じた。量はベトナムで食べた2倍以上あった。 |
ベトナムと同じく野菜もついてくる。葉っぱのような野菜があるのも同じ。ただ、野菜の量はベトナムの半分ほどだ。 ベトナムの麺というとフォーが定番で、もちろんメニューにあったが、それ以外の麺では、ブンボーフエやブンチャーなどのほうが有名で、まさか「ブンマム」があるとは思いもよらなかった。 |
「ブン」は米麺だが、フォーが切り麺なのに対し、押し出し麺。どちらもコシはない。 美味しかったのだが、量が多く、食べきるには時間がかかった。 |
具の中にはオクラもあった。 下左 ビールはベトナムのものじゃなく、カナダのビール。アッパー・カナダという銘柄にした。 下右 開拓時代の農民などが描かれている。アッパーとは、上流の意味で使われ、現在のオンタリオ州などをさす。(ローワーはケベック州をさす。) 麺とビールで、チップ込み、約20カナダドル(約1800円)。フォーなど安い麺だけだと、チップ込みでも10カナダドル程度で比較的安い店だった。 |
ホテルまで1qほど歩いた。横から見ると、かなり高層のホテルだ。ホテルに帰ると21時。 この日は、あとスパダイナ博物館とオンタリオ美術館に行きたかったのだが、寝坊のため行けなった。翌日はオタワに向かうので、もしトロントを訪れることがまだあれば行くことにしよう。 |