4 日 目  アクロティリとフィラ

 

アクロティリ遺跡
 前日とほぼ同じ朝食。8時からだが、このあと8時30分のバスに乗るので、急いだ。
 デザート。缶詰の黄桃。前日はいただいている時間がなかったが、この日は食べることができた。
 バスターミナルに行くと、アクロティリ行きのバスは英語で行先案内がでていて、この日はすぐに乗れた。
 30分ほど乗って、アクロティリに着くと、バス停は遺跡の入口の真ん前にあった。9時からの入場開始にちょうど間に合った。
 
 少し歩くと大きな建物があったので、遺跡を見る前に展示施設を見ていくのかと思った。中に入ると、そこが遺跡だった。遺跡の全体を屋根で覆って、建物内に遺跡を入れていたのだ。
 
 住居跡。前日、フィラの博物館で見た壁画は、このような建物に残されていたもの。

 前日に壁画や出土したものを見ているので、住居跡なども興味をもって見ることができた。
 
 見学通路が設けられ、そこを歩いて見学。

 屋根は遺跡を日光や風雨から守るのが最大の目的なのだろうが、見学者にとっても暑くなくて良い。しかも足場もよくて歩きやすい。

 難点を言えば、ここが何っていうような案内が少なかったことかな。
 
 遺跡を覆ってきた建物から退出。初めてやってきたら、この中に遺跡があるとは思えない。

 日本では福岡の平和台球場跡にある鴻臚館(古代の迎賓館)がこの展示方式だったので驚いたことがある。
 バスの出発時刻を気にしながら、大急ぎでレッドビーチを往復した。

 崖が赤い岩石でできていて、ビーチも赤茶色。
 海岸まで下りてみた。

 下左   水はとてもきれい。

 下右   バス停には余裕で戻れて、フィラに向かう。
 
 
 
再びフィラ散策
 フィラに戻り、街を見下ろせるところまでやってきた。

 下   自分が歩いたのは崖上だったので、その下に崖の斜面に白い建物が密集していることがよくわかった。
 
 
 崖下に向かうロープウェイ。6つのかごが一緒に動くようになっていた。

 乗ろうかと迷ったけど、下りてもボート乗り場があるだけなので乗らなかった。

 下   フィラとイアの間にある集落。まるで雪のように見えるが、崖上に白い建物が並んでいる。
 
 
 市街地が続く中、いつの間にかフィラの北隣のフィロステファニまで歩いてきた。

 青屋根の教会が美しい。

 下   別の青屋根教会。
 
 
 フィラに戻り、カトリック教会へ。ドームや鐘楼はオレンジ色が基調。美しい配色だ。
 
 カトリック教会なので、礼拝席と祭壇の間の仕切りはないし、聖人の顔の絵などもない。
 
 すでに14時を回り、遅い昼食。「ディオソニス」に入店。

 この店にしたのは、地ビールの醸造所「サントリーニ・ブリューイング」が経営するレストランだから。
 
 庭を取り囲むオープンな店内。
 飲物は地ビール「イエロー・ドンキー」。一般的な色だが、フルーティーでさわやかな感じだ。
 
 いわし。

 メニューでは調理法までわからなかった。出てきたのは、頭をとって焼き、ぽん酢のようなものをかけてあり、日本のいわしを思い出す。
 
 「ホワイト・ドンキー」。もっと白っぽいのかと思っていたが、そうじゃないし、爽快感はするけど、イエローとどう違うかとなるとわからなかった。
 
 スズカキャ。

 大型の細長い肉だんごがご飯の上に乗せてある。

 香辛料が使われているが、そんなに多くなく、食べやすい。デミグラスソースのようなのが少しかかっている。
 
 肉だんごの断面。
 
 地ビール醸造所でもあるので、いろいろな種類のビルも販売している。
 
 
 上   宿で3時間ほど休憩。夕食は抜くつもりで、外出。

 夕焼けは雲のため、あまりよく見えなかった。

 左   暗くなるにしたがって、明かりがついていく崖の建物。
 
 しばらく待ち、同じ場所の夜景を見て、宿に戻った。

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