13  リヒテンシュタイン

リヒテンシュタインへ
 インスブルックからミニ国家、リヒテンシュタインを日帰りする。

 インスブルックからオーストリアのほぼ西端のフェルトキルヒまで、8時47分発のブゲレンツ行きに乗車。
 
 途中、チロルらしい山岳と農村の風景が美しい。
 
 農家がかなり高い位置まで建っているいる。
 
 10時42分、2時間弱でフェルトキルヒに到着。駅前に出る。
 
 11系統のサルガンス行きに乗車。フェルトキルヒを出ると間もなくリヒテンシュタインに入り、首都のファドーツを通り、リヒテンシュタインの南のスイスのサルガンスまで行くバスだ。
 普通の路線バスだが国際バスだ。30分ごとに運転されていて便利だ。

 クレカのタッチ決済もできて、往復券(券面上は1日券)で8.8CHF(スイスフラン)。
 
 リヒテンシュタインの国境の検問所。行きは係員が車内に入り、中を見て回ったので、撮影は避けた。これは、帰りにオーストリア側に抜けるときに撮影。

 リヒテンシュタインは国境管理はスイスに任せていて、スイスの係員が車内に入ってきた。スイス、リヒテンシュタインは、シェンゲン協定にはいっているが、EUにははいってないので、こういう措置があるのだろう。帰りには係員の乗り込みはなかった。
 
 ファドーツに着く少し前に、道路わきに日本領事館が建っていた。建物の右端の1階と2階の間に何か見えるが菊の紋章だったので領事館だとわかった。
 40分ほど乗車し、ファドーツの中心のバス停である「ポスト」で下車。郵便局の前だ。ここからファドーツ観光スタート。

 リヒテンシュタインでは、横断歩道はどこも黄色。
ファドーツ観光
 2、3分で、市役所前に到着。ここがリヒテンシュタインの中心地のようだ。

 左上にはファドーツ城が見えている。
 
 頭上のリヒテンシュタイン城。侯爵家の住居のようで、入場はできないが行ってみることにした。
 
 20分ほどかけて、丘に上る。展望台からみたファドーツの街。
 
 城についたが、入れないので引き返す。
 
 市役所近くに戻り、郵便博物館へ。この建物の2階。さまざまな記念切手を販売するのも国の収益に役立たせているようだ。
 
 国立博物館。

 最初に、郵便博物館の1階は宝物館になっていて、王冠などを見る。宝物館は撮影禁止。そのあと、この館に戻り、展示を見る。
 
 館内。古代遺跡から現在の国内企業の紹介までさまざまな内容。

 かつてはオーストリアと同盟をしていたが、第1次大戦後の制裁の影響で、リヒテンシュタインも打撃を受け、同盟先をスイスに変えたようだ。そして、今もスイスとの同盟で、国境管理もスイスがおこない、通貨はスイスフランになっていることも判明。
 
 博物館の隣は国会議事堂。
 
 お腹がすいたので「バル」というカフェに入店。
 
 店内。パン屋もやっているようだ。

 下   アスパラガスを使ったオープンサンド。アスパラガスはうまい。
 
 カプチーノ。

 サンドは1つ5、カプチーノは4.5、計14 .5CHF(約2500円)。スイスの物価水準と同じなので、スイスがオーストリアよりも物価が割高であることがわかる。
 大聖堂。

 下   街の中心から20分ほど歩いて、旧ライン橋へ。
 
 屋根がある木製の橋。1901年にできたもので、近年改修。歩行者と自転車専用。
フェルトキルヒ立ち寄り
 ポストからヘルとキルヒに向かう14系統のバスに乗車。駅があり、どんな鉄道なのか気になったが、よくわからなかった。
 フェルトキルヒでは、次の電車まで少し時間があったので、駅の手前で下車。
 ねこの塔。由来などは不明。
 街の中心部。
 大聖堂に入ってみた。
 17時17分発、ウィーン行きに乗車。ウィーン着は23時をすぎる。
 まもなく雪景色になり、インスブルック到着の少し前までこんな感じが続いた。
 2時間ほどで、インスブルック着。駅コンコースにスーパーが入っていて、夕食を買って帰ることにした。

 チロルの山中より少し気温が高いようで、雪ではなく雨だった。宿まで傘をささずに移動。
 ビールは「チロラー・ヘル」。リエンツの「ブロガーブロイ・インスブルック」製。
 
 以前、英国で買って、まずかった思い出がある、海外での寿司。今回は、激マズとまではいかなかったけど、やはり美味しいとは思えなかった。
 

 

 

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